Can you stay a little longer?ゆっくりできますか?におけるa littleは名詞で無い&なぜ〇詞!?
Q:
Can you stay a little longer?のaはどういう品詞ですか?
longは副詞、littleも副詞で、littleはそれ自体(aがない場合だと)ほとんど~ないという量がほんのわずか、程度が本当に少ない意味をもつため、否定語に分類されてつかわれます。
ここにaがつく、ということは、このaは、1という割合を持たせる(10割の意味をもたせる)aということで、冠詞のaでしょうか?それなら、littleは名詞でなければならないことになりますが、名詞だとloneを修飾できませんよね?aの品詞は何でしょうか?
コパイロ先生:
「Can you stay a little longer?」の「a」は冠詞です。この文では、「a little longer」は「少し長く」という意味の副詞句になります。「a little」は「少し」という意味の副詞句で、「longer」を修飾しています。
「a little」の「a」は冠詞で、「little」を名詞として使っていますが、この場合、「little」は「少しの量」という意味の名詞として使われています。したがって、「a little longer」は「少し長く」という意味の副詞句として機能します。
Q:
例えば、somthingは、あたたかい飲み物というとき、something hot to drinkという形で、something + 形容詞であり、
形容詞+somethingとはならないのと同じで、 a little という「少しのもの」という名詞で、ここにlongerをつけると「より長い少しのもの」となり、stayが他動詞となるという事で、第3文型をつくるということでしょうか?
コパイロ先生:
「something hot to drink」のように、「something + 形容詞」の形を取るのは、形容詞が名詞を修飾するためです。同様に、「a little longer」も「a little」が「longer」を修飾する形になります。
ただし、「a little longer」の場合、「a little」は「少し」という意味の副詞句で、「longer」を修飾しています。この場合、「a little」は名詞ではなく、副詞として機能しています。したがって、「a little longer」は「少し長く」という意味の副詞句となり、文全体で見ると「stay」を修飾する形になります。
「Can you stay a little longer?」の文型は第1文型(S + V)で、「stay」は自動詞として使われています。「a little longer」は副詞句として「stay」を修飾しているため、文全体の意味は「もう少し長く滞在できますか?」となります。
Q:
なぜ、冠詞のa +副詞が、副詞句となるのですか?冠詞のaはそもそも、数えられる名詞だけでなく、副詞について、副詞句を作るという性質、はたらきをもつのですか?
コパイロ先生:
「a little longer」のような表現では、「a little」が「longer」を修飾する副詞句として機能します。この場合、「a little」は「少し」という意味の副詞句で、「longer」を修飾しています。
「a little」の「a」は冠詞で、「little」を名詞として使っていますが、この場合、「little」は「少しの量」という意味の名詞として使われています。
「a little longer」は「少し長く」という意味の副詞句として機能します。
Q:
では、「a little longer」について、a litleが少しの量という名詞、longerが副詞で、「a little longer」が副詞句となるのはわかりました。ではなぜ、a littleという冠詞+名詞+副詞が副詞句になるのですか?
副詞は動詞を修飾するだけなので、名詞と副詞が繋がるのは何故なんだろうと思いました。
冠詞のa+名詞が副詞として働くという構図もあるというわけですかね?
コパイロ先生:
そうですね。「a + 名詞」が副詞として働く構図もあります。
例えば、「a little longer」の場合、「a little」が「少し」という意味の副詞句として機能し、「longer」を修飾しています。
このように、「a + 名詞」が副詞的な役割を果たすことがあります。
他にも、「a lot」や「a bit」などの表現も同様に副詞句として使われます。例えば、
「I like it a lot」(私はそれがとても好きです)や
「Wait a bit」(少し待ってください)
のように使われます。
Q:
lotとbitは名詞としての意味は何でしょうか?
