アジサイと"なごやめし"を巡る愛知旅-電車とバスで行く!日本の絶景ひとり旅- #5
こんにちは。
「絶景プロデューサー」という肩書なのにクルマの運転ができない、詩歩(@shiho_zekkei)です。
「電車とバスで行く!日本の絶景ひとり旅」シリーズ第5回、今回は2022年6月に行ってきた「アジサイと"なごやめし"を巡る愛知旅-電車とバスで行く!日本の絶景ひとり旅-」をお届けします。
旅のしおり
今回の旅の目的
2019年に京都に移住して気づいたメリットのひとつ。それは「愛知県が近い」ということ。京都駅から新幹線に乗れば、名古屋駅までたった30分程度で行くことができるんです。
東京を拠点にしていた頃は愛知県の絶景スポットの発掘があまりできていなかったので、京都に来てからは愛知を訪れる頻度が高くなりました。
さて、日々全国の新しいスポットをリサーチしている中で見つけたのが、愛知県の蒲郡市にある「形原温泉あじさいの里」。6月に見頃を迎える東海地方屈指のアジサイの名所ということで、京都から日帰りで行ってみることにしました。
日程を決める
アジサイが嬉しいのは、見頃の期間が長めなこと!
花が強いので、桜のように雨ですぐ落ちたりひまわりのように倒れたりすることが少ないので2週間くらいは見頃が続きます。
こちらではアジサイ祭りは毎年6月の1ヶ月間開催されていますが、その時期が常に満開というわけではありません。だいたい毎年「6月中旬〜下旬」が花の見頃ということだったので予め目星をつけておき、直前になってから開花情報と天候を見て、具体的な日程を決めていきます。
なお「形原温泉あじさいの里」では公式サイトで毎日写真をアップして開花情報を更新してくれています。
ただ私にとっては情報がちょっと少ないので、Twitterもあわせて活用していました。
キーワード「形原温泉あじさいの里」と検索して一般の観光客の方々がアップしている写真や文字をもとに開花情報を判断。
最終的には、天気が良さそうな日の平日である「6月23日」に行くことにしました。
旅のはじまり
京都駅→蒲郡駅
「形原温泉あじさいの里」へは、祭りの期間中は毎日シャトルバスが運行されています。まずはそのシャトルバスが出ている「蒲郡駅(がまごおり駅)」へ向かいます。
蒲郡は大きな市なので、駅にはコインロッカーやタクシー乗り場もあります。新幹線の中で遅めの朝食を食べたので、昼食はナシです。
蒲郡駅→形原温泉あじさいの里
駅からのシャトルバスは、電車の到着時間にあわせて運行されています。このときは到着の15分後に出るスケジュールになっていました。
平日ということもあってバスはそこまで混んでいなかったものの、高齢の方を中心に座席はほぼ埋まっている状況。
山道を揺られながら20分ほどで到着しました。
早速入り口へ向かいたいところ…ですが、帰りもシャトルバスで帰る予定なので、入園前に時刻表で帰りの時間を再確認。
1時間に1本しかないので、「13:25」もしくは「14:20」に乗ろうと計画をし、入園します。
入園料は500円でした。
形原温泉あじさいの里
帰りの時間から逆算すると、滞在できる時間は「1時間半」もしくは「2時間半」。
今回ここで目的にしていた景色は、「一面のアジサイ+三河湾の青い海」という景色だったので、それが見える場所を探しつつ園内を巡ります。
すり鉢状の斜面にアジサイがたくさん咲いています!時期もバッチリそうでひとまず安心。
お目当ての景色は高台からの視点なので、とりあえず上へ上へと登っていきます。
階段の両脇もアジサイがもりもり! 平日ですが、シャトルバスから下車した人も多いタイミングだったので、階段に人が途切れるのを待って撮影しました。
階段を上った先からはこの斜面が見下ろせるようになっています。階段の左手には東屋(?)があって、そこを切り取ってもいい感じ。
階段を上ったところに池があり、アジサイの群生はいったんここで途切れていました。
この周辺では海は全く見えそうになく、ウロウロしてみたもののお目当ての光景がどこで見れるのか検討がつきません。
あれ、花畑、けっこう狭くない・・・?
池の脇でアジサイの展示会が行われていたので、手がかりを求めそちらへ行ってみました。
すると!!!
