お別れ会?|安倍前総理大臣の国葬 |ABEMAPrime議論からの感想
超アバウトにまとめてみた
「国葬」に反対なら「お別れ会」でいいんじゃない?ひろゆきさんの意見に対して「権力犯罪を監視する実行委員会」共同代表の岩田薫さんと立憲民主党参議院議員の小西洋之さんは、そういう問題ではないと。
国葬だと国の予備費が使われますが、それは国民の税金でもあり、それに対して、自民党葬になれば自民党が国葬資金を負担してくれるのだそうです。
総理が他国へ外交で会いにいけば1国あたり3~4億円かかるのに対し、国葬にすれば多くの大統領や首相が会いに来てくれるのでコスパよしなとひろゆきさんの意見。
岩田さんはそれだけ多くの首相が日本に来賓として来られるなら、今回の事件による警備は物凄い金額になるだろうと。9月27日(火)がそれだけ大きなイベントになれば当然国民にとっても大きなイベント化される。学校で生徒に先生がどう説明するのか、えらい人が無くなったからと説明することについて、安倍さんは多くの問題を残しておられるため、歴史が人物を評価するところに至っていないと。さらに高速道路などが混雑し物流など企業活動に悪影響を与えるだろうと。
岩田さん:コストかかる
ひろゆきさん:警察は国民の税金からお給料ですよ。国葬が問題というのであえれば内閣府主催のお別れ会にすれば問題ないのでは?
小西さん:そもそもコストや国葬という名前が問題なのではありません。正当な手続きを経ずに民主主義と言えますか?
ここからはさらにアバウトに私なりにまとめています。
さらにアバウトなまとめ
反対意見:岩田さん、小西さん
・安倍元総理大臣。諸々の問題をうやむやにしたまま岸田総理に引き継がれたので国葬は疑問
・民主主義を断固として守り抜くの岸田総理の意見:答弁の時、拒否されつづけた。
・民主主義は国民主導であるべき。国民の意見を無視するそういう閉鎖的な政治は真の民主主義とは言えない。
・自民党への襲撃ではなく、安倍元総理個人への事件を政治問題とし、民主主義への脅威だと岸田総理が断定していることに違和感。
ひろゆきさん(賛成):
・どの総理大臣でも完全に清廉潔白はありえない、A級戦犯問題など歴代の総理大臣は安倍元総理大臣の問題どころではないのでは?総理大臣時代の悪い事だけで国葬にしないことありました?
中立:ジャーナリストの堀潤さん、成田悠輔さん
・堀さん:立法府の方々にはまずは国葬について、ファクト(予算、法的根拠)を国民に明らかにしてほしいな
・成田さん:与野党の今までの議論の延長?それなら、今いない安倍さんにあまりにも否定的な感じが伺える。
小西さん:追求しているだけで否定はしてませんよ。追及してもあまりにも閉鎖的過ぎるから否定しているようにみえるだけですよ。
司会の平石さんによる論点整理:
従来の国葬についての議論ではなく、特別で大掛かりなこと(安倍さんの国葬)の閣議決定に対する賛否の議論
ひろゆきさん:国民が決めた与党が決めたことは、国民の意見なのでは?ある程度の価値観の違いはあるかもしれないけど、最後に決めたのが国民が投票した政党の決めた事だから賛成するのが妥当では?
小西さん:法治国家、議会制民主主義の理解を誤っています。
司会の平石さんによる論点整理:
内閣の権限について:
・ひろゆきさん:ある
・小西さん:無い
中立:成田さん:
大騒ぎ(議論)するほどのことかなぁと疑問。
小西さん:民主党の意見をないがしろにされて、閣議決定されていることはおかしい。
成田さんが提案する[必要な議論(1~3)]
1.安倍さんの是非
2.コスト
3.法的手続きの妥当性
1.安倍さんの是非:
成田さん:国民を説得できなかった民主党が今更安倍さんの問題を議論にあげても仕方がないのでは?
2.コスト:国葬費1,2億は国にとればポケットマネーなのに、その議論よりも他に大事な今議論すべきことはたくさんあるんじゃないか。
→小西さん:安倍元総理から引き継いだ岸田インフレで苦しんでいる生活者にとれば大事な議論すべき金額。
→成田さん:インフレ率数パーセント問題と国葬費をごっちゃにするのは良くないのでは?
→小西さん:そんなインフレをつくった安倍さんはじめ自民党に対して、国葬の否定の為の議論はすべきでしょ。
→平石さんによる確認:成田さんは今議論して自民党を批判するでなく、次の選挙で挽回すればいいということですよね
→成田さん:そうですね。
→岩田さん:選挙の問題もあるかもしれない、けれど、憲法の問題ですよ。今もまだ法律が古い憲法にのっとっている、国葬令は旧憲法にのっとっていることが問題なのであって。
→成田さん:それならコスト、安倍さんの是非とか話を広げずに、憲法、法律の話だけに絞ったほうが全うな議論になるのでは?
→小西さん:総合的(コスト、是非、手続きの法的妥当性)に議論すべきでしょ。
成田さん:それだと結局、是非の部分が多な割合で議論されてしまい、安倍さんを否定する意見が大々的に出てきてしまうだけになるのでは?公平な議論にはならないのでは?
→小西さん:専門家、ジャーナリスト、政治家、国民それぞれの立場で換気し合いながら議論した結果、自民党が強硬するのであれば、分断国家になるんでしょうね。
ひろゆきさんの意見:憲法や法律を改正することは、選挙よりも優先されるべき。だけど、まだ改正されていない状態なので、選挙が一番なのでは?
民主党など安倍さんに対する批判もあるかもしれないけれど、それらを総合して国民が投票したのが自民党(与党)だから、与党に従うしかないのでは?
小西さんが思う批判・問題点は、国民は行政権の範囲内だとすでに承知済みですよ、だから国葬は取り行われるべきだと。
小西さん:ひろゆきさんは誤解しています。
ひろゆきさん:その誤解していますを司法が言えばそうなんでしょうけれど、司法は誤解しているとは言っていませんよね。その上で選挙で負けた小西さんの意見は少数派の意見とみなされるだけで重要視されないのでは?
小西さん:この議論は朝日新聞、東京新聞の社説でも書かれているくらい重要です。
成田さんの感想:逝去後もここまで議論される安倍晋三の底知れぬ巨大さよ!
my感想
Abemaプライム(アベプラ)を見た直後は、そういえばそうだよね、もしこのまま国葬が遂行されれば?それは日本は安倍総理時代のすべてを肯定することになるんだ、ってことは世界に改めて安倍政権時代の主義主張政策をアピールすることになり、それは靖国参拝や原発についても世界に改めて意思表示していることにもつながってしまうんだと。
一方で、ご本人の望まない事件でお亡くなりになられたのだから、与党野党敵国味方国も超えて、被害に遭遇された総理大臣としてお見送りしてあげる必要がある、それは二度とこんな事件が起きないようにする意味もありで、国民そして世界が平和を目的として1つになるいい機会として、あ、やっぱりお別れ会だと。
今記事を書いている一方で、小西さん、岩田さんのおっしゃることも一理あると思い直し民主主義が閉鎖的で与党に権限が集約され過ぎている面もあり、それは是の時はいいけれど否の時は鉄の壁になるとも思ったり。
一方で被害にあわれた安倍総理大臣は全く悪くないと。
今回の事件による逝去は、従来の安倍総理の是非、コスト、憲法法律、思想、価値観などの問題とは別の次元で考える必要もありはしないだろうか、お別れ会だやっぱり。
番組の最期に急展開、小西さん'sマジック?