https://www.facebook.com/weblabmatsuo/posts/3303182063286225
ある日の田原総一郎さんとひろゆきさんそして成田祐輔さんのYouTube対談での田原さんの印象的なフレーズ、大体こんな内容だったと。松尾研究室では、大企業へ就職せずにスタートアップで企業しなさいの教育方針なんだぜ、若者はこれからは大企業へ就職というよりは、スタートアップな時代なんだよぜと僕は聞いたという感じだったと。
フェイスブックではスタートアップ2022年度は10社と公表されていました。
「デジタル社会の実現に向けた重点計画」の主要どころを3行に要約してみた
「人間ってナンだ?超AI入門」で松尾研究室を知った私、今回のフェイスブックのスタートアップ企業一覧から、ELYZA社発見、デジタル庁の「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(全281ページ)の3に要約にトライしてみました。
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050826_00000
今は、スマホでNHKが見れるんですね。
ELYZA VS デジタル庁「デジタル社会の実現に向けた重点計画」
要約はいかほどに??ワクワク。
デジタル社会の形成に関する重点計画・情報システム整備計画・官民データ活用推進基本計画について
デジタル社会の実現に向けた重点計画
第1 はじめに ~重点計画の目的~
約2600字ほどを3行に要約。デジタルというKWが5つも出現。最後3行目について、?。原文をみてみましょう。
少し脅しめいた要約?「Aしなければ、B」のB部分が要約に。
「なぜ?」の部分の強調しているところ(ましてや部分)が最も大切だと。
第2 デジタルにより目指す社会の姿
873文字ほどでした。
1.デジタル化による成長戦略
1782文字ほどでした。享、受となっている理由は、享で次の段落になっていることから、熟語が途中で次の段落へ行っている場合、句点で熟語同士がつながれるようですね。
2.医療・教育・防災・こども等の準公共分野のデジタル化
1127文字程度でした。
準公共分野とは、健康・医療・介護、教育、こども、防災、モビリティ、農業・水産業・食関連産業、港湾、インフラ分野のことで、具体例はこちらです。
今朝、海底ケーブルの話題をツイッターで発見。
3.デジタル化による地域の活性化
1300文字程度です。
4.誰一人取り残されないデジタル社会
2000文字程度でした。「デジタル化のメリットのみならず、SNSを通じた誹謗中傷、社会の分断化等も。」は、こうなっていました。
①から⑤までのうち、なぜELYZAさんは⑤を選んだのか謎ですが、箇条書き関係なく、大事な部分が抽出されたのでしょうか、それとも、箇条書きは最後に大事なことが書いてあるのでしょうか。
同じ⑤に重要文が2行分!?
次のような基本的な考え方を共有しつつ対応するこ とが重要である。
①・・・
②・・・
③・・・
④・・・
⑤デジタル化のメリットのみならず、SNS 等を通じた誹謗中傷、社会の分断化等の負の影響 についても社会全体として情報共有を促進し、国内外を問わず、安全・安心なデジタル社会 を実現していくこと。
な、なんと⑤に2000文字3行要約の2行/3行が⑤でした!
入試問題ならひっかけ問題?
デジタル化においては、メリット以外の、デジタル化によってもたらされる社会の分断を危惧している、警鐘だととることにいたしましょう。
「皆で支え合うデジタル共生社会」の環境整備に向けた具体的な施策
1500文字程度でした。アクセシビリティについては、近づきやすさ、利用しやすさ、情報やサービスへのアクセスしやすさのことです。対象は高齢者の方々、障害者の方々向けのサービスの改善と捉えられがちですが、実は、「どんな能力、環境、状況にかかわらず、サービスやコンテンツを利用できること」と言われています。
誰一人取り残さないを掲げているデジタル化では、重要視されるべきところですね。
デザイン思考とは?
デジタル化時代、デザイン思考はマストなようです。一体どんな考え方なのでしょうか?
何が正解かわからないと言われている時代、こうと決めたら一定期間は集中することも求められています。
デザイン思考のポイント
①ユーザーの共感
②ユーザーニーズの定義:①の情報から定義することが求められています。
③概念化:質より量でアウトプットすることがポイント
④試作
⑤テスト
ユーザーの共感からはじまるのがデザイン思考、クリエーターのいいなから始まるのがアート思考ですね。そのため、ゼロベースからの発想や、過程からの新しい思考はクリエーターの思考が入り混じるためデザイン思考で解決しないほうがいいそうです。さらに、過程はユーザー視点、ユーザー共感に沿ってすすめていくので、最終的な結果がユーザーにとって良しとされ、その過程は単なる過程として重要視、再活用されにくいデメリットもあるようです。
https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2472
5.デジタル人材の育成・確保
ELYZAではこうなりました。↑
第3 司令塔としてのデジタル庁の役割
第4 デジタル社会の実現に向けての理念・原則
1.誰一人取り残されないデジタル社会の実現
こちらの項では、①から⑥までがあり(最大800文字程度の番号内文字数)ますが、これらは3行には入っていないようです。理由としてこちらが挙げられるのではないかと思いました。
①から⑥に入る前に、「推進し」と書いてありました。ELYZAは推進項目よりも、全体概要に重要事項を見出したことになります。
2.デジタル社会形成のための基本原則
デジタル3原則はELYZAさん3行訳していません。もうわかっているが前提なんでしょうか。
3.BPR(業務改革) と規制改革の必要性
平井初代デジタル大臣はテレビ対談で、河野太郎さんの規制改革推進と平井大臣のデジタル改革は表裏一体だとおっしゃっていました。
4.クラウド・バイ・デフォルト原則
業務改革(BPR)の徹底・システム改革の推進
要約ポイントは「こうした観点から」で、「こうした観点」部分は要約範囲にならないというヒントになりました。要約=ある意味結論 なのですね。
2回繰り返されているのは、前にもありましたが、それだけ重要だと言っているのでしょうか?それとも??
