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知ってるようで知らない フローリングの種類

フローリングの奥深い世界をご紹介します!

まずフローリングとは、日本では主に木質系の板材で床に敷き詰めるもの全般を言います。

※ちなみに英語ではFlooringだけだと通じませんのでご注意を

無垢or複合

弊社でリノベーション工事をされたお客様も、居室はほどんどフローリングをセレクトされてます。
まず1番大きな選択肢は…無垢or複合です。

①無垢フローリング(単層フローリング)
 文字通り、無垢の木をスライスしたもの

②複合フローリング(複層フローリング)
 合板等の基材に表面材を貼り付けたもの

リノベーション工事をされるお客様は、インテリアの感度が高い方が多く、やはり①無垢フローリングをご希望される事が多いです。
とは言え、その長所短所をご理解され、他のフローリングに変更される事もしばしば。
では複合フローリングの種類を見ていきましょう。

複合フローリングの分類

その表面材の種類で以下細分化されます

②-1:挽板フローリング 
      表面/2~3mmの天然木

②-2:突板フローリング 
      表面/0.3~1mmの天然木

②-3:シートフローリング 
      表面/木目柄を印刷したシート

今回は①無垢フローリングについて、少し詳しくご説明します。
(無垢フローリングでも表面塗装によって話が少し変わりますが、今回はオイル塗装の場合です)

無垢フローリングの最大の長所はその質感。


マットで柔らかみがあり、夏はサラッとするのに冬はヒヤッとしないので、素足が最高に気持ち良いです

幅150mmの迫力!!


また経年変化を楽しめるのも魅力です。樹種によって、黄味が増すもの、赤味が増すもの、色が退色していくもの、濃くなるもの、味の出方もいろいろ。

傷が付いてもちょっとヤスリがけすると目立たなくなるという、隠れた長所もあります。これら全てが無垢材の魅力です。

もちろん短所もあります。

季節によって(湿度によって)伸縮するので、冬はフローリング同士数ミリ隙間が空きます。夏は湿気で膨張し、材がギュギュっと押し合うので、上を歩いた時にお互い擦れて、時折床鳴りの原因になります。

これらは年月と共に症状が落ち着きますので、住み始めて最初1年は様子を見てもらうようお客様にお願いしています。

また、床暖房に対応する商品が少ないのも短所ですね。各メーカー年々対応商品が増えてきている印象ですが、熱のせいで上記の短所症状がより出やすいのも事実。

金額も通常の無垢材と比較すると割高ですので、床暖房採用時は注意が必要です。

メンテナンス

メンテナンスに関しては、シートフローリングが雑巾水拭き、洗剤を付けても平気なのに対し、オイル塗装の無垢材は・基本乾拭き・時々固く絞った雑巾での水拭き・気になるところはオイル塗・数年に一度は再オイル塗装(自分で簡単にできます)と、多少手はかかります。

でもよく私は「革靴のお手入れのようなものです」とお伝えしてます。

気になったらちょっとお手入れ・・・を繰り返しているうち、なんとも言えないその家の味が出てくるんです、と。

なのでメンテナンスについては、面倒短所、続ければ長所、と言ったところでしょうか。

みなさん、どちらがお好みですか??

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