なりたい自分になるために。亜子さんがライターを志した理由
新しくなにかに挑戦することは、とても勇気がいりますよね。
「今からでは遅いかもしれない」「失敗したらどうしよう」と不安になってしまい、挑戦できずにいることはありませんか?
今回のインタビューのお相手、こうの亜子さんは派遣社員としてフルタイムで働きながら、ハンドメイド作家としても活躍しています。
子育てと仕事を両立しながら走り続けてきた亜子さんの次なる挑戦は、もっとなりたい自分に近づくためにWebライターになること。
挑戦し続ける亜子さんのお話は、きっとあなたの背中を優しく後押ししてくれるはずです。
不安を乗り越えるために挑戦したハンドメイド
ーー派遣社員として働きながら、ハンドメイド作家としても活躍する亜子さんですが、なぜ副業に挑戦してみようと思われたのですか?
営業事務としてさまざまな企業で勤務していますが、派遣社員は同じ事業所で3年を超えて働くことはできないんです。だからせっかく仕事を覚えても、スキルが積み重なっていかないことに焦りを感じていました。
目に見えた成果がないまま日々が過ぎていくのが辛くて、私このままでいいのかな……って。
そんなときに訪れたハンドメイドマーケットで、挑戦したいことが見つかりました。
私はピアスが着けられないのですが「可愛いものはピアスが多いな」と少し残念に思って。素敵なデザインのイヤリングを作ったら、私のような人が喜んでくれるかもしれないとひらめいたんです。
もともと手先が器用だったこともあり「私だけにしかできないことでお金を稼げるかもしれない」と、ハンドメイド作家としての活動をスタートしました。
ーー現状を変えるために行動できる亜子さんを尊敬します。ハンドメイド作家としての活動は順風満帆だったのでしょうか?
雑誌に掲載してもらったり、海外のショップと定期的に取引してもらったり、はじめに思っていたよりもうまくいきました。このまま頑張れるかなって。
でもコロナウイルス感染症の影響で、アクセサリーの出店イベントがなくなってしまって……。
アクセサリーを作るのは楽しいけれど、コロナやトレンドなど周囲に影響されながら続けることがしんどくなってきてしまったんです。
そんなときに、Webライターに挑戦してみたいなと思うようになりました。
めぐりめぐってWebライターに
ーーコロナウイルス感染症の影響があったんですね。さらなる挑戦にWebライターを選んだのはなぜですか?
派遣社員として培った事務スキルを活かしつつ、自分の好きなことができる仕事ってなんだろうと考えたときに、昔から書くことが好きだったとふと思い出したんです。
小学生の頃、読書感想文が好きで夏休みの楽しみだったんですよね(笑)
ほかの宿題は夏休み前半にすべて終わらせて、読書感想文は気合をいれて臨んでいました。得意なので褒めてもらえたり賞を取ったりもして、大人になったらいつか文章を書く仕事をしたいなと思っていました。
ーー子どもの頃の夢をめぐりめぐって叶えようとしているんですね、素敵です!それからいくつか記事を執筆されていますが、ご自身がライターの仕事に向いていると思うところはありますか?
今までフルタイムで働きながら平日はほとんど一人で子育てをしてきたので、なんでも効率よくこなせます。
たとえば仕事の帰り道に献立を考えて、30分で3〜4品の夕食をしっかり作るとか。限られた時間で順序良く、一つひとつ集中して取り組めるので、そこは強みかなって思いますね。
あとは、期日を絶対に守るところ。
心配性がゆえに前倒しで取り組むので、仕事が早いと言ってもらえることも多いです。納期などは絶対に守るので、相手との信頼関係を構築することに活かせると思います。
以前は心配性な自分が嫌だなと思っていたんですが、自分を改めて見つめ直したり、自分の想いを文章にして書いたりするうちに、自分の素質を活かせるかもしれないと思えるようになりました。こんな自分もアリなんじゃない?って。
新たな自分を目指して
ーー今まで挑戦してきた経験が、ライターとしても役に立っているんですね。ライターになったらどんな生活がしたいですか?
読者やクライアントのニーズに併せて、リサーチして書くような記事を書くのも楽しそうだなと思いますが、ゆくゆくは自分の思いを伝えられるような、コラム記事も書いてみたいです。
早くに結婚して子育てをしつつ仕事を続けてきたので、女性の生き方についてとか。あとは好きなハンドメイドについてとか、自分の経験をもとに書いてみたいですね。
でもなんでも挑戦してみたいという気持ちもあります。好奇心旺盛なので、知らない分野でも仕事として与えていただけるのであれば、とことん調べてガンガンやりたいです!
ーー亜子さんの書く文章は、引き込まれる感覚があってとても読みやすいですよね。亜子さんの書くコラムを読むのが楽しみです!
では最後に、今後の夢を教えてください。
ライターとして世に名前を残したいなと思っています。
名前を残すって大げさですけど「亜子さんだからこの記事を書いてほしい」って言ってもらえるような仕事がしたいですね。
なりたい自分になるために、迷いながらも自分の道を切り拓いてこられた亜子さん。
亜子さんの元気で明るいお人柄のおかげで、笑いの途絶えない楽しい取材となりました!
そして「何歳だからとかお母さんだからとかあんまり関係ない」と笑顔でお話ししてくださる亜子さんに、私自身とても勇気づけられました。
さまざまな経験をしてきた亜子さんが書く記事が、とっても楽しみですね。素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
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