弔事のお付き合い
こんにちは。枝穂@マナーインストラクターです。
年末から全く更新しておらず、3日坊主にも至らない~って感じでしたが、年が明けてから身内に不幸があり、筆が進みませんでした。
家族葬って?
実は先日父が亡くなりました。コロナ禍でもありますので家族だけで見送りました。
家族葬のイメージは、10数名くらいがやっと入れるところでこぢんまりやるものと思っていたのですが、いや、広い。家族葬オンリーの式場であれば違うのかもしれませんが、いたって普通の会場でした。
すると、わたしの顧客や知人からたくさんのお花が届きました。弔電も、どこから聞いたかたくさん送ってくださいました。こんな時期なので必要最小限の連絡しかしていないにも関わらず、たちまち広い会場が華やかになりました。
いや、たとえ狭くても、お花を置くスペースなんて式場でなんとかなります。弔電なんて、迷惑なことなんて何一つありません。
もしわたしが顧客や知人の葬儀を家族葬でやると聞いたら、会場はきっと小さなところだからお花は無駄かな、弔電も家族だけだから不要かな、と思っていたと思います。また、何かした方がいいかな…しない方がいいかな…と迷うこともあったと思います。
でも、弔事のお付き合いは、やりすぎるくらいでちょうどいい。振り返ると、わたしは遠慮しすぎてむしろ配慮が足りなかったと思います。
生前父は、とにかく弔事にまめな人でした。若い時は祝儀貧乏などという時期がありますが、父は年中香典貧乏だったのではないかと(笑)そこまでやらなくてもいのでは?と、思っていました。今でこそ香典は辞退が一般的ですが、かつてはそうでありませんでしたから。
施されたら、施し返す。
また、施されたら施し返す。もしわたしが今回のご厚意を忘れ、相手に何かあった際に何もしなければ、多少のわだかまりが残ると思います。(わたしは、根に持ちます(笑))
冠婚葬祭は、人付き合いのバロメーター。今回も、色々思うところはありました。それと、今までは後日訃報を聞いたら、お線香を送ることがありました。今回も、たくさんいただきました。10年分くらいはありますか…。今後お送りすることがあれば線香以外のものでもいいかな…。
また、うちの親族は田舎の出で、決して裕福でも華麗な一族でもありません。しかし父が生前用意していた過去帳を見ると、先祖はとても位の高い戒名を授かっていました。祖父にあたっては、調べると現在では数百万円は下らない、いや、お金を積めば付けてもらえるとも限らない、すごい名前でした。それには事情があるようなのですが、これも先祖代々お寺さまとのお付き合いを大切にしてきたからでしょう。
今回経験して思ったこと
・弔事のおつきあいは、やりすぎるくらいでいい。迷ったら、やる。
・とはいえ、香典は辞退が一般的。親族やよほど親しい人以外は他の方法を考える。
・葬儀直後はお花もお供えもたくさんある。むしろ四十九日や月命日、一周忌など、みんなが忘れかけた頃に何か送ると喜ばれる。
そしてなにより、親御さんがご健在のみなさま、是非大切になさってください。わたしは言い争いばかりしていましたので(笑)
後悔しないように。
(感謝)
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