情報ひけらかしだけコミュニケーションから生まれるものって?
何かを語るとき、自分の意見にしてから語りなさいというケースが多いですね。最近、必ずしもそれが最善ではない気がしてきました。
すべて1人で集約問題
意見にするまでを簡単にまとめてみます。
一次情報の取得→一次情報の解釈→二次情報化→一次情報、二次情報の追加→●●次情報化・・・・
この一連の流れを一人で行い、自分の意見にまで彫刻を削っていく感じです。ここで問題視したいのは、「どの情報を取捨選択するのか」についても自分の嗜好になっている点です。自分が選択した動画をもとに、あれもこれも用意してくれて、それがいつのまにか自分嗜好で埋め尽くされるYouTubeにも似ています。
結果的に自分好みの意見にはなりますが、それは地球から大きく離れた惑星の様になっていることも多々あります。
https://note.com/shihohashi/n/n425670a8c0c3
意見交換し合う組織が個々の意見を重要視する場合ならそれでいいでしょう。
しかし、会社や行政の課題解決など、共通目標のための意見交換では、目標に近い自分の意見に彫刻家は削らなければいけません。言い換えると、共通目標に近づけるために、情報を仕入れて自分の意見の組み立てがマストとなります。つまり、「自分の意見にしてから語りなさい」を固定概念化してしまうと不都合なことも起こりうるというわけです。
自分の意見にブラッシュアップするための語り合う場の必要性
課題コミット前に自分の意見は出来上がっていなければなりません、会議で意見を言うために。一方、ミーティングの前に、誰かとの意見交換も時には必要ではないかと。簡単に言えば、誰かの意見を参考にする、自分の意見に反映させることになります。本を読むことは他者の意見を取り入れることになりますので本を読むことでも得られますが、本の場合1on1的になります。さらに、どの本を選ぶかという点においては、自分選択で結局誰の意見も反映されていない状態となりますので、より目標達成に近い考え方とは真逆に進む可能性もあります。もちろん、それはそれで、みんなにとれば刺激的で、組織自体の思考範囲を広げる役割にはなるでしょう。しかし、もし最高責任者であればどうでしょうか?下剋上ならぬ、下剋上お願いします合戦になりかねません。
自分の意見を完全に客観視するためには、本を選ぶところから組織つまり会社など共通目標を常に意識していくことが求められます。本のソムリエさんに選んでもらう場合も同じで、なぜその本が今必要なのかまで知らせることで、よりフィットした本選びができるのでしょう。
目的のための自分意見の求め方って?
ある経営者さんは、成功するためには本を読むよりも成功している経営者に聞くのが最適解だと。いわゆるメンター的にアドバイスをもらえる人がいれば、それは本で探すよりも目標にコミットできるビンゴ率は高まることになるということですよね。では、その成功している●●分野の●●さんはどうやって選ぶのでしょうか。自分で探したり、探してもらったりします。私に合った意見をくれる人は誰ですかという課題が新しく発生してきます。
探すのは人ではなく意見
共通目的を解決するための自分の意見づくりが必要の場合、その道で成功している人にお伺いするのが最善なのでしょうか。
限定的になること、成功した人と成功前の状況が必ずしも同じではない、成功するまでの状況も同じにできない(時代、趣味趣向も含めて)ことから、全て安心とは言えないのではないでしょうか。
誰かからその成功を生み出す前、生み出した過程での状況が違う、その人の意見でさえ、過去ものになってしまい、「今」の自分の課題解決のための意見だとはならないのです。もちろん、その点も込みでしょう。
意見交換の場は意見を探して学べる
ところで、意見交換は、今を多様な視点で考えている人たちによって交換されていきますので、最新の情報の中で自分の意見をブラッシュアップできます。
自分だけで自分なりに自分の意見をブラッシュアップし、本も情報源として読み込み、更にブラッシュアップに磨きをかけた状態は何にも代えがたい自分の意見ではあります。
しかし、その方向性、さらなるいい意見をゲットできることを意見交換は可能にします。
自分の意見を発表することは、発表前からさらに進化中でもあります、偉大な発明家のように、話しているうちに思いつくなども期待できますね。アウトプットしながらインプットで、すでにある自分のインプットが変化していくからです。率直な意見を聞くことができたり、他の人の意見でさらに「違う視点からの問題発見」も期待できます。さらに、意見交換メンバーは自分の何歩先もしくは何周も先の意見であることも珍しくありません。
ブラッシュアップ≠鵜呑み
意見交換は意見を自分の意見にしてしまうことではありません。走ることをステップ&ジャンプと考えた場合、走ることで体がシェイクされ疲労物質の循環排出が良くなるからです。縄跳びなどもそうですね。意見交換によって自分の組み立てた意見が他の意見と一緒に一旦シェイクされ、再度組み立てることがブラッシュアップではないかと。そのためには、自分の意見について、途中であっても、なぜ参加するのか、参加してどういう事を知りたいのかを明確にするとより意見交換は効果を発揮するでしょう。
