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お部屋選びのひき算でシゴトも選ぶ
会社の魅力って相対評価なのか?
きっと多くの人が望むのは『◉土日祝休み、◉年間休日125日以上、◉長期休暇あり、◉残業ナシ、◉収入は同世代平均よりやや上、◉フレックスタイム、◉在宅ワークOK、◉処遇や制度が充実、◉将来安泰な業界、◉成長させてもらえそう、◉自宅から近い職場』です。
それは一人暮らしの部屋選びと似ています。
◉最寄り駅から徒歩5分以内、◉治安がいい文教エリア、◉洒落た店が近所にたくさんあってコンビニやスーパーや病院も充実、◉部屋は見晴らしも日当たりも良好、◉キッチンやリビングも理想的、◉収納充実、◉空調もセキュリティも万全に完備、◉新築の格安物件。‥‥って、見つかる?
引っ越したばかりの人の選択理由を聞くと。
すべての要望を叶えてくれる百点満点の理想郷は宝くじを当てるほど難しい確率でしょう。部屋選びの時のように『積極的に妥協できること』を探すことが大事です。やり方は、住みたい部屋に引っ越したばかりの人に聞いてみるといでしょう。理由がハッキリと見えてきます。
積極的に正解だったとアピールする引越先。
「部屋はちょっと狭いけど駅から徒歩1分だし窓からの眺めが気に入って」という人と「駅からずいぶん歩くんだけど広い間取りだしスーパーがあって便利だから」という人は、プラス要因とマイナス要因になったポイントが逆です。しかしどちらも満足度が高い選択をした、と自分を肯定します。
トレードオフのお釣りが多く感じるツボは何?
仕事選びもこの選択が大事です。望み通りではない条件もカバーできるグッドポイントを見つけたかどうか。マイナス要素だと思っていたことも凌駕するポジティブな気持ちを描けたかどうかです(※企業にとっては欲しい人材にどのプラスイメージを抱かせることができたか)。百点満点はない、とトレードオフを覚悟する(してもらう)ことです。
条件(データ)だけでは決めきれません。
何かを妥協しろ言われても、条件(募集要項データ)ばかり見ていると、決断できません。他にいいところがありそうで、理想を追い続けてしまいます。そうならないポイントは5W1H。でも、よく言う『誰と働くか=「Who」が大事』って単純なことではありません。もちろん、それも大事なんだけれど‥‥。
誰と働くか?をさらに深堀りしてみよう。
Who以外で大事なのは、Why(なぜ)そのシゴトをするのか。How(どのように)日々を過ごすのかです。これは他の『W』とは違って、決して一言で結論が得られません。主観が入ります。AIマッチングもそこまでは判断できません。でも人間の共感ポイントってそういうところにあるんです。
条件よりも大事な共感ポイントが見つかる。
収入を得るためにその働き方はしたくない。とか、残業があってもそれなら没頭できそうだ。とか、ありますよね。本当の幸せな人生のためには、募集条件だけじゃない共感ポイントをWhyとHowで探してみてください。