第3回不思議のダンジョンRTAフェスに参加しました
はじめに
各作品のネタバレを含みますので、アーカイブなどをご視聴してから読むことをおすすめします。
まだ見てない方は下記からどうぞ
PurityForest QS (ダイジェスト)、(ダイジェスト(手元あり))、(YouTube)
うんめいのとうRTA (ダイジェスト)、(ダイジェスト(手元あり))、(YouTube)
おまけ (切り替え準備)
振り返り (本走直後)(PurityForest QS)(うんめいのとうRTA)
参加履歴
2022年までに過去2回開催されている不思議のダンジョンRTAフェス(以下、不思議RTAフェス)ですが、どちらも参加していました。
・第1回(ダイジェスト)(配信アーカイブ)
(走者)ポケモン不思議のダンジョン青の救助隊 Any% No-QS,No-WM Race
・第2回(ダイジェスト1)(ダイジェスト2)
(解説)ポケモン不思議のダンジョン救助隊DX Any% WM JPN
応募作品について
各カテゴリーの応募理由などを少し書こうと思います。
・空の探検隊 うんめいのとうRTA
1番走りたかったカテゴリーです。
過去のイベントでは、最果てへの道(シレン2)、表白蛇・裏白蛇(アスカ見参)、ポポロ異世界(トルネコ3)など各もっと不思議のダンジョンが採用されていましたが、ポケダンのもっと不思議のダンジョンは(自分含めて)応募すらされていませんでした。
そんな中、第3回が開催されるのを知ったとき、「ポケダンももっと不思議のダンジョン応募しなきゃ!」みたいなことを考えて応募を決めました。
それからは応募に向けてうんめいのとうの攻略・練習を開始しました。
幸いなことに全てのポケモンが仲間になっているデータはあったのですぐに始めることができました。(性別♀の再勧誘はしましたが)
応募締め切りまでに、計13体のポケモンで攻略を達成し、実際に使用することになったムチュールで応募しました。
・青の救助隊 Purity Forest QS
このカテゴリーもうんめいのとうとほぼ一緒の理由で応募しました。
状況再現は青(赤)の救助隊にしかない要素だったので、「どっちか通ればいいなー」という感じでした。
・青の救助隊 Any% No-QS,No-WM
理由はシンプルで、2020年にWRを獲ってから数回記録更新をしていたのと、技構成や動き方が更に洗練されており是非イベントで走りたいと思ったからです。
・青の救助隊 Any% Unrestricted
状況再現と不思議なメールを使って即降りしていくヤバいカテゴリー。
オマケみたいなもので「とりあえず応募しとくか!」って最後に応募しました。
一応、2021年にルート更新が入っておりまあ披露できればいいなあと
・世界樹と不思議のダンジョン Any% Glithless
オマケでとりあえず応募したやつ。
去年、新しいチャートで完走してその記念に披露できればいいなと。
採用作品発表
当落発表の日、何をしていたかもう覚えていませんが(たぶん前日にAll Dungenonsを走って寝起きだったかな?)、不思議RTAフェスのツイッターアカウントから採用作品発表のツイートがありました。
「ワンチャン何か受かってないかなー?」とか思いながらOengusを開くと
まさかの2作品採用でした(片方はバックアップですが)。
というわけで本番に向けて、両作品の準備を進めることになりました。
準備したこと
Purity Forest QS
まずは既存チャートの練習から入りました。
元は海外勢が走ったAll Icons Unrestrictedの動きをそのままパクり使用しました。
ですがある程度チャートを練習したときにこう思いました。
「なんか無駄多くね?」
そうです、1フロアにテレポートを2回使用していたり、なんか敵の攻撃をくらいながら移動していたりと、(たぶん)見て明らかに更新の余地がありました。
というわけで次にやったことは、より早いルートの調査・練習でした。
具体的には以下のようにやっていました。
1.ルート更新できそうなフロアを探す
2.より早そうなルートの調査
3.それっぽいルートが見つかったら、既存のルートとタイム比較
4.早ければチャート変更、そうでなければルートの再調査もしくは、ルート更新は無理と判断して次に進む
ただ、一通りルート更新を終えたあと次にこう思いました。
「なんかこの移動省けないか?」
上の工程でやったのは、各フロアに応じたルート更新でした。
つまり、「テレポートを使用する(しない)フロアはテレポートを使う(しない)ルート更新」ということしかやっておらず、
「テレポートを使用しないフロアでのテレポートを使用した場合のルート調査」を行っていませんでした。
そのためルートの再調査が必要になり、最終的には以下のような調整を実行しました。
・テレポートを使用するフロアの変更
・PPMAXを使用するフロアの変更
これにより、初期のルートからタイムを大幅に短縮することができ、自己ベストも10分を切りました。
ルートが完成してからは、できるだけルートを覚えつつ通し練習を行っていました。
あとはフーディンのニックネームをイベント用につけたり、セレビィにもつけれるようわざと別れたりもしました。
うんめいのとうRTA
本番では制限時間内にクリアする必要があったため、クリア率が高いムチュールで挑戦しようかなと考えていました。
練習では、制限時間である4時間内にクリアするのを目標に取り組んでいました。(この4時間は最初の挑戦~からクリアするまでの時間を指します)(5回くらいしかやってないですが…)
ムチュールは本当に安定して攻略できるポケモンだったので、そこまで練習しなくても大丈夫だろうってのはありました。
