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CS3位【ドロマーエルボロム】解説

最近組んでたドロマー(光水闇)の【エルボロムループ】ですが、CS入賞したこともあり、一度記事にさせていただこうと思います。

履歴

2024.7.30 執筆開始
2024.9.03 投稿
2024.9.08 誤字修正 

概要

〈エルボロム〉から〈ブレイン・スラッシュ〉を早打ちして、〈クイーンアマテラス〉を出したあとは〈クイーンアマテラス〉と〈サイクルペディア〉のループに持ち込んで勝利する。

今回の主役

〈エルボロム〉のハイパー化のタップ元と〈ブレインスラッシュ〉のための闇の確保を、このデッキでは〈サイクルペディア〉+〈アイオブザタイガー〉or〈アーテル・ゴルギーニ〉でこなしている。

アマテラスループの詳細はここでは書かないが、〈クイーンアマテラス〉が着地すれば殆どの確率でそのままループに入るので、〈クイーン〉の着地≒勝利と考えて良い。

上図のように、3ターン目までは手札交換に徹する。
〈タイガー〉のサーチカードと〈タイガー〉本体で8枚+手札交換カードがあるので高確率で4ターン目には〈タイガー〉から動くことが出来る。

4ターン目には〈タイガー〉を使用し、
①〈タイガー〉→〈ペディア〉→墓地から〈タイガー〉→〈エルボロム〉
   →〈ブレインスラッシュ〉×2(ペディアで2回唱える)
②〈タイガー〉→〈アーテル〉→4枚墓地肥やし&蘇生で〈エルボロム〉
   →〈ブレインスラッシュ〉
〈ブレインスラッシュ〉で〈クイーン〉を出せればそのままループに持ち込んで勝利する。
ここまで読んですぐ思い付く疑問が一つ。

コンボパーツが多すぎるので決まらないのでは?

上記①②の両方で、必要なコンボパーツは〈クイーン〉まで含めれば5枚。
4ターン目に揃えるのは余りにも厳しい枚数だが、このデッキのミソは動作中で何枚もドローすることが出来る所。

図のように、どちらのルートでも最後までに最低9枚はデッキを掘ることが出来る。少なくとも、〈クイーン〉が無い状態でコンボを初めても大丈夫だろう。〈ブレイン・スラッシュ〉前にも〈ペディアルート〉では3枚ドローできている。

上記のように複数のルートがあるので、ドローしつつ展開を続けることが出来る。
また次項で語るが、欠損してもある程度の動きが出来るので、コンボパーツが揃ってない状態で動き始めることにもリスクが少ない。

仮にコンボパーツが欠損しても動ける

コンボパーツの〈ぺディア〉〈アーテル〉〈エルボロム〉が単体でも強力なカードであり、〈タイガー〉も上記のいずれかがあれば使い得のカードなので、仮に何か1枚欠損してもし下の図のようにそれなりの盤面を作ることが出来る。

〈ロジックキューブ〉まで入れてるので〈タイガー〉は欠損しないものとする。

耐性持ちのブロッカーを出し、シールドに防御トリガーを仕込みつつドローすることが出来る。
ブロッカーとトリガー仕込みでアグロデッキに対抗し、ドローでハンデスデッキにも対抗することが出来る。
〈サイクルペディア〉はジャストダイバーで次ターンまでほぼ確実に残るのもかなり大きい。

ループデッキとしての強み

①コンボパーツの汎用性が高い
コンボパーツである〈ペディア〉〈エルボロム〉〈アーテル〉が汎用性の高いパワーカードなので、コンボ不成立でも動くことが出来る。

②受けが多い
〈エルボロム〉を主軸にしているので必然的にデッキにはSトリガーが多く採用される。また、〈エルボロム〉本人の効果でそのトリガーを盾に置くことが出来る

類似デッキとの比較

【青白エルボロム】

ルシファー、パーフェクトアルカディアなどの受け札をより多く積めるのでビート耐性が高いデッキ。
その一方でエルボロムから唱えるのがルシファーやハイパーエントリーなので、手札要求がより厳しい。ペディアなどでこちらのほうが中盤の動きも強い。

