同志社ローの奨学金で2年間、全額免除を貰うための方法(必見)


Ⅰ 奨学金の種類


1類奨学金(2年間継続型全額免除)

2類奨学金(単年度全額免除、1年ごとに審査)

3類奨学金(単年度半額免除、1年ごとに審査)

4類奨学金(修学支援奨学金 1単位当たり37000円のうち8000円給付)

以上はHP情報

1類、2類奨学生で採用されれば全額免除となり学費納入分は教育充実費(年間15万7000円相当)だけになります。
 1類奨学金は既修者のみであり未修者は貰えません。そして1類奨学金を2年目で貰うにはGPA3.5必要です。しかし3.5切った場合でも2類奨学金の全額免除を受ける可能性はあります。

Ⅱ 奨学金とGPA

(1)同志社ローのHP情報

 1類奨学金継続に必要なGPAは必須科目3.5(HPより 去年までは3.0)
 2類奨学金取得に必要なGPA(必須2.5以上から可能性ありとしている)
 しかし現実的に2.5では貰えません(最低条件であり成績が香ばしくなければ貰えないとHPで書いている)
 そして前年度の奨学金給付実績です。1類継続に必要なGPAが3.0の時代でしたが2類枠がかなり狭いです。

(2)具体的にどれくらいのGPAがあれば全額免除貰えるのか?

 ここは1類入学者かそれ以外で大きく変わっていくみたいです。先輩談や同期など情報を集めないとわかりません。事務に聞いても「公表していません」と言って内部情報を隠しています
 参考までに私の代では2類入学の必須GPA3.30の私と同じく2類入学者の必須GPA3.36の方が3類奨学金に回されました。必須累計ともに3.41の人が2類奨学金を取得しています。
 したがって2類の奨学金のボーダーは年によるバラツキもあるでしょうが今年であれば約3.4ですね(必須GPAなのかは要調査、事務に聞くと必須GPAで審査されると言っていたけど奨学金決めるのは生活支援課だから正確に事務が把握しているとは限らない)。1類出身者以外は、先輩情報によると3.3を下回ると修学支援奨学金に回されるみたいです
 逆に1類出身者でGPA3.1の人、必須累計ともに3.3代の人が2類奨学金でした。1類出身者であれば2類の全免取得のためには従来の奨学金継続要件の3.0くらいで大丈夫なのではないでしょうか。
 上ブレても1類の継続要件の3.5あれば2類出身者であっても全額免除確実でしょう。ちなみに入学時に3類以下であっても2類奨学金までは可能性があります。1類奨学金は、1類入学者しか無理です。
 はい、1類有利ですね。

Ⅲ 2年間全額免除奨学金を貰う方法

(1)理想は前期で同志社ローを受験し1類奨学金を貰い入学すること

 上述通り、1類入学者であれば全額免除のハードルが低くGPA3.0でいけるため有利です。3.0なら全部B(標準的な成績)でいけます。司法試験合格層も大体3以上取っているみたいですし普通に司法試験に向けて勉強すれば取れるはずです。ここは頑張って下さい。苦手科目でC+とってもB+で挽回できますしなんとかなります。

上下間でブレは大きいですが参考程度に。私の成績分布の振れ幅が異常かもしれませんが、これだけCやC+があっても3.3になります。いかに3.0のハードルが低いかわかってもらえると思います。

 しかし1類奨学金を貰えるのは前期合格者くらいです。後期入学者の奨学金の判定は前期と比べて厳しくなっています。前期入試でそこそこ頑張れば全額の1類奨学金は可能だと思います。
 1類奨学金は、後期ではまず出ません。合格点52で76点の私や80点後半の人が2類奨学金でした。そして大多数が修学支援奨学金でした。2類奨学金以下の場合、次年度で全額免除を勝ちとるにはハードルが上がります。3.4は、ほぼB+でありC+以下のミスが許されない厳しい戦いになってきます。
 したがって金に困っている場合、国立じゃなくてもローで司法試験の受験資格を得ればいいと考えている人なら前期受験及び入学を強くおすすめします。

