53歳で過労死した母へのわだかまりを癒す
収穫まで6480時間。五島こばさんち農園の芋類の植え付けが3月から始まる。
♦︎畑の整備、自家製ボカシ肥料づくり、栽培に費やした時間を時給換算して
♦︎購入した有機資材や農機具の使用割合を出して
♦︎商品になる安納芋の収量から1kgあたりに費やした原価を計算する。
去年、農業コンサルタントに習った原価計算の方法は確かこんな感じだった。
農業の原価計算めちゃくちゃ難しくて挫折した🥲
♢商品ができるでに費やす時間が長過ぎる
♢同じ量植え付けても天候によって毎年収量は違う
♢五島の海水とか、ぬかやおから、クズ芋と物々交換したり、他では手に入らない差別化できる貴重なものを使っているが、タダで手に入れたものはどう考えたら良い?
五島の直売コーナーに並ぶ野菜たち、どう考えても原価割れしてるやろ!?
と思っていたけど、証明できなかった。
父は、有機資材づくりや栽培においては、自然農業栽培のプロだけど、
ビジネスのスキルは皆無。
事業計画も立ててない。
安くて美味しい!安心安全な無農薬野菜づくりを365日、25年続けた結果、母は過労死した。
薄利多売で疲弊したから。
自己犠牲ビジネスだった。
なんのために無農薬にこだわってたの?!
健康のためじゃなかったの?
健康のために死ぬの?
53歳で過労死した農家の無農薬野菜なんて食べたくない。
田舎はお金がなくても生きていける??
綺麗事言ってんじゃねーよ。
子どもたちは、お宮参りも初節句も七五三もしてない。遊びに連れてって、お菓子買いたい、おもちゃ欲しい!なんて言えなかった。
かわいい服が欲しい!旅行行きたい。習い事したい。なんて言えなかった。
誕生日だけは外食に連れて行ってくれたけど、一番安いメニューを選んでた。
うちはお金がないから。
父も母も忙しいから。
私たちを育てるために働いているから。
ワガママ言っちゃいけない。
勝手に空気を読んで
父や母を困らせないように
望むことを封印した。
やりたいことや好きなことが特にない子ども時代を過ごした。
父や母を困らせない範囲内でのやりたいこと、好きなことがなかったから。
もし見つけてしまったら、母や父を困らせて、この家に居られなくなるか、父や母がおかしくなってしまうかもしれない。
防衛本能だったのかも。
ワガママ言わずに言うこと聞いて、お手伝いするいい子でいて、親のご機嫌とりをしていたのかもしれない。
父も母も子どもをコントロールするような言動はなかったけど、
ずーっと仕事してて、小学校低学年の頃、下校したら畑で作業する母のそばに行き、その日あった出来事を話したり、簡単なお手伝いをした。
高学年になってからは、家に帰ってテレビ見て宿題して。
鬼岳や島をドライブしたのは、島外から両親の友達やお客さんがきたときだけ。
子どもの頃の私は、父と母のそばにはいたけど、ずっと寂しかった。もっと遊んで欲しかった。向き合って欲しかった。こっちを向いて欲しかった。
子どもができて、子どもの頃の自分を癒すように、子どもたちと海行ったり山行ったり、欲しい!やりたい!と言うことは、できるだけやらせるようにしてる。
迷いなく、素直に、コレが好き!あそこ行きたい!コレが欲しい!と望める長女。
マジで尊敬する。
もし、私も子どもの頃、長女のように望みを素直に口に出せていたら、父や母は、このままじゃいけない!ビジネス勉強しようと思ったのかもしれない。
勝手に望むのを諦めたのは私。
気付いた時から望み始めたら良い💕
お金を稼ぐことは悪いことって父母は思い込みがあったのかもしれない。私も無意識に引き継いでいる自覚がある。
お金が全てではない。
でもさ、
お金を稼ぐ力があれば、時間にも心にも余裕ができる。子どもと遊んだり、向き合って、やりたいこと伸ばすサポートだってできる。
欲しいもの買えたら、生活や心が豊かになる。その商品を販売してる人もつくった人も潤う。
お金を稼ぐって良いことじゃん✨
って思ったから、私は採用する。
最近やたらと、
離婚してもシングルマザーは
手当がもらえるけん、
最近は我慢せんで離婚する人が多いとやろ?と私の離婚を知らない人の雑談に遭遇する(笑)
就学援助はもらえることになってありがたいけど、、学用品はそれ以上かかるし、他の手当は同居する父の所得を下げないともらえない。
所得を抑える努力なんてしたくない。
所得を増やす努力の方が好き。
税金を納める側になりたい。
少子高齢化って、国や地方自治体の税収が減るのが問題なんでしょ?
だったら稼げる人増やしたらよくない??
稼げる人増やそう!
って言ってる人より
節税対策って言ってる人が多いのは気のせいかな?
なんで、稼ぐ力抑える努力してるのか謎。
そういう人に限って市町村や県とか国とかにクレームつけてるよね〜
クレームばっかり言うから公務員が仕事しにくくなるんじゃないのかな?
横道に逸れた(笑)
農業で自己犠牲ビジネス薄利多売を脱却するには、私にとって至難の業なので
私は私の得意なやり方で
稼ぐ力をつけていく。
子どもたちが小学生のうちに小川の家に住みたい!車も買いたい!
逆算していく。
ゼロから始めるママのための起業コーチ
ふるかわしほ