第5 デジタル化の基本戦略
1.デジタル社会の実現に向けた構造改革
(2)デジタル原則への適合性の確認
(3)デジタル・規制・行政の一体改革によりもたらされるデジタル社会
2.デジタル田園都市国家構想の実現
(1)目指すべきデジタル田園都市国家
(2)デジタル田園都市国家を目指すに当たっての基本的考え方
(3)デジタル田園都市国家を目指すための主立った取組
(4)適切な目標の設定と関係者の総動員体制の確立
また同じ内容「生産性の向上と新たな暮らしとイノベーションの地方からの創出」が2行に渡り出てきました。原文はこちらです。
プレスだとタイトルがとても重要なんですが、あれ、タイトルが使われていますね。要約する場合、タイトルが読み取られるのでしょうか?目標パターン③の「又は」以降は使われていません。最初に書かれている部分>又は以降の文となり、重要視されないのでしょうか?
一度、またはの接続詞を取り省いてELYZAに訳してもらいましょう。
どちらも同じでしたね!「または」は関係ありませんでした。なぜ同じことを2度つぶやくのだろう?アピール?
3.国際戦略の推進
ベストプラクティス:最善の方法。1月8日岸田総理大臣は車座対談を実施されていました。
問題点:非課税型の低所得者向け給付:ワーキングプアの方が対象漏れとなる。例)月12、13万円は対象にならないなど。
:次の一手をITに求め、難しいIT講習を受けたわりに、雇用が充実していない
:世帯主以外の人の困窮が表面化されない(主婦・女子高生の自殺者の増加)
岸田総理:困った人がどう声をあげるか、その声を支援者がどうアプローチしてあげれるか、スムーズに声をあげられる社会全体の雰囲気が大切。官民、NPO、皆さんがどうやって連携・意思疎通していくか。
最終的に困っている人に支援が届かないと意味がない。届かせるためには連携が大事だと改めて感じました。
困ったなどの声はアイデアボックスからもお伝えいただけます。
① DFFT の推進に向けた国際連携
② 利用者本位の行政サービスの実現に向けた国際協力関係の構築
③④⑤は文字数が少なく要約文字対象数以下なのでまとめて要約してみます。
③ 行政機関におけるデジタル人材育成に向けた国際協力
④ 諸外国のデジタル政策に関わる機関との連携強化
⑤ 他国への支援
デジタル人材育成のための枠組みや研修について協力を得る。
→From③
人材交流やワークシ ョップの共催など、短期的にも外部の知見を獲得する。
→From③
他国への支援、デジタル化の推進など、他国への支援も進めていく。
→from⑤
あれ?④からの要約がありませんでした。ELYZAさんは③④⑤の番号の「枠を超えて重要な部分」を要約してくれたことになります。
https://youtu.be/TzG3VQ9kTIk
各番号の要約を知りたい、まとめたい、まとめてほしいの要望の場合、困りますね。え?「自分でまとめてくださ~い」とELYZAさん?
ちなみに④の本文はこちら。
二国間関係強化の取り組みの場合、アジェンダ設定が重要。将来的には共同プロジェクトの推進を視野に入れた検討が大事。グローバルベンダーに対して国際的協調の枠組み利用で効果的な交渉が可能。(④ 諸外国のデジタル政策に関わる機関との連携強化
(P28)要約 by me)
このあたりになってくるでしょうか?一度ELYZAさん要約と照らし合わせてみました。
アジェンダをさらに要約してくれていました!
ここまでで要約ツールELYZAで気付いたことをまとめてみます。
1.重要だと思ったことはリピートする。例)3行要約のうち2行が同じ内容リピート
2.箇条書き(①②③④⑤など)を要約にかけたとき、各番号の要約でなく、番号をとっぱらった全内容について、重要事項を3行に要約 例)③④⑤を要約対象だったが、3行の中に④の内容はINされていなかった。
3.単語の一部が次の行になる場合、句点で区切られる。例)ベストプラクティスのうち、プラクティスが次の行になっている場合は、「ベスト、プラクティス」となるなど。
4.「AならばB」「CだからD」の場合、B、C部分が要約されるので、原因部分のAやCの要約を知りたい場合は困るかも。
続きはpart2へ。。
ここまでのご拝読、ありがとうございました!