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高卒女子、年収500万。唐揚げはいつでも買えるようになったけど。
みなさんは唐揚げが買えなくて泣いたことはありますか。
私はあります。
お腹がとてもとても空いていたにも関わらず、
お財布の中身が数百円もない。
銀行口座に残っているお金は、
家賃と、分割にしてもらった滞納分の税金…
美味しそうなスーパーの唐揚げを買えなかったときは
情けなさと不安と空腹で泣きました。
いつか、いつか唐揚げくらい、好きな時に好きなだけ食べてやる。
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いきなり生々しい話になります。
昨年、ようやく年収500万到達しました。
(ごめんなさい。本当は490万ほどです)
また、高卒という最終学歴、順調とはいえないキャリア選択。
その中で、30歳の平均収入も越えたとなると、だいぶ善戦をしたわけで…
<30歳の平均年収>
414万円
男性:446万円
女性:365万円
※求人・転職サイトdoda 2020年調査
キャリア系の記事は専門・短大・大学卒業が大前提であるケースが多し。
そこで、高卒女子のリアルな職業選択と収入をぶっちゃけます。
・同じく高卒です
・収入ってどうやって上げるの/必要なの
・これからどう働き、生きていこうかな、と考えている20〜30代
という方の参考になればとても嬉しいです。
★これまでどんな経歴を過ごしたかはコチラの記事も↓↓
■高卒の現実
高卒(新卒〜第二新卒)の仕事選択ですが、
・職種、会社ともに選択肢が限られる
・限られた選択肢の中でも、給与水準は低め設定
・実績づくりのチャンスが掴みづらい
率直に言うと、これらハンデは否定できません。
高校3年生時の進路選択が就職だったため、
夏には学校に寄せられる求人票を漁っていましたが、
「県内企業・手取り15万弱の事務・販売」がほとんどでした。
ごくごく一部、大手企業の求人もありますが、
正直、売上や実績を上げたり、スキルが身につきそうな職種は高卒一般職では珍しいです。
■収入を上げたくて行動したこと
卒業して1年後、無事に地元企業に就職するも、なかなか厳しい収入でした。
もちろん退職理由は収入面だけではありませんが、
さすがにカツカツ生活がこの先何年も続けられるとは思わず。
以降、下記の職業選びや行動を取っていきました。
・働く場所を県内都市部・都内へシフトした
・「正社員以外は問題外」の考えを一旦捨てた
・より多くの報酬がもらえるよう、その分多くの仕事を取りに行った・実績を上げた(評価報酬UP)
今後収入を上げるには?の答えが、
環境の選択×選択肢を広げる×実績を獲得するの掛け合わせでした。
■年収推移と生活基準
実際に高校を出てからの年収推移は下記のとおりです。
<〜100万>
・パートタイマー
この頃は実家住まいだったため生活は余裕。
唐揚げも作ってもらえていた。笑
お母さん、ありがとう。
<〜250万>
一人暮らしを始めたが、車も持っていたため余裕無し。
唐揚げはたまに食べる贅沢。
<〜100万>
会社を辞めて無職。
失業保険をもらうも、滞納→分納にしてもらった住民税と国保の支払いでカツカツ。
お腹が空いても、唐揚げが買えなくてスーパーで泣いたのはこの時。
一生このまま唐揚げさえ満足に食べられなかったら…という不安が大きかった。
<〜350万>
県内都市部で派遣社員として働く。
よく居酒屋に行って唐揚げを食べても生活ができる。
<〜250万>
IT正社員(半年も経たずに辞めた)。
試用期間なので16万ポッキリ+社保加入なしのため、健康保険料が痛かった。
また、相当病んでいたので、唐揚げを食べるどころではない。
<〜350万>
初の都内勤務で経理派遣社員。
東京は飲み場が多いため、やはり居酒屋で唐揚げ&ハイボール。
<〜450万>
現職・IT系地域創生の派遣時代〜直接雇用初年度。
残業代で荒稼ぎ。
仕事量とプレッシャーでバグり、唐揚げよりも終電帰宅後の毎日焼き肉ライフが癖付く。
<〜500万>
現職昨年度。
年間残業時間の規制が若干キツくなるも、ボーナスと給与UPで上乗せ。
唐揚げ買えなくはないけど、とにかくゆっくりご飯を食べる時間が欲しい。
冒頭の「唐揚げ号泣事件」に沿って、
各収入時の唐揚げ事情も振り返ってみました。笑
■実際に年収500万稼いで
実績・評価での収入UPもありましたが、心身を削って「残業代で荒稼ぎ」してきたことは事実です。
また、収入を上げるためにも、
・人からの評価が行動基準になる
・評価されたいから、キャパが苦しくても必要以上に仕事を巻き取る
をやってしまっておりました。
自分を消耗し続けることになるので、
モチベーションも、体力も、ずっと保てる働き方ではありません。
20代の体力気力と、上昇志向だけで持ちこたえてきたので、
これからは時間と労働力の切り売りから、価値の提供で収入を得ることにシフトする必要があると考えています。
ただ、それに気づけ、色々な出会いと経験ができ、自信もつけることができたので、今までの選択に後悔はしていません◎
「ちょっと疲れちゃったけど、頑張ってきてたんじゃん、私!」ですね。
■納得のできるキャリア選択をするには
繰り返しになりますが、環境の選択×選択肢を広げる×実績を獲得するを掛け合わせ進むことが、今の私の答えです。
また、その中心軸を何にするかが何より大事。
お金、実現したいビジョン、こうありたい自分、家族との時間…
選んだ中心軸が、ちゃんと自分の本音かな?は都度確認が必要です。
ここ10年ほどでも、働き方やライフスタイル、価値観が多様化し、認められるようになってきました。
だからこそ、自信を持って行きたい方向への舵取りがキモになってきますね。
<結論>
・バックグラウンドはどうであれ、やろうと思えば結果はついてくる
・そのためにも、「環境の選択×選択肢を広げる×実績を獲得する」
・でもどうせなら、楽しく働いて、美味しく唐揚げを食べたいね
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この記事を読んでくださった皆さんが、
自分の満足のいく仕事・生活選びをして、ハッピーな唐揚げライフを送っていただければ幸いです!
(唐揚げ唐揚げ言ってたら、久しぶりにハイボールと唐揚げの組み合わせを満喫したくなりました。。
心置きなく居酒屋に行ける日々が戻ってきますように…)
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