【犬塚の欅】命を狙われた僧侶が名犬に救われた話 大津 滋賀 本願寺近松別院
みなさん、こんにちは。
時雨です。
みなさんのお住まいの街に犬塚はありますか?
犬塚とは、忠犬や名犬など、いわれのある犬を埋めたという伝承があるお塚のことです。飼い主に恩を与えて、良い話で埋められたこともあれば、祟りなど、悪い話で埋められることもあります。
今回は滋賀県の大津市にある「犬塚の欅」に訪れました。
京都に浄土真宗の東本願寺というお寺があるのですが、
滋賀県の大津市には「本願寺 近松別院」という別院があります。
こちらの大津の別院に第八代・蓮如上人(れんにょしょうにん)という方がいました。
寺の宗主継職をしたんですが、受け継いだばかりの時は、参拝者がほとんどいない状態だったらしいんです。そして、第八代・蓮如上人さんの頑張りで、お寺が再興しました。
寺の蓮如上人さんの人気が出てくると、妬みが出てくる訳で、蓮如上人さんを快く思わない勢力が出てきたそうです。そして、命を狙われることになりました。なんと食事に毒を盛られて、犬がそれを阻止したそうです。
犬塚の欅
「真宗発展の基礎を築いた蓮如が迫害から逃れ大津にいたとき、誰かが蓮如を殺そうと食膳に毒をもった。この時、彼の愛犬が不思議にもそれを察知し、身代わりに食べ、たちまちのうちに死んだ。蓮如は供養のため犬を手厚く葬り、その地に欅が植えられた」
大津市歴史博物館データベースより
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