展示会を見終わったあとに、どんどん上へ続く階段を発見。登っていくと・・・
すごく高い場所に出てきました。
え、アジサイ畑、めっちゃ広いじゃん。むしろこっちがメインなのでは!?? なに入り口でモタモタしてたんだ私・・・
このアジサイロードなんて、ぜひ人物を入れて写真を撮りたいところ。
正直ここまで規模が広いと思ってなかったので(失礼)、自撮り用の三脚を持ってきていなかったんです。大・後・悔!!!
下のあじさい畑はけっこう混んでいたけれど、上の花畑はかなり登らないといけないので、かなり人は少なかったです。撮影し放題!!
たまに山道のように険しい坂道に出くわしつつ、広大なあじさい花畑を歩き回って、ついにお目当ての「アジサイと海」のスポットにたどり着きました。
ピンク色のグラデーションがキレイなアジサイの絨毯と、奥に広がる三河湾の青い海。風景とマッチした素晴らしい光景でした。
ちなみに、アジサイは赤から青、紫といろんな色があるけど、色の違いは「土壌」によって決まるんですよ!知ってますか?
この時点で、時間は「12:45」。いちばんの目的は達成したので、ここからは帰りのバスの時間にあわせて残りの時間を過ごします。
乗ろうとしていたシャトルバスは「13:25」もしくは「14:20」。
入り口からいちばん離れたところに来ていたものの、まっすぐ歩けば多く見積もっても15分ほどなので「13:25」のバスに乗ることに決め、別のルートを通って戻り始めます。
途中の高台にはこんな鐘もありました。
入口にあった赤い橋に戻ってきました。上からみるとこうなっています。
来たときは写真に写っている階段を登ったので、帰りは左手から回って下っていきます。
実は前半で載せたこのショットは、まだ歩いていない道を歩いていた帰り道に偶然発見したスポットだったのでした。
絶景プロデューサーたるもの、道という道はすべて歩き尽くさないと気が済みません。笑
そんなこんなで、事前に確認していた場所にちゃんとシャトルバスがやってきて、同じルートで名古屋駅へ戻りました。
15時というランチには微妙な時間ですが、名古屋駅の飲食店街は基本昼から夜まで通し営業をしているので、この時間でもナゴヤメシが食べられます。
私の鉄板は、JRの改札口を出てすぐのところにある「山本屋本店 JR名古屋駅店」の味噌煮込みうどん…なのですが、この日は暑く、たくさん歩いて汗もかいたので「ひつまぶし」を食べることに。
改札を出てすぐの飲食店街にある「まるや本店 JR名古屋駅店」へ。なんと、この時間なのにすこし行列が! さすが名店です。
2組ほど待って案内されました。
この「まるや本店 JR名古屋駅店」もそうですが「山本屋本店 JR名古屋駅店」しかり、ターミナル駅に入っている飲食店街は出張のサラリーマンも多いので一人用のカウンター席が充実しています。ひとり旅にありがたい・・・!
本当は「"形原温泉"あじさいの里」なのであじさいを見終わった後に日帰り温泉でも行きたかったのですが、なぜか形原温泉は日帰り入浴できる施設がなく。
今回はアジサイとナゴヤメシの2つでサクッと観光を終え、夕方には自宅に到着するという平和な日帰り旅でした。
ちなみに、私が名古屋に来るといつも欠かさず買うお菓子があります。
それが、こちらの「ゆかり 濃厚おつまみスナック」。
愛知が誇る坂角総本舖のゆかり(えびせんべい)と、江崎グリコのチーザがコラボしたスナックで、これがすんんんごい美味しいの!
JR駅構内にあるKIOSK(駅のコンビニ)でどこでも売ってるので、ぜひ買って帰りの新幹線で食べてください。私は毎回3袋買って自宅にも常備しています🦐
夜にはライトアップも
じつは「形原温泉あじさいの里」は期間中は夜21時まで開園しているので、アジサイと一緒に夕日や夜のライトアップを見ることもできます。
アジサイのライトアップを実施しているところってそこまで多くないのでけっこう珍しいんです。できれば私も、このライトアップも見たかった。
しかーし!!!
平日のシャトルバスの最終便は15時台。つまり、夕日や夜景は車で来る人しか見ることができません🥲
土日のみ夜のシャトルバスが1本だけ出ているのでそれも検討したのですが、行きのバスと組合せると、なぜか「滞在時間4時間」の選択肢しかないという謎のスケジュール。前述のように近くに温泉施設でもあれば良いのですがそれもないから、さすがに4時間は時間を持て余しちゃいます。
旅のまとめ・旅費
日程:2022年6月23日(金)
旅先:形原温泉あじさいの里+ナゴヤメシ
交通手段:列車、路線バス
旅費:19,530円ほど
歩数:15,223歩