コパイロ先生:
「lot」と「bit」はどちらも名詞として使われることがあります。
lot: 「lot」は「多くの量」や「たくさん」という意味を持ちます。例えば、「a lot of people」(たくさんの人々)や「a lot of work」(たくさんの仕事)のように使われます。
bit: 「bit」は「少し」や「小さな部分」という意味を持ちます。例えば、「a bit of sugar」(少しの砂糖)や「a bit of advice」(少しのアドバイス)のように使われます。
a few: 「少しの」という意味で使われます。例えば、「I have a few questions」(いくつか質問があります)のように使います。
a couple of: 「2つの」という意味で使われます。例えば、「I need a couple of minutes」(2分ほど必要です)のように使います。
a great deal of: 「大量の」という意味で使われます。例えば、「She has a great deal of experience」(彼女は豊富な経験を持っています)のように使います。
a number of: 「いくつかの」という意味で使われます。例えば、「A number of people attended the meeting」(多くの人が会議に参加しました)のように使います。
Q:
これらの語句のうしろに副詞がきたら、副詞句となるというわけですね!
コパイロ先生:その通りです!
「a little longer」や「a lot more」などの表現では、「a + 名詞」が副詞的な役割を果たし、その後に続く副詞や形容詞を修飾します。これにより、副詞句が形成されます。
例えば:
a little longer: 「少し長く」
a lot more: 「もっとたくさん」
a bit faster: 「少し速く」
まとめると、「冠詞a + 名詞 + 副詞」が副詞句として機能する場合があります。例えば、「a little longer」や「a lot more」のような表現です。
a little longer: 「少し長く」
a lot more: 「もっとたくさん」
a bit faster: 「少し速く」
冠詞「a」と名詞の組み合わせについてですが、以下のようにまとめることができます:
名詞句:冠詞「a」+名詞の組み合わせは名詞句を形成します。例:「a book」(一冊の本)。
副詞句:冠詞「a」+名詞+副詞の組み合わせは副詞句を形成します。例:「a bit quickly」(少し速く)。
Q:
もう少し詳しくまとめると、冠詞a+程度や数量をあらわす名詞について、 ①名詞句
②「冠詞a + 程度や数量を表す名詞 +副詞」で副詞句(副詞相当語句)
で、
②では冠詞a +名詞が①のように名詞句にならない理由は、
直後の副詞の程度や数量を特定しているので、副詞を修飾する副詞としてとなるんですね。
I can stay a little longer. もう少しゆっくりできます。
I can stay longer.ゆっくりできます。
I can't stay longer.全くゆっくりできません。
ここで、 I can stay little longer.とはできますか?(ほとんどゆっくりできない。)
コパイロ先生:
冠詞「a」+ 程度や数量を表す名詞について
名詞句:冠詞「a」+ 名詞の組み合わせは名詞句を形成します。
例:「a book」(一冊の本)
副詞句:冠詞「a」+ 程度や数量を表す名詞 + 副詞の組み合わせは副詞句を形成します。
例:「a little longer」(もう少し長く)
副詞句の理由
冠詞「a」+ 名詞が名詞句にならない理由:名詞が程度や数量をあらわしており、かつ、直後の副詞が程度や数量を特定しているため、「a 名詞」と副詞は意味的なつながりで連動できるので、こういうのを
副詞句(副詞相当語句)となります。
例文
I can stay a little longer.(もう少しゆっくりできます。)
I can stay longer.(ゆっくりできます。)
I can't stay longer.(全くゆっくりできません。)
さて、質問の続きの
「I can stay little longer.」について
文法的には不自然です。「a little longer」とすることで、「もう少し長く」という意味が明確になります。「little longer」だけで副詞とすることについては意味が通じにくくなりますので、littleをlongerという副詞につなげるときは、a littleでa little longerで副詞句(もう少し長く~する)で使うのが適切です。
I can stay a little longer.(もう少しゆっくりできます。)
「little longer」を使う場合、冠詞「a」を省略すると意味が変わってしまい、文法的に正しくない表現になります。
Q:
littleだけで使うと「ほとんど~ない」という否定語になるのですよね?ほとんど~ないという意味で使う場合は、 I can't stay little longer.とすれば、ほとんどゆっくりできない、とできますか?
