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Wevoxチームが全員で挑んだ展示会の舞台裏
こんにちは!株式会社アトラエの河合です。組織力向上プラットフォーム「Wevox(ウィボックス)」のマーケティングを担当しています。
私たちは2024年10月、幕張メッセで行われた「HR EXPO 2024 Autumn」に出展しました。この展示会は3日間で3万人以上が来場し、500社が出展する、日本最大級のBtoBイベントです。
実は、Wevox事業部にとって約4年ぶりの展示会出展でした。ここ数年でチームが急速に拡大し、多くのメンバーにとっては初めての展示会体験。私自身も、その一人でした。その上、当日はマーケティングチームだけでなく、プロダクトチームやエンジニアなど、全員が参加しての総力戦。「どうなるかな…」と正直不安もありましたが、いざ始まってみると、想像以上に活気あふれる3日間になりました。
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今回は、そんな展示会の裏側について、当日参加してくれたなつきさん(長谷川 夏樹さん)と、一緒に準備を進めたマイマイさん(大谷木 麻衣さん)と振り返ってみました。
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「全員参加」が生んだ主体性と化学反応
河合:今回、展示会では当日までの準備からチーム全員が積極的に関わってくれましたが、マイマイさんは準備の段階からリーダーシップを発揮してくれていましたよね…!本当に心強かったです。なぜHR EXPOの準備に参加しようと思ったんですか?
マイマイ:「人手が足りなさそうだな」と思って(笑)自分のスケジュールにも余裕があったので「できることがあれば」と思って手を挙げたら、いつの間にか運営チームに仲間入りするくらい動いてました(笑)
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なつき:一般的には展示会はマーケティングチームが主導することが多いと思いますが、今回のプロジェクトは「事業部全体の取り組み」という感覚が強かったです。マーケティングやデザイナー、マイマイさんが旗を振りつつ、全員が主体的に参加していましたよね。
マイマイ:そうそう。私は普段はプロジェクトマネージャー(PM)として動いているので、展示会も一つのプロジェクトと捉えていたかも。だから、ビジネスサイドでなくても運営に関わるのに抵抗はなかったというか...むしろ、お客様の声を直接聞ける貴重な機会だと思って、前のめりに参加しました。
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河合:開発サイドの皆さんは普段お客様とお話しする機会が少ない分、不安も感じられていたので、マイマイさんがエンジニアとしての視点で関わってくれたのは、本当に心強かったです…!なつきさんは当日カスタマーサクセス(CS)チームのリーダーとして動いてもらっていたけれど、どうだった?
なつき:僕はCSチームに所属しているとはいえ、データサイエンティストなので、日常的にお客様とお話するわけではないんですよね。なので、そもそも自分が上手くサービスや組織づくりの話をできるのか、全く自信が無かったです(笑)
河合:確かに、「楽しみだけど不安だな〜」って言っていたよね(笑)
なつき:そうなんです(笑)でも、せっかくブースに立ち寄ってくださった方には、何かしら価値ある情報や学びを持ち帰っていただきたい。なので、僕と同じように普段CS以外の仕事をしているメンバーに声をかけて、事前に勉強会を開きました。勉強会では、僕らの役割や求められるレベルについて目線合わせをしたり、どんな準備が必要かをみんなで考えたりしましたね。
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河合:その事前のサポート、すごく助かった!CS以外の観点での提案が功を奏して、初めてのメンバーも安心して当日に臨めたという声もあったよね。
「全員が企画者」として挑んだ3日間
河合:当日は5つのチームに分かれてシフトを回していましたが、各チームの中でさまざまな改善が自主的に行われました。例えば、上手くいった声掛けの方法をその場で共有したり、来場者の反応に応じてミニセミナーの内容を即座に変更したりする姿が見られましたね。
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マイマイ:そうだね。初日にご来場いただいたお客様から「どんな情報を探しているのか」をお聞きして、そのフィードバックをもとに展示していたiPadのコンテンツをその場で改善したりね。当日は、トップダウンで運営担当やリーダーから指示が出るのではなく、全員が企画者として「この展示会をどうしたら最善のものにできるか」を考え、即行動に移していたのが印象的だったな。
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なつき:本当にみんなが楽しみながら工夫していましたね。お客様からも「ここが一番楽しそうなブースでした」と言っていただけました。今回は「アニマル商事」というポップなテーマだったので、その明るい雰囲気も相まって、より一層ブースが盛り上がりましたね。