【ドロマースワン】
ほぼ別デッキだが、採用できるカードが似ている。ループの要素を全て抜いて受け札に変えたようなもの。

デッキレシピ

標準レシピ(2024/7/20)

スタンダードなレシピ。
【黒緑アビス】対策に〈セレスティアル・スパーク〉と〈理想と平和の決断〉を多めに採用。【赤青マジック】【黒緑アビス】相手にもある程度の勝率を確保した。(その上で黒緑アビスは微不利)
3位になったときもこのレシピの1枚違い。

ちなみに【デイガファイアーバード】が厳しいので調整必須だが、バランスの良いレシピなので一応残す。

採用候補カード解説

必須カード

〈超光喜 エルボロム〉

本デッキの核。コンボパーツでもあるが、
4コストにも関わらず〈5000VT〉で飛ばないサイズ、ブロッカー、ドロー、盾追加を持つハイスペックカード。
さらにドローと盾追加は攻撃時にも発動するので盤面に出して殴り返し要因にしても強い。
唯一の欠点は光のデーモンコマンドというサポートの少ない種族。
一応コマンドではあるが、良いサポートは余り無い。(むしろあったら教えて欲しい)

〈龍素記号wD サイクルペディア〉

〈タイガー〉を使いまわしてドローしながら展開するコンボパーツ。いうまでもなくハイスペックなパワーカードなので〈タイガー〉で4ターン目に出す動き自体がそもそも強い。
ジャストダイバーのブロッカーなので【赤青マジック】対面でも頼りになる。(ボンキゴマイム5宣言は効くが、逆に言えばボンキゴマイム要求)
【黒緑アビス】もこのカードを除去する手段がないため、【ペディア】を出すと確実にターンが返ってくる。ハンデスはされるだろうが、【ペディア】呪文を増やしてリソースを伸ばすことが出来る。(次ターンのデッキトップが呪文であれば)

〈奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー〉

〈エルボロム〉〈ペディア〉と比べると単体のカードパワーは低いが、出す対象が8~10枚採用されているこのデッキでは使い得の強カード。
上面は召喚酔いを消せないので基本的に使い道は無い。
クリーチャー面があるせいで〈マーダン=ロウ〉に落とされるので2枚目もマナにおいてはいけない。
このカードがないと動作が1ターン遅れるので、〈ロジックキューブ〉を採用して確実にサーチする。
【黒緑アビス】には確実に〈マーダン=ロウ〉にハンデスされるが、【黒緑アビス】相手なら4ターン目に動かずに手札補充を行っても良い。
〈ドレミ団の光魂GO!〉で手札から打ったり、2枚目のペディアで墓地から打ったりもするので2枚目をどこに置いておくかは考えないといけない。

〈ブレイン・スラッシュ〉

コンボパーツ。墓地に出すカードが無く、条件を達成していないときでも、〈エマージェンシータイフーン〉と同時に踏ませることで蘇生することが出来るので、トリガーケア出来ない相手は攻めづらくなる。
特に書くことは余り無い。

〈ロジック・キューブ〉

〈アイ・オブ・ザ・タイガー〉の重要度が高いので、そのためのサーチカードとして採用。枚数は3~5枚程度が推奨。
採用する時には〈ロジック・キューブ〉〈ロジック・スパーク〉〈ヘブンズ・キューブ〉で名前をバラしてください。
同じカード名を複数枚入れているとこちらのデッキに〈墳墓〉が入っていないことが相手にバレてしまうため。
色と〈ペディア〉が入っている関係上、常に〈墳墓〉の可能性を相手に匂わせると相手のマナ置きを制限できるので名前は散らしておいた方が良い。

自由枠(トリガー枠)

