俳句5句
冬暖や 紅葉パクチー 拡大す
12月末日くらいから比較的暖かかった年初。12月中旬はまだ小さく弱々しかった芽が出て3か月ほどのパクチーでしたが、暖冬で春と間違えたのでしょうか、寒い冬ならではの紅葉、霜が降りると紅葉する傾向があるパクチーですが、いつのまにか年初からちらほら暖かい日差し、気温の日があるからでしょうか、地面いっぱいに強い茎を張り巡らせて、まるで冬を感じさせない勢いで急成長する姿を詠んでみました。
ふわ土に レース靡かす パクチーや
レースのように、風になびくパクチーの葉。その下の土はとても柔らかかった、を詠んでみました。
パクチーの海 冬暖陽光 さざめいて
ほぼ隙間なく広がるパクチー、その様子はまるで海のようで、冬の寒い中にも垣間見れる暖かい日差しには、小さく揺れて光を反射している様子がうかがえ、まるで少しの間の日差しを楽しんでいるようにみえたので詠んでみました。
パクチーや 冬暖ひととき 葉を揺らし
パクチーや 冬木漏れ日に きらめいて
暖かいと言っても、常に風が吹いている、でも、暖かい日差しのある日は、必死で葉っぱを風に揺らされながらも暖かい春を待っているような気がしたので詠んでみました。