【ドロマーサガ】解説【超CS65位】
最近組んでたドロマー(光水闇)の【サガループ】ですが、CS入賞したこともあり、一度記事にさせていただこうと思います。
(超CSでも予選は突破しました)
履歴
2023.7.27 投稿
2023.8.6 実績とか超CSのレシピとか追加
ドロマーで組むメリット
元々はこちらで書いている通り〈カイタイ〉が使いたかっただけだが…
〈シクミ〉が採用できるのも大きなメリット。それぞれのカードについては採用カードの解説で書くとして、まずは通常の【青黒サガループ】と比較した長所短所を紹介したい。
メリット
・ミラーマッチ(【青黒サガループ】対面)の有利
基本的に【サガループ】同士の対面は速度勝負になるので、 相手の〈サガ〉をほぼ回収できない領域に送れる〈カイタイ〉があるこちらが圧倒的に有利です。例え〈サガ〉を抜けなくても相手の手札状況が分かること、〈イザナギ〉などのドローカードを抜けるのはとても大きいです。
・墓地リセット系メタへの耐性
〈シクミ〉は墓地を肥やしながらサガを出せるカードなので、【サガループメタ】として利用されている〈お清めシャラップ〉〈♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今〉〈コッコ・武・ルピア〉〈堕呪 ブラッドゥ〉に強い耐性がある。
既存の【サガループ】は墓地0枚からループに入るのには最低5マナ(エマージェンシータイフーン+サガ)必要なので、普段は墓地リセットカード使用時に4マナ以下であれば確実にターンが回ってくるが、シクミがあれば4マナでループに入る事が出来る。対面の【ドロマーサガ】の知識次第ではこれで意表をつけるのも大きい。
・カード除去の増加
〈ドアノッカ=ノアドッカ〉の代わりに〈HEAVEN・キッド〉を採用しているのでカード除去が多い。(通常の【サガ】では〈勝熱と弾丸と自由の決断〉くらいしかない)
ので、通常サガだとかなり辛い〈空間型無限収納ストラトバッグ〉〈DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜〉に対しても貫通しやすい。
もちろん、青魔道具に対しても非常に有効。
・受け性能の増加
サガ対面、シールドに〈ブルース〉さえなければ勝ち、なんて場面よく見たことがあるんじゃないでしょうか。〈シクミ〉が5枚目以降の〈ブルース〉になっているので受け性能はかなり上がっています。〈シクミ〉はブルース効果に加え、「出したカードへのブロッカー付与」「直前の墓地肥やし」「手札からも出せる」ので受け性能はかなり高い。
お陰で赤単対面ならしっかり有利ぐらいです。
アポロは割と貫通しますので、〈カイタイ〉でしっかり動きを止めましょう。
デメリット
・速度低下
おっそい。新しく追加した〈カイタイ〉〈シクミ〉の両方が「呪文」かつ「多色」。ただでさえ3色にして色確保も大変なので通常【青黒サガループ】と比べると明らかに速度は遅い。〈カイタイ〉の妨害性能と〈シクミ〉の受け性能でそれを補っている形。
〈カイタイ〉〈シクミ〉の強さと「速度低下」は避けられないトレードオフなので環境を見て使ってください。
・メタ除去が弱い
長所でも書いたけど〈ドアノッカ=ノアドッカ〉の代わりに〈HEAVEN・キッド〉を採用している。単純に2コストで出来ていたことを3コストでしないといけないので大変。2ターン目に使いたい場面は余りない、4ターン目に余りマナで〈エマージェンシータイフーン〉を使ったりできないのはつらい。
また、3色になった都合で、無色の〈勝熱と弾丸と自由の決断〉〈キング・ザ・スロットン7/7777777〉のような複数の除去も採用しづらい。
呪文が多いので〈絶望と反魂と滅殺の決断〉も採用しづらい。
上記の理由から、【アナジャオウガ】はかなり辛く、【5C】も〈とこしえの超人〉を連打されると厳しい。
レシピ
なぜDOOM型なのか
そもそも、基本的に〈晩餐〉型の【サガループ】の方が【DOOM】型の【サガループ】よりデッキパワーが高い。詳しくは筆者が過去に書いたサガの解説記事で欲しいが、ループにしか使えない〈シャコ〉と〈DOOM〉、ループ以外でも強い〈ウォズレック〉〈サイクルペディア〉のどっちが良いかという話。
で、今回あえて〈DOOM〉型になってるのは単純に単色不足。通常のサガに追加で〈カイタイ〉〈シクミ〉を入れて多色が増えてしまっているので泣く泣く〈DOOM〉型にしている。
〈カイタイ〉〈シクミ〉が呪文なので〈サイクルペディア〉との相性は良いので上手く組めれば強いかもしれないが…。
色事故防止、サガサーチ、カイタイサーチの為、〈ロストウォーターゲート〉も採用している。
イワシン盾落ちの際のサブフィニッシャーとして〈ゲンムエンペラー〉を採用。
除去カードの〈HEAVENキッド〉が生き物なので案外4体並んで出せることもあった。
超CSレシピ
