同志社ロー 履修免除試験対策

Ⅰ はじめに


 同志社ローの履修免除試験まであと8日になりました。残り期間でやっておいた方がいいことなどについて書きます。

Ⅱ 履修免除試験の内容

 入学試験において下4法のうち、受験型において選択しなかった2科目について履修免除試験を受けれます。例えば、行政法商法型で同志社ロー入試を受験した場合には履修免除試験では民訴刑訴を受けることができます。前期試験で下4法のうち1科目が単位認定されなかった場合(50点中20点に満たない場合)には、その科目もあわせて受験することができます。
 履修免除試験に合格した場合には、7法免除者、法曹コースとなります。既修1年次では、最大44科目履修でき、春から下4法の演習を取ることができます。不合格の場合には36単位までしか履修できず、春には京大科目の商法行政法を除いて演習を取ることができません。従って早くから演習をしたい、3Lの履修の負担を減らしたいと考えるのであれば是非合格しましょう。
 ただ、履修免除試験に不合格であっても司法試験に合格することは十分可能です(先輩談によると七法免除とそうでない人でロー在学中司法試験合格率はあまり変わらないとのこと、本試験1科目落として履修免除2科目落とした方が司法試験上位合格)。
 あまり気負いすぎず受けましょう。

Ⅲ 対策

 苦手意識のある方は、最低でも履修免除試験の全年度の問題講評をここで確認すること、同志社の本試験(前期、後期試験を問わず)の過去問を見ることが大事だと思います。
 行政法については2017年の前期日程の過去問を見ていたため、すぐに条文想起できました。特にこれといった論点はなかったため、淡々と当てはめました。
 実際の起案は不要ですが不安であれば問題読んで、論点抽出や条文抽出の練習はしておきましょう。
 余力があれば薄い基本書か演習書をやっておきましょう。履修免除試験の2020年の行政法のように、予備校本であまりやっていない分野が出たときのために、穴をなくすことも大事かもしれません。 
 
 ただ、年度によっては、履修免除試験の解答がないケースもあります。2021年、2022年の商法がそうでした。2023年度の履修免除試験の解答は全科目載っていませんが商法、行政法についてはここを参考にして下さい。完全解答でなく私よりできている方もいらっしゃいますが相場感を掴んで下さい。大体主要な条文、論点を書いて3段論法守れば多少不正確でも全然60いくと思います。
 

Ⅳ 最後に

 是非とも頑張って合格して下さい。残り8日でも入学試験合格した皆様なら全然間に合うと思います。
 合格しても春学期は下4法の演習が大変なので慢心せず勉強を続けて下さい。不合格であっても講義でその科目について基本から学び直せる機会だと思って頑張って下さい。ローの教授は優しい方が多く考査委員になっていない年であれば最低限のマナーを守って添削求めれば、時間はかかっても全然添削してくれると思いますし履修免除試験の合格不合格で司法試験に有利不利はありません。
 皆様、体に気をつけて頑張って下さい


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