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#292 キャリア安全性・主体性を深堀る20ー「外に出る」社会資本を増やすために

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしている番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


キャリア安全性・主体性の話をしています

いまですね、キャリア安全性・主体性の話をしています。

ギャリア安全性・主体性を考える上で、「3つの資本」が大切なんじゃないかなと思っています。3つの資本とは「人的資本」「金融資本」「社会資本」ですね。

この中で、いまは社会資本についてお話をしております。つまり「人とのつながり」をどう作るか? ということですね。

昨日は情報発信のお話でした

昨日は情報発信についてお話をしたんですよね。

発信することで、まったく知らない人と出会うことができる。もちろん、大変さはありますが、僕がいま、こうして発信しているのも、これをお読みのあなた、と何かしら「つながれればいいな」と思って、毎日お話しています。

今日はですね、「外に出る」という話をしてみたいと思います。

「外に出る」がつながりをつくる9割

「人とのつながりをつくる」上で、「外に出る」っていうのは、なんて言うんだろう……言ってしまえば、これがすべてと言ってもいいかもしれないですよね。

もちろん、「人とのつながりをつくる」方法として、今回は「情報発信」「外に出る」「人のために仕事をする」「仕事の品質を上げる」といった、4つは一応挙げてはいるんですけど、その中でも、外に出るが8~9割かもしれません。

もちろん、情報発信でもだいぶ作れるけれど、外に出ることに勝るものはない感じはしますよね。外に出るというのは、詰まるところ「人との接点をつくる」ということなので。

「外に出る」手段

「外に出る」手段については、ほんと、いろいろあると思うんですよ。勉強会みたいなものに行くこともそうだし、興味があるコミュニティに参加するのもそうだし。あとは、僕、PTAみたいな地域活動や社会活動に参加するのも、すごく大事なことだと思っています。

他にも、「外に出る」「接点をつくる」方法は、いろいろありますよね。ほんと、いろいろあります。

本当は「外に出る」に限っては、もうちょっと要素分解をして、いくつかのパターンを挙げた方がいいかもしれないですよね。

だけど、ざっくりとした、現段階の、社会資本を増やすためのとらえ方としては「外に出る」を1つとして挙げておきたいと思います。

人とつながりやすい「外に出る」際のポイント

「外に出る」際のポイントがあるとしたら……本当に「つながる」という意味で言うと、僕の経験値では、何か「困っていることがある人」や「思いがある人」といったところが、つながりやすいかなと思いますよね。

たとえば、勉強会みたいなものも、確かに人のご縁はあるかもしれません。でも、勉強会は「その場限り」ってことの方が多かったかなぁ。あとは、名刺交換会とか異業種交流会みたいなものも、ほとんどつながりは生まれませんでしたね。

なぜならば、みんな「いかに自分の仕事を作るか」みたいな人が多いので、あまり、人と人とが「つながる」ということは、僕はほとんどなかったな。

それよりも、何か「思いを持ってやっている人」とか、「課題を感じてやっている人」は、いろんな思いがある。

あとは、そういった人の場合、課題を感じてるからこそ、本当はいろんなことやっていきたいんだけど、周囲から理解されなかったり、うまくいかないことって結構あるんですよね。

なので、そういった、何かしらの思いや課題を持っている方のところとつながるほうがご縁はあるし、そういった人たちは、いろんなイベントをしているケースが多いので、そういったところに参加してみるのは、人とのつながりやご縁をつくる、「一番近道かな?」とは思いますよね。

ただ、自分の中で、そのことに対して興味がなければ長続きしないし、結局ご縁も生まれません。なので、できれば「興味がある」とか、「自分もそう思う」というところに出かけていくのがいいとは思いますけどね。

というわけで、「外に出る」には、いろいろできそうなことがたくさんあるので、さらに深掘りした方がいいのかな? と思います。

企業でできる「人とのつながり」づくり

ここまでお話してきたのは、どちらかというと「個人の行動」ですけれども、外との接点を作ることに対しては、「企業が取り組む」と、もっといろんなことができるんじゃないかな? と思っています。もっと積極的に関わっていいんじゃないかなと思うんですよね。

社員のみなさんに「いろんな価値観に触れたり、いろんな経験をしてほしい」という、それは、人材育成の観点で捉えても、僕はいいと思っているのですが。

なんだかんだいって、人とのつながりとは、結局、人のご縁で作られたり、学んだり、気づいたり、感じたりすることがすごく多いです。こういったことは、いわゆる「スキル」とか、そういったことでは身につかないことですよね。

だから、本当は「社員を成長させたい」「自律させたい」と思っている企業こそ、社員のみなさんが「外に出る」機会は、本当はすごく大事じゃないかなと、僕は思っています。実際、僕を形成してくれているのは、過去に、外に出て得られたご縁がすごく多かったです。

企業だからこそ取り組むべき「人とのつながり」づくり。どうやって?

企業が、社員のみなさんに「外に出る」機会をつくる……という意味で言えば、外でやっている研修みたいなものもいいかもしれません。

でも、単なるスキル研修では、人のご縁はできません。

それよりも、「地域課題を解決する」みたいな取り組みは、会話をするので、人との接点が生まれやすいし、そこに課題があると、「課題をなんとかしよう」という取り組みの中で人との接点が生まれやすい。

あとは、先日も話しましたが、震災があったいまだったら、震災のボランティアに、企業として応援するのも、すごくいいと思います。

とにかく、スキルとか、知識といったものではなく、いかに普段、会社では得られないような経験が積めるかどうか。そういった、課題や理想があるところで出会う人は、つながりやすい。それは企業として、社員のみなさんのキャリア安全性・主体性を高めるために、企業が接点を作って応援する……というのは、すごい価値があるんじゃないかなと思います。

企業が取り組める方法はいろいろありますよ。「イベントに参加する」でもいいし、さっき言ったような「地域課題を解決する」ようなプログラムに参加するでもいい。あとは、複業みたいな話も、外に出るための1つの方法ですよね。手段はいろいろあります。

多分、ここはもっと要素分解した方がいいかなと思いますが、社会資本を増やすために大切なことということで、今日のところは「外に出る」ことについてお話ししてみました。じゃあ、今日はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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