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「辞める」ことは「始める」ことの何倍も難しい
こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩です。
日常生活であまり音楽を聞かないのですが、そんなわたしでも「人生で初めて買ったCD」がありまして、それはAqua Timezのアルバムでした。
ドラマごくせん主題歌の「虹」や「等身大のラブソング」が代表曲ですが、そのAqua Timezが、今年いっぱいをもって解散、先日11月18日のライブをもって表向きな活動は終了になりました。
実は、職権乱用的な感じなんですが、たまたま友人(写真左端)がAqua Timezのグッツデザインをしていて、去年の夏、12周年記念ライブ後にみなさんとお話させていただける機会がありました。(ありがたや…)
まさかそのすぐあとで解散のニュースを聞くことになるとは・・・
イギリス留学期間のど真ん中だったので、ラストライブを見に行くことは残念ながら叶わなかったのですが、
13年間のライブ活動、そして今でも横浜アリーナが即完売になるほどファンが居る中で、「辞める」決断をするのはすごいことだなあ、と思ったんです。
Vo太志さんが、解散によせてスポーツ報知に寄稿された文章を読みました。
それまで詞を書いて、曲を作ってレコーディングしたら、また次…。それを繰り返して重荷を背負ってきた。周りを見渡すと足跡がたくさんある。それを踏んじゃうと前と同じになっちゃうから、絞り出す苦悩があった。
解散が決まって、ふわっと気持ちが楽になったというのは正直なところ。
この手記に書いてあった「続けること」の大変さや苦労さが、私にも痛いほど理解できたんです。
そして「辞める」ことの決断の大きさも。
紅白にも出場し成功されている皆さんと比べると、月とスッポンすぎますが、それででもこの狭い「絶景」という分野で活動をはじめて今年で6年目。書籍も6冊出させていただきました。
手記の中で ”周りを見渡すと足跡がたくさんある。それを踏んじゃうと前と同じになっちゃうから、絞り出す苦悩があった。”とありますが、これは本当にそう。
書籍や企画づくりのいちばん難関である「テーマ設定」で、私がいつも頭を抱える部分です。
どうやったら新しく、みんなが驚き、楽しみ、インパクトがあるモノにできるのかを、考え、悩み、悶え。
こんなに悩むのならば、いっそもう辞めればいいのでは?と思ったこともあります。
それでもやめていないのは、今まだこの仕事が楽しいし、良い体験・経験をさせてもらえているし、もちろん現実的な部分で会社づとめよりも稼げるし。
新しいことにチャレンジすればもっと面白いことが待っているかもしれないけれど、まだこの活動を「やりきった」と思えていないし、自分自身でまだまだやれると思っている部分があるからだと思います。
だからこそ、「もうやりきった」と言えるほど13年間走りつづけてきたAqua Timezのすごさが、身にしみて感じられました。
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