配信関連
2022/1/23 テスト配信
きよらかなもりの通し練習を行い、以下の指示を受けました
・音量調整を本番前に再調整
・本走ではタイマーをリセットしないこと(癖でよくやっちゃう)
・やり直す際は視聴者に伝えること
2022/2/8 リハーサル
青の救助隊と空の探検隊、両方のリハーサルを実施
当日の待機画面→開始、終了→待機画面までの流れの確認と音量調整を実施
リハーサル(本番)では、普段よりシンプルなレイアウトを使用するつもりで事前に変更する予定でしたが、思ってたより早めにリハーサルが始まってしまいいつものレイアウトで挑んだっていう小話があります。(本配信にはゲーム画面しか映らないのでどっちでもよかったですが)
原稿
ざっくりとですが、スタート前に喋ることをそれぞれ用意しました。
イベント当日
出番前
私の出番は23:15とスケジュールにありましたが、リハーサルのときに「恐らく2時間くらいは巻きで進むだろう」という話を聞いていたため、21時前には待機できるよう準備をしました。
当初は
1.オープニングと表白蛇を見て仮眠をはさんで準備する
2.夕方頃に起きてすぐに準備をする
の2つの計画を立てており、実際は1の流れで動きました。
ですが、なるべく操作感を忘れないようにと、表白蛇を聞きながらきよらかなもりの練習をしていたためしっかりとは見れていません。
表白蛇の後、仮眠をとってから出番に向けて準備をしました。
個人的にはお風呂に入ってから走るようにしたかったのですが、いい感じに時間調整できてよかったです。
まあ本当はお風呂の後も再び仮眠をとってウォーミングアップに入ってました。
本走(PurityForest)
まずは完走できてよかったです。
1発でのクリアとはいきませんでしたが、2回目でなんとか上れました。
・タイマースタートのとき
最初にゲームやカテゴリーの説明をしてから、本走に移るようにしていたのですが、スタートする前にチャートを表示するのを忘れていて、中断するときなどに急いでチャートを表示させたりしていました。
・1回目のリセットについて
15Fは天候が「くもり」で操作が可能になるまで少し間があります。
それを忘れていて操作のタイミングがズレてしまい、ルートから外れてしまいました。
事前の練習で下側にMH(モンスターハウス)があることも把握していましたが、移動で階段に行こうとして突入しちゃいました。
・2回目について
予定時間にある程度余裕があるとはいえ、2回もミスはしたくなかったので、いつもより速度を落としてプレイしました。(手汗で操作し辛かったのもあります)
無事にクリアしましたが、実は80Fでチャートとは違う動きをしていて危うくやり直しになるところでした。
ではなぜ続行できたかというと、チャートの一部は移動順が前後しても大丈夫なところがあるからです。
本走では偶然、移動ミスしてもセーフのフロアでした。
練習では1回もミスしていなかったため、かなり焦りました。
本走(うんめいのとうRTA)
まずは完走できてよかったです。
・1回目
混乱状態のヨーギラスにこんじょうかみつくで倒されました。
天候が「すなあらし」で砂隠れディグダもいて、回復怠ったのと偶然攻撃が当たったのが重なってしまいました。
・2回目
序盤はPPMAXが1個しか出ず、かなり苦しかったです。
制限時間も2時間と短く、なるべくやり直ししたくなかったので様子見しながら続けていました。
なんとかPPMAXが尽きずに冒険していたところ、27Fのお店でワープスカーフ(以下、ワプスカ)を引いて「これはもうこれでクリアするしかない」と覚悟を決めました。
ワプスカにより、通路での接敵を回避しつつ部屋を移動できたため、安全に道具集めができました。
中盤以降も必要な敵は倒し、なるべく戦闘を回避しながら進むというのはやれた気がします。
・やらかし一覧
1回目の冒険
倒される前に同じ攻撃をうけてHPを減らしていたので、すぐに回復するべきでした。
ナマケロ対処(19,20F)
ナマケロは必ず寝ている状態で出現する代わりにステータスがかなり高いです。
しかも「あくび」を持っており眠ってしまうと恐らく倒されてしまいます。そのため、かなり安定を取って対処すべきでした。
77F
みがわりだまで階段上の敵を退かそうとしたこと自体は良かったのですが、みがわりだまを使用しても移動できる状態ではなかったので、右下に下がってから使うべきでした。
レディアン地帯
ワプスカでレディアンのいる部屋にワープしても対処できないことがほとんどのため、レディアンが出現する86-90Fはワプスカを使うべきではありませんでした。
88F
おんねんスイッチでポケモンが出現しましたが、それ自体は問題ありませんでした。
しゅんそくだまを使ってから2歩までは敵にターンが回らないため、安全に階段まで行けるはずでした。
しかし、フロアの天候が「すなあらし」になっており、1歩動いたタイミングで天候ダメージのログが入ってしまい、操作がズレてしまいました。
2歩目をミスってもまだしゅんそくのタネを使用すれば、敵にターンを回さずフロアを移動できましたが、移動をミスしたことに焦ってしまいそのまま移動して敵の行動を許してしまいました。
しかも、最悪なことにレディアンが「ぎんいろのかぜ」を使用して追加効果が発動して倍速状態になってしまい、もう一度使われていたら倒されていたと思います。
許 さ れ た
質問について
本走中はほぼチャットを見ることができず、質問に答えることができませんでした。
そのため、ここで回答します。(YouTubeのコメント欄にもあります)
Q.チャートは誰が開発したの?
