写真と思い出
私は写真撮影が好き
だけど、映るのは嫌い
大学生の頃、卒アル製作委員会に強制加入させられたときも
「なんでキミの写真ないの?」
とクレームをつけられた
答えは簡単で
必ず撮り手に回るから
思い出は非常に重要なものだとは思うのだけれども、どうも写真への映り方がわからない
日頃は笑ってるのに、カメラを向けられたり鏡を向けられると、ぎこちない
上手く映れないので、カメラから逃げ回る事にした
「思い出は心に残すから」などわざと冗談めいて話したりしていた
今年 学生の頃から一緒だった、唯一の同期が結婚を機に退職する
喜ばしい事で、自分もすごく嬉しい
先日の忘年会で、自分たちを雇ってくれた理事長から「3人で写真を撮ろう」
と声をかけられた
いつもの自分なら遠慮したり、逃げていただろうけど
この日の自分は喜んで映った
写真に映った自分は、満面の笑みだった
思い出のアルバムなんて今までなかったけど
27年生きてきて、これなんだなって
言葉にするのは難しい、良い感情に包まれた