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警戒心

生き物には多かれ少なかれ「警戒心」が備わっている。
仕事の性質上、警戒心を持って近付いてくる人が多数いる。
私はいかに警戒心をほぐしながら対話するかを常に考えながら応対している。
元来人見知りで自分から相手に話しかけるのはとても苦手だし出来ることならしたくない。
でも、そんなことも言ってられないし危険人物じゃないよっていうアピールをしないと会話にならない。

そこで私は電話の時はなるべく大きな声でハキハキしゃべり、適度にお礼の言葉を言いながら多少友達のようなフランクな話し方を心がけている。
すると、最初は警戒心だらけで言い方も刺々しかった人も徐々に「いや、実はね」みたいにフランクに話してくれたり、こちらの話しを真剣に聞いて考えてくれたりする。
実際に相手が目の前にいる時はなるべく目尻や眉毛を下げてマスクしててもニコニコしてるのが伝わるように、相手の話しを聞くときは大きく頷いて真剣さが伝わるように心がけている。
これが正解とは限らないし、こういう対応を望まない人もいるかもしれない。
ただ、私の今までの経験則で1番良いであろう方法を実践している。

これは実生活でも実施していて、自分が客の立場で応対してもらった時に、こっちが警戒心だらけだと相手も警戒してギスギスした感じになる
だから、注文するときとか何か質問するとき、支払い終わって帰る時、なるべく穏やかな話し方でニコニコしながら自分の要望を伝えるようにしている。
そうするとぶっきらぼうな人より店員さんも優しく対応してくれる(気がする)

でも、警戒心ってとっても大事だと思うから警戒心を持つことに異論はまったくないけど、警戒心を表に出しすぎると自分が損をすることもあるかもしれない。

逆に警戒心出しすぎて攻撃してくる人は過去に何があったんだろうって人となりが気になるくらい。
仕事上、怒鳴り込んでくる人も居るし最初は普通だったけど徐々にヒートアップして激昂してくる人も居る。
そういった人は今その場で対応してる人に怒りをぶつけるから、その人の身体的特徴だったりを責めてきたり悪口をその場で言ってきたりする。
これも一種の警戒心だと私は思ってる。
怖いから大きな声を出して自分を強く見せようとしているのではないかと思う。

義務教育で道徳を習ったはずなのに出来る人と出来ない人がいる
これは教育でどうにかできる範疇ではなく、教養の問題になってくると思う。
みんながもう少し他者に寄り添う心があったら良いのになと思っている

警戒心にもバランスが必要なんだね。

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