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河合:私たち自身も心から楽しんでいる姿がお客様にも伝わったのかな。立ち寄ってくださった方々と、深く話し込むことが多かったのも印象的でしたね。
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サービスの話より「お客様の話」を大切に
なつき:
展示会中、気づいたら30分以上お客様と話し込んでしまうことがあったんです(笑)Wevoxのサービス説明をするというよりも、どうやって組織づくりに取り組んでいるのかを聞くことの方が楽しくて、話が止まりませんでした。
河合:
あんなに当日まで「不安だ〜」って言ってたのに、本当にずっと話していたよね(笑)
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マイマイ:展示会は新規顧客の獲得の場でもあるけれど、お客様の生の声を直接聞ける貴重な機会。それをプロダクトの改善に活かすために、私もどんどん前のめりで話を聞いちゃいました(笑)
河合:結果として、自然と商談につながっていたケースも多かったですね。マイマイさんもしれっと「今度お打ち合わせの時間いただくことになったよ〜」って言っていたし(笑)「サービスを売る」ことよりも、「お客様を知る」ことにフォーカスすることで、結果的に目の前のお客様との関係性が深まったような気がします。
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マイマイ:「みんなの声ボード」にも沢山の声が集まったね。お客様と沢山対話させていただき、共感し合うことができたという1つの現れだと思っています。
私たちは、組織は経営・人事・管理職など特定の人だけでつくっていくものではなく、全員がそれぞれ声をあげて、自らつくっていくものだと考えています。「Wevox」というサービス名も「私たちの声」という意味で付けられた名前なんですよね。だからこそ、当日出会った皆さんから声を聞けたのは、とても嬉しかったな。
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課題は、展示会の熱量をどう日常に持ち込むか
河合:改めて3日間の展示会を振り返ると、本当に熱量が高くて、まさにアトラエらしい主体性が具現化された時間だったと感じています。展示会が終わり、日常業務に戻ってから何か変化を感じたことはありますか?
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マイマイ:展示会以降、今まで以上に開発サイドのメンバーが「もっとお客様の声を聞きたい」と言って、商談に同席したりCSの業務にも積極的に関わるようになったなと。Wevoxのサービスづくりに、この展示会での経験がしっかりと活かされていると感じていて、私自身、これからのサービスの進化が楽しみです。
河合:逆に、課題に感じた部分はありますか?
なつき:あの熱量をどうやって日常に落とし込むかが課題ですね。当日はお祭りのように盛り上がっていましたが、終わってしまうとどうしてもその勢いが少し落ち着いてしまいます。日常の業務に、このエネルギーをどう持ち込めるかが今後のポイントだと思います。
マイマイ:確かに、展示会では「これが良かった」「次はこうしよう」というアイデアがどんどん出て、その場で即実行していました。普段の業務でも、こうしたスピード感と柔軟な対応ができる環境があれば、もっとイノベーションが生まれると思います。
河合:そうですね。例えば、展示会後に感想や学びを部署を越えてシェアする場を一定期間設けるのは、すぐに取り組めそうです。また、アトラエでは常にパブリックなコミュニケーションを心がけていますが、人数が増えてくると、どうしても難しくなってきますよね。規模が大きくなっても、展示会のように主体的な意見が飛び交う環境を、今後もどうやって維持していくかが大切だと思っています。引き続き、アトラエ社内で実践していきましょう!
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最後に
今回の展示会を通じて、改めてWevoxの軸である「組織力」を実感しました。しかし、私たちアトラエは「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンに向け、常に進化し続ける必要があります。組織は日々変化し、アトラエも急速に拡大しています。
その中で、誇れる会社であり続けるためには、展示会の3日間のように一人ひとりが主体的に考え、行動し続けることが欠かせません。私自身も、今回の展示会で得た学びを糧に、楽しみながら組織づくりに向き合っていきたいと思います。
もしこの記事を読んで、アトラエのチームや文化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ下記のリンクもご覧ください。ご連絡も、お待ちしております!
ちなみに、12月1日から25日まで、「#組織づくりの実践知」をテーマにアトラエのメンバーがnoteを書いています。こちらもぜひお楽しみに。
それでは!最後までお読みいただき、ありがとうございました。