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知ってるようで知らない フローリングの種類 その2 ~塗装編~
前回フローリングの種類、とくに無垢フローリングの長所短所をお話ししましたが、今回はその表面塗装について触れようと思います。
(→ 前回の記事はコチラ)
表面塗装の種類
①浸透性塗料
①はオイル塗装という呼び方が一般的です。有名メーカーで言うと、ワトコ、アウロ、オスモ、リボスなど。ちなみによく聞く蜜蝋ワックスも、浸透性の部類です。
基本的には液状ですが、蜜蝋ワックスには石鹸のような固形もあります。(固形は木工用である事が多いですが)主材料は空気に触れると乾く種類のオイルで、亜麻仁油やヒマワリ油など、体にも自然にも優しい素材です。この事も、オイル塗装が好まれる理由の一つとなっています。
それを布切れ(ウエスと呼ばれます)などに染み込ませてフローリングに塗布します。薄く塗って拭き取り・・・を繰り返しますので、最初から自分でDIYしようとするとかなり大変。
ですのでCo-DESIGN OFFICEでは、オイル塗装した状態でお引渡しをしています。
実はフローリングメーカーには、最初からオイル塗装を施した状態で販売されている商品も沢山あるのです。
住まわれる方は、カサカサが気になってきた時に、気になる箇所をメンテナンスをするだけ。意外に簡単です。
②造膜型塗料
②はウレタン塗装が一般的です。樹脂製の硬い塗膜を張る方法で、オイル塗装より水や傷に強くなる一方、木の風合いは若干感じにくくなります。
でもこの「若干」、本当に「若干」なんです。ウレタン塗装というとテカテカしているイメージが根強いのですが、最近はマットで質感もよく、オイル塗装した同材と並べても、どちらがどちらか分からない程の商品が多いのです。
木の経年変化もゆっくりですが進みますので、ちゃんと味は出てきます。「せっかく無垢材なんだからオイル塗装でしょ」と決めつけず、ウレタン塗装の商品も一度見られる事をオススメします。特に小さいお子様がいらっしゃるご家族。・・・床汚しの天才ですよね、子供って。
オイル塗装でもメンテナンス次第で美しさは保てますが、ウレタン塗装の楽さには敵いません。
また感染症対策として、至るところアルコール消毒をするのが一般的になっていますが、ウレタン塗装だとアルコールOKなのも時勢的な良さですね。
逆に欠点は、傷が付きにくい反面、付くと元に戻らない事。
オイル塗装でしたら、アイロン熱でふっくら元に戻したり、ヤスリで削ったりできますが、ウレタンは硬い塗膜ですのでそれができないんです。
でも、子供のおもちゃをちょっと落としたくらいでは傷つきませんのでご安心を。
①②両者、私の個人的な好みはオイル塗装に軍配が上がるのですが、正直かなり競り合った結果です。弊社の施工例を見ても、ウレタン塗装のフローリングでこの風合いが出るのであれば良いんじゃない?!と感じますので。
Co-DESIGN OFFICE,Ltd.
「Co-」共同する事を一番に考えるデザインオフィス少人数で丁寧にお仕事してます。
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