A.元は海外勢が走った別カテゴリーの動きをそのまま使用しました。その後、短縮できそうなところを地道に検証していきました。
Q.チャートはどうやって組んだの?
A.「まるごと保存」「まるごと復元」を利用し、いい感じのルートが見つかるまでひたすら適当に動いて(フロアによってはテレポートも使って)探しています。
Q.リアルタイムに攻略してるわけではないってこと?
A.事前にフロアの構造などを把握しているためたぶんそうなります。
Q.どういう原理なの?
A.ダンジョン内中断をしたフロア以降では、状況再現が適用されます。
フロアの構造や階段の位置、出現する敵や道具の種類まで恐らく全てが再現されるようになり、同じ行動をすれば同じ結果が返ってきます。
そのため、フロアを即降りできるようなルート(敵の行動やワープの仕方)を予め調べておき、本番ではそのルートを辿っています。
Q.なんで階段のところにテレポートするの?
A.素早く進める(テレポート1回で階段部屋にワープするなど)ように調整したからです。
Q.中断するとその後のパターンが固定されるってこと?
A.はい。
Q.実質1Fのみ?
A.はい、1Fをどれだけ早く抜けられるかでタイムが変わってきます。あとは操作精度の勝負になります。
Q.ルートは全部覚えてるの?
A.いいえ、やってみたら30Fくらいまでしか覚えていませんでした。階段を上ってから操作可能になるまでの時間でルートを確認しています。
Q.オリチャーとかはあるの?
A.決まったルートを外れた時点で違う状況再現になってしまうため、基本的にはリセットします。
Q.これ見ながらやったら自分もセレビィ仲間にできるの? A.はいできます。ただし、フーディンは必要になると思います。(他ポケモンのダメージ計算などは行っていないため)
Q.自己ベストはどのくらいですか?
A.9分52秒です。
その他
PurityForest QSのチャートリンクを貼っておきます。(チャート)
これを見ながらもう一度見てみるのも面白いと思います。
青の救助隊と空の探検隊はどちらともWiiUVCでプレイしましたが、見る画面はそれぞれ別のところを見ていました。
青の救助隊はゲームパッド、空の探検隊はゲームモニターです。
きよらかなもりは、チャートとゲーム画面との視線移動の距離を短くしています。
うんめいのとうは、大きい画面&高画質でプレイしたいためです。
感想と反省
・両作品とも完走できたのでヨシ!
ポケダンの魅力が伝わってよかったです
・伝えきれなかったところもあったけど、大方言えたのでヨシ!
原稿書いたのになんかすっ飛ばしたりした
・事前に喋ったり説明するとき、一方的に伝えるだけみたいになってしまったので、チャットに反応しながらやればよかった
・状況再現の説明が足りなかったかも
・うんめいのとうRTAは解説(+チャットを拾って伝えてくれたり、状況を聞いてくれる)の方を用意した方がよかった
走りながらだと全然拾えなかったです。
・練習がどちらも大変でした
PurityForestはかなり集中しなければならなかったため、(リセット含め)1日3回くらいが限度でした。(やる気もだんだん減っています)
当日は午前に2回、出番前に1回程練習しました。
うんめいのとうも「いつクリアできるかわからない」という不安がいつもあり精神的にきつかったです。(ストーリーRTAはおおよその時間がわかるからね)
そのため、時間が多めにあって余裕にあるときくらいにしか練習できませんでした。(なしなしは寝起きでもいけるんだけどなあ)
最後に
これからも引き続きのんびりRTAやっていこうと思います。