(2)2類以下の奨学金で入学した場合に次年度、全額免除を貰う方法

 ア 問題はこの層です。本当に覚悟を決めて下さい。ミスが許されない厳しい戦いです。余裕持って、GPA3.5取れるようにしましょう。私は取れませんでしたが取るための方法として2単位科目のC+以下をなるべく取らないこと、悪くてもBでとどまるようにすること

 2単位でC+(2.5)を取ると平均評定3.5にするには2単位のAを2つ取らないといけません。2単位のC(2.0)であればAを2つでも3.3で2類奨学金を取得できる可能性が低く借金状態です。Bでも一つAを取らないといけません。逆に1単位のC+(憲法)でしたら2単位のA一つで挽回して3.5になります。憲法は水物(というか授業はいいが問題作成能力が微妙ここでも言われている)なので評価が悪くてもあまり気にしなくていいでしょう。他科目は問題自体は難易に差はあれど良心的だと思います。
 A+は、必須科目では、なかなか出ません。科目によってはA+を出さないと公言している先生もいます。出たらラッキーくらいに思いましょう。
 成績の相場感はこちらを確認してください。難しい科目、苦手分野が出たときでもいかに問いに答え沈まないようするかが大事だと思います。
 イ そしてその中で一番厄介な層としてなまじ中途半端な実力で履修免除試験に合格した者(7法免除者)です。(私です…)私だけでなく半分以上がその層に位置するかもしれません
 →この層の3Lの奨学金全額免除はかなり厳しいと思って下さい。履修免除試験に合格した場合には春から下4法の演習を取ることができ、秋に演習Ⅱを受講できる代わりに春の演習がかなりしんどく、実力がかなりない限り期末を乗り切ることが困難になります。

 参考 2Lの履修科目
 (a) 春の履修科目例(7法免除者) 9科目以上
    法曹倫理、民事訴訟実務の基礎、民法演習Ⅰ、刑法演習Ⅰ、憲法演習Ⅰ、民訴演習Ⅰ、刑訴演習Ⅰ、行政法演習Ⅰ、商法演習Ⅰ
 (b) 春の履修科目(7法免除者以外) 6科目以上(講義除けば5科目)
   法曹倫理、民事訴訟実務の基礎、民法演習Ⅰ、刑法演習Ⅰ、憲法演習Ⅰ、履修免除試験で不合格になった科目、(京大科目の商法もしくは行政法 上の商法演習、行政法演習に対応)
 明らかに後者の負担の方が少ないですね。しかも7法免除者以外でも強敵は多いです。履修免除試験一つでは実力を正確に測ることは困難であり、余程実力がない限り問題の相性次第で合否が分かれます。
 運悪く履修免除に落ちた人や未修でGPA4近くのライバルがうようよいます。強敵が少ない負担で高GPAを取るため前者(七法免除者)がそれ以外に勝つためには相当の努力をしないといけません
 
 したがってこの層の場合で3L時に全額免除を取得するには、ローの成績も必死で取りに行きましょう。予備試験を併願している方も早くから期末対策をして過去問と講評をTKCシステムで確認しましょう。
 先生に答案を持っていけば見てくれることも多いため積極的に提出し添削を受けて自分の弱点を改善しましょう。

Ⅳ まとめ

 1類奨学生として入学したのであれば、授業を真面目に復習し答案をある程度書く訓練をすれば3L時も全額免除になると思います。
 それ以外の層で特に履修免除試験に合格された方は、本当に死ぬ気でやってください。履修免除試験に合格し春から演習取れる分、他の人と奨学金全免取得のハードル以外で優位に立っているため不合格になった人を大きく引き離す勢いで頑張って下さい。
 皆さんの健闘を祈ります。最後まで読んで下さってありがとうございました。奨学金では弊ローに限らず闇がありますが後世に向けて犠牲者を増やさないために情報を発信しようと思います。


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