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『不寛容社会のタブー』は人間関係の大事なリトマス紙

▼尊敬する人物や愛読書を問うのは思想差別になるのでNG。
▼親は何をしてるのかを聞いたら出自を問うのでNG。
▼既婚者かどうかは仕事に関係ないのでNG。
▼彼氏彼女がいるのどうかなんて失礼な質問はNG。
▼どんな家で生活してるのかを問うのは差別なのでNG。
▼休日の過ごし方なんて教えたくないのでNG。
▼人生観なんて信条を問うのはNG。

聞いたらアカンやつ

世の中の常識は変化しているのです。
図々しくプライベートの詮索なんかしたらいけません。
もう会社勤めをする人は仲間との一体感なんて
下手に求めたら訴えられかねません。
絆なんて築けない時代です。

では、現代的常識は楽しそうか?

▼あなたのプライベートは一切踏み込みません。
▼社内での日常会話は必要ありません。
▼就業ルール上の最低限のコミュニケーションでOK。
▼与えられた業務をただ粛々と行います。
▼報告/連絡/質問(相談に非ず)はChatツール活用。

これはコレで良いという人もいるだろう

これから『働く場所』ってのは、
本当に上記のような時代になっていくのかもしれません。
自らの生活費のために労働する時間に
円滑なコミュニケーションなんて
ジャマになってくる時代がマジで来るかも。

『仲間との絆なんてのは、
そもそも仕事に求めるもんじゃない!』
なんて言われちゃいそうですよね。

そうなって嬉しい人も少なからずいるでしょう。

でも一切の感情をなくしてできる作業なら
AIが代行してくれますよね。

自らの生活費を稼ぐためには、
誰か他の人のためになる行動の対価として
報酬が得られるわけです。

自分が没頭できることで誰かを喜ばせているのが仕事であって、同じ意志を持って取り組むのが組織で、そこにいるのが仲間です。

私が思う仕事

同じ意志を持った人たちとのコミュニケーションが
無駄だし不要なんでしょうか。
人間同士で何か活動をするのに
機械のような関係性でいいんだろうか?

職場や面接のタブーを
話したくなる相手であること。

仲良くもないのに詮索してくる人には
何も言いたくない。
でも親しい人には深い悩みまで
相談したくなるでしょ。
そういう関係を築けるのが信頼づくりですよね。

不寛容なのは信頼が薄いから起きるのです。
今はスマホが時間つぶしの相手をしてくれるので
人間関係が薄いまま日々を過ごせます。
なのに、お節介な人間関係は
煩わしいと思ってしまうのもわかります。

そこで、仕事選びの基準がひとつわかります。

愛読書の話も、プライベートの話も、人生観のことも、
最初から話せそうな相手は見抜けません。
でもふとしたきっかけで
面接の時に自分から話してしまえそうな相手とは
相性がいいのかもしれません。

タブー視される話を誰に話せるのか。
もう一度考えてみるとつながりが見えてきます。

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