受けにもなり、エルボロムから使っても美味しいカードがベスト。
さらに言えば色バランス的に光が良い。

〈ドレミ団の光魂Go!〉

全タップで確実に相手の攻撃をやり過ごせる一方で、ドローしながら呪文を使う効果があるのでエルボロムから使用しても美味しい。このカードを経由することでトリガーでは無い〈タイガー〉〈平和と理想の決断〉などの強力なカードを使用できる。
また、〈クイーン〉から打ちたい呪文をドローしてしまった場合にこのカードを経由して唱えることが出来る。特に〈フォース・アゲイン〉をドローしてしまった場合に困るので、少なくとも1枚は採用推奨。

〇 :VSマジック 黒緑アビス 黒アビス
✕ : 鳥 ドリメ ループデッキなど

〈セレスティアル・スパーク〉

見た目は相当に地味だが、4コスト単色トリガー付きで、敵味方問わず盾送り出来るハイスペックカード。
〈エルボロム〉で使用できるのはもちろん、〈ペディア〉でも打てるコスト。〈光魂Go〉でタップしても起き上がってしまう〈カクメイジン〉を除去したり、天敵の【黒緑アビス】のクリーチャーを回収できないゾーンへ送りこめるのが強力。
環境に合わせて採用したい。

自由枠(その他)

〈理想と平和の決断〉

言わずと知れたパワーカード。カードパワーは高いものの、勝利に直結しない後ろ向きな効果と4コストという絶妙な重さで少し使いづらかったカード。
このデッキでは大量のトリガーで遅めでも許される事と、〈ペディア〉で展開しつつ打つことが出来るので相性が良い。

ただ、多色になってしまうのでこちらも環境に合わせて採用したい。
有効な対面は、回収不能ゾーンへの小型除去が有効な「メタカード」を展開するタイプのデッキ(【アナジャ】【ファイアーバード】【ドリームメイト】など)と、大量ドローが有効なハンデスデッキ(【黒緑アビス】【アナハン】【デスパペット】など)。

〈蒼狼の大王 イザナギテラス〉

4コストでブロッカー持ち、呪文を手札から唱えることが出来るので、エルボロムと性質の近いカード。そのため、エルボロム欠損時に代わりに出すことで強い動きが出来る。
ライバルは〈アーテルゴルギーニ〉。あちらも〈タイガー〉に対応するカードで、デッキ上4枚から〈エルボロム〉を探すことが出来る。こちらの方が確実にリソースを稼げるが、ターンを渡してしまうので環境に応じて使い分けたい。
3コストの強力なハンデス呪文との相性が良い。
このカード自身も〈アーテルゴルギーニ〉の蘇生対象だが、両方入れる枠があるかは難しい。

〈アーテルゴルギーニ〉

言わずとしれた最強パワーカード。このデッキでは蘇生対象が少ないのでカードパワーは低め。
エルボロムがない時にタイガーから出すと、デッキの上4枚でエルボロムメクレイドが出来る。
相手のメタや小型を焼いたり、墓地肥やしでアマテラスを探す動きもできる。耐性持ちブロッカーであるのもプラス。
手札にタイガーとアーテルが揃っているなら早めに墓地にエルボロムを送り込んでも良い。

サブプランとしての役割が強いので枚数的には2-3枚程度がオススメ。メタを複数出すデッキが増えた場合や、速度を限界まで高めるなら枚数を増やしても良い。

環境対面

【デイガファイアー・バード】
強力なトリガーを多めに積めるが、〈冠ラッキー〉も〈ハッタールピア〉もつらい。除去系トリガーを複数積むのがスタート地点。
最初のハッターやバルピアでトリガーを踏ませる必要があるので強力なトリガーをエルボロムで仕込めるこのデッキとは相性が悪い。
鳥を見るために構築が大きく歪むので個人的には完全に捨ててしまうのも手。

【ドリメ】
T.B.D

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