コパイロ先生:「I can't stay little longer.」という表現は文法的に不自然です。
「little」は「ほとんど~ない」という否定的な意味を持つことがありますが、冠詞aを使わずに、littleだけで
「I can't stay little longer.」という表現は文法的に不自然です。正しい表現は以下の通りです:
I can't stay much longer.(もうあまり長くは滞在できません。)
I can stay a little longer.(もう少し長く滞在できます。)
「little longer」を使う場合は、「a little longer」として使うのが一般的です。「I can't stay little longer.」は文法的に正しくないため、避けるべきです。「little + 副詞」という組み合わせは、通常の英語表現ではあまり使われません。一般的には「a little + 副詞」の形が使われます。
例えば:
a little more(もう少し)
a little faster(もう少し速く)
a little longer(もう少し長く)
「little」は「ほとんど~ない」という否定的な意味を持つことが多いため、「little + 副詞」の形は文法的に不自然です。
例えば、「I can stay little longer.」は正しくなく、「I can stay a little longer.」が正しい表現です。
Q:
では形容詞としてなら、littleで使う(aを付けずに使う)ことはあるのですね?
コパイロ先生:
はい、形容詞として「little」を使う場合、「a」を付けずに使うことがあります。この場合、「little」は「少しの」「ほとんどない」という意味を持ちます。以下にいくつかの例を示します:
I have little time.(ほとんど時間がありません。)
There is little hope.(ほとんど希望がありません。)
She showed little interest.(彼女はほとんど興味を示しませんでした。)
このように、「little」は形容詞として使われる場合、「ほとんど~ない」という否定的な意味を持つことが多いです。
以下にまとめます:
冠詞「a」+ 名詞としての「little」
名詞句:冠詞「a」+ 名詞の組み合わせは名詞句を形成します。
例:「a little time」(少しの時間)
副詞句:冠詞「a」+ 名詞 + 副詞の組み合わせは副詞句を形成します。
例:「a little longer」(もう少し長く)
「little」の副詞としての用法
副詞句としては使われない:冠詞「a」を付けずに「little」を副詞として使うことはありません。
否定的な意味:「little」は「ほとんど~ない」という否定的な意味を持ちます。
例:「I have little time.」(ほとんど時間がありません)
まとめ
a little + 副詞:副詞句(副詞相当語句)として使われます。
例:「a little faster」(もう少し速く)
little + 名詞:「ほとんど~ない」という意味で使われます。
例:「little hope」(ほとんど希望がない)
まとめのまとめのようなもの
①littleだけで使う場合、形容詞としてしか使えない。副詞として使うことはほとんどない(不自然)。
I can stay little longer. ×
→I can't stay much longer.(もうあまり長くは滞在できません。)〇
②a littleとして使う場合、「a little 副詞」なら全体で「副詞相当語句」という副詞句として動詞を修飾し、このとき、a little のlittleは副詞的なはたらきをするが、littleの品詞といえば、このとき名詞。
・Can you stay a little longer?
③a littleとして使う場合、「a little 名詞」ならlittleは形容詞で、aは名詞に対する冠詞。
・a little bit ほんの少し(bit:名詞:少し)
④a littleとして使う場合、「a little 形容詞の比較級」ならlittleは副詞として、形容詞の比較級を修飾する。
This question is a little difficult.:少し難しい
副詞や形容詞には量がないので、程度を言う時に、少し嬉しい、少し〇〇という場合の少しについても人それぞれ感があります。なので、そのそれぞれの程度を込めた副詞や形容詞ということを、1つの事象ととらえて、冠詞aで表していて、それが副詞的に自動詞に働いて副詞相当句になっているんだなの感想を持ちました。