メタ除去のVTとアポロ対策のグリラを採用した最終形態。VTのお陰で苦手だったアナジャオウガ、赤黒テレスコともある程度戦えるように。
カイタイとシクミは泣く泣く減らした。VTにある程度除去を任せられると判断してHEAVENキッドもかなり減らした。
採用候補カード
〈黙示王機エーフェックス〉
サモハンの光版。地味にブロッカーを持つのでブルースから蘇生して受け札にしたり出来る。単純に光枠を確保したいので〈ゲンム〉や〈vol-val-8〉の枠に使えます。
・〈ゲンム〉:5Cに全く効かない。ワンチャン無限クライムで出る。
・〈vol-val-8〉:晩餐型【サガループ】相手にトリガーケアが全くできない。色が弱い。
・〈エーフェックス〉:シャコが落ちたらダメ。単体で弱い。色が良い。
〈魔獣星樹ギガゲドー〉
盾回収によりドローソースとして使える。
破壊時に盾追加する能力があるので、トリガーから出せば【アポロ】対策にもなる。シールドを回収してしまうのは【赤単】相手には良くないように感じるが、盾を1回増やせるので1回ならプラスマイナス0。
また、サガループ時にシールドをすべて回収できるので絶対に盾落ちしないのがメリット。ギガゲドーを複数枚採用できるなら〈シャコ〉〈DOOM〉〈イワシン〉1枚ずつの構築もアリ。ドローで3コストは少し重い+多色なので今回は不採用。
〈虚無の守護者グリ・ラ / 無情の光〉
上側は、強力な〈シクミ〉をサーチできるカード。〈エマジェン〉〈ブルース〉も状況に応じて持って来れるが、ドローソースとしては少し重い。
4キルの動きを強化するカードではある。
下面はアポロ対策に使える。
ロストウォーターゲート
言わずとしれたサガのサーチカード。このデッキでは光のカードをサーチして色事故防止に使う他、サガループ対面で3ターン目にカイタイを打てるように採用した。手札が減ってしまうのは辛いので入っても1,2枚かな…
悪魔右機フリル
HEAVENキッドの亜種。GSが無い代わり、ゴッドを持つのでサガから出すことが出来る。
サガの効果起動できないようなメタカードを焼くための除去なのにサガから出せる事のメリットは薄いので不採用。
環境対面
【サガループ】
〈絶望神サガ〉〈蝕王の晩餐〉などループパーツを回収し辛い場所に封印出来るのがとにかく強い。むしろ【サガ】に強いからカイタイ使ってるしそのためにドロマーにしてるまである。
ミラーは最優先でカイタイを打ちたい。サガ3枚のサガループとサガ4枚のサガループでどっちが有利かは言うまでもなく。
イザナギからも積極的に加えて打ちたい。自分のサガ探しもしないといけないのでバランスは大事。
【アポロ】
ヘブンキッドのGSは効かず、シクミで出したブロッカーも単体だとレッドゾーンで処理されるので赤単ほどは聞かないが、通常の【サガ】よりは大分マシ。
〈ウォズレック〉が2ターン目に打てず、〈カイタイ〉が3ターン目なので少しマイナス。
2ターン目にブルースを召喚しておくことで、レッドゾーン効果の的にすることができ、それによりシクミが受け札になるのは覚えておく。
【赤単】
青黒サガに比べても相当に受けカードが多いのでかなり有利。ブルースと違って墓地無しでも使えるシクミがとても強い。
圧倒的に有利。
除去札が〈HEAVENキッド〉になったおかげで〈U・S・A・BRELLA〉も貫通しやすい。
〈カンゴク入道〉で回収されてしまうのには注意。
【アナジャオウガ】
メタ除去カードが減ってるせいもあり、ループに入るのはかなりしんどい。
向こうのASMラジオなどのリソース札をハンデスして動きを止めたい。
通常のサガよりも不利。
今後、まとめ
通常の【青黒サガ】と細かい差分はあるが、【サガ】に対して有利になる事、【アナジャ】【ライオネル】などのメタデッキに不利になるのが大きな差分なので環境を見据えて使うことになるデッキだと思う。
遅筆過ぎてサガはもう後1週間の命だが、一応この記事を形に残したい。
実績
プロシュートCS4位
予選
⭕後 赤単
⭕後 4Cユニバース
❌後 5C
⭕前 5C
⭕後 4邪
本戦
❌後 赤青アポロ 3キル
❌後 赤緑アポロ 3キル
アポロに強い構築のハズなのに貫通するアポロ、とても悔しい。
この後、グリラを追加した。
超CS本戦出場ベスト128
予選
⭕不戦勝
⭕後 赤緑アポロ 3キル
⭕前 アビス シクミで受けて勝ち
⭕後 赤黒テレスコ VT引いて勝ち
⭕前 アナオービー カイタイでリソース抜いた
⭕前 赤黒テレスコ カイタイで軽いカード抜いた
❌後 赤緑アポロ 3キル
❌後 赤黒テレスコ 先3ジャガイスト
本戦
❌後 青黒サガ 4キル
不戦勝や、引きの悪い相手にカイタイを当てたりして勝った試合が多かったので運が良かったのは否定できないが、カイタイやシクミが生きた試合が多く、ドロマーで出場して良かったと思えた。
本戦は先にサガループされて負け。カイタイは打てなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?