自分がブラッシュアップし続けることに関して、どこかの地点で妥協することで自分の意見となりますので、自分意見をつくるという目標というより、意見交換で自分意見の進化の妥協点を見出すと言い換えて臨むとストレス的に楽になりそうです。その地点まで語り合える場、意見交換がし合える場は重要でしょう。
意見のための意見交換中もブラッシュアップし続ける意見
意見交換をしている最中に、もう次のブラッシュアップの段階に入っています。PDCAでいえばミーティングでの意見がアクションAならば、意見のための意見交換は模擬アクション、予行練習のような感じですね。
情報のひけらかし合いでもいい理由
自分の意見を言うとき、情報のひけらかしではいけないと言われがちです。ここで、情報のひけらかしとは、自分の意見にまで集約しきらない段階の意見ということです。言い換えると二次情報が入り混じった情報とでもいいましょうか、問題や課題に情報で言い換えただけの様な意見です。
しかし、意見交換では、必ずしも自分の意見にまで集約しつくさなくても、思いついたことを言い合うことが逆に大きなポイントです。それは、共通認識をお互いのアウトプットで持てるからです。
意見交換前の状態として、自分はここまで知っている、でも煮込みつくす前、調理前の材料のようにしておくことです。そして材料は多いほうが美味しいのです。そうすれば、ああ、そういう材料、ではなく、そういう意見もあるね、あるかもな、そうだったかなとなります。意見を完全にしてしまうと、相手が言った事に対して、ああ、もう調理終わったから、これ以上材料もらっても調理できないとなりません。もう知ってるからその意見は無駄、など否定的な言葉は出てこなくなります。
参加者全員の状態をある程度そろえておく
参加者の一部だけが材料の状態、一部の人が煮込み過ぎているなどにならないように、事前告知も必要でしょう。
自分の意見にするつまり、妥協するまでのスタンスとして、すべてを意見集約のための、いい意見もそうでない意見も、為になる意見とできる様に心に余裕をもたせて臨むことです。実際は難しい面もありますがそこからスタートしてみると充実した意見交換となるのではないでしょうか。
「アイデア」が「アイデアを呼ぶ∞ループ」をつくりだす
イメージはクレープです。一枚ずつ重ねてミルクレープになります。1つのアイデアは薄っぺらく、それは単なる二次情報であったとしても、意見を重ねていくうちに、そこから新しい何か、それは意見であったり、新しい考えが生まれることになり、二次情報を活用した新しい一次情報に成り得るからです。
注意したいのはその地点でざっくばらんに自分の意見を持ち込んで参加することです。何も考えていないけど参加は勿体ないでしょう。さらに、自分の意見についての未知の部分が何かまで分かったうえで臨めばより意見交換は充実したものになるでしょう。
意見のその先を意見交換で見つけるイメージですね。
意見交換は不安の分散装置でもある
意見交換によってブラッシュアップが行われた自分の意見が、目的を共通とする組織の目標達成のためのミーティングで採決採用されなかった時のショックの度合いについて、ショックの度合いも意見交換した「人数分の1」に軽減できるのではないでしょうか。自分の意見でありながら、他の人の意見も取り入れたことで意見の色は変化しているからです。
会社の多様な意見交換ツールとしてのアイデアボックス
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000067480.html
アイデアボックスは文字入力による意見交換ツールです。従来のサイトからリニューアルを重ね、入力する人が楽しくなるUIつまり、見やすさ、サクサク動作するなど入力が楽しいに始まり、投票機能、コメント、アイデアの時系列表示のみやすさ、記録ツールとしてメリットはたくさんあります。
使い方も様々です。今回の自分の意見作りの場合なら、自分はこう思うんだけどみんなはどうかな?とアイデア投稿し、みんながコメントから意見する形でまず使えます。
メンターを招待し、メンターとのコミュニケーションもできます。何人でも登録でき、大人数でもコメントし合えるのでオンライン交換日記、共同ブログとしても使えます。
また、コメントする側もアイデアする人と同じ充実したスペースで入力でき、公開後も同じ大きさで表示されるのでコメントのしがいもあり、コメントする側もコメントから新しい課題を発見することができます。
先ほどお伝えした1部分↓
↑について、意見交換の前の段階の未知の部分の考察についての意見交換としても、本来の意見交換の前に、アイデアボックスで議論して求めることも可能です。メンバーは違うことになるのかしら。秘密の会議?いえいえ、同じメンバーに協力してもらっても◎でしょう、お題が違えばコメントも違ってきますから。
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それではまた!!