#39 取り組んで分かった地域複業の課題:人材編【地域複業の可能性】
竹内義晴です。この番組は組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、2拠点ワークといった「これからの働き方」について、ゆるゆるとお話をしていく番組です。
まず冒頭にわたくしごとなんですけれども、昨日ですね、経営コンサルタントの神田昌典さん、ご存知の方も多いんじゃないかなと思いますけれども、神田さんのオンラインライブがありまして、そのライブを拝見しました。
久しぶりに神田さんの生の声を聞いて、結構楽しかったというか、癒されたというか、いろんな感情が湧いてきましたね。
神田さんとは以前、10年ぐらい前に、LINCs(Lifework INcubation Centers)という、若手の人たちが集って、これからの未来を考えようみたいなプロジェクトに参加させていただいたことがありました。
ボクも自分でいろいろ仕事をしたり、あるいは作ったりしてきましたが、何か、コトを起こしていくときって、大変なこともたくさんあるなぁと思うんです。昨日のライブを聞いて、大切なのは「愛なんじゃないかな」という、ちょっと臭い感じもしますけど、そんなことを、神田さんの話を、あるいは内容を聞きながらですね、思いまして。
いま、こうしてnoteとか、あるいはstand.fmでお話をしていますけど、ボク自身も話の内容であるとか、話し方であるとか、そういったことで愛ある情報を届けていきたいなと思ったところでございます。
神田さんのライブはこれからも続くようなので、詳しくは神田さんのTwitterなどをフォローしてみてください。
※テキストのみ
個人的には、レスをいただいたのがめっちゃうれしかったです(笑)
地域複業に関するお話をしています
では、今日の内容です。いま、地域複業に関する話をしています。昨日は実際に、地域の企業と都市部に限らず地域外の人たちをマッチングする取り組みをしてみた、という話でしたね。
理想としては、単に「複業で金を稼げばいいんだ」「儲かればいいんだ」みたいな、金銭のために複業するというよりは、「あの地域の、あの企業に共感したんだ」とか、「あの地域と関わりたいんだ」とか、「このプロダクト、すごくいいなって思った」とか、そういったこと、あるいは人に「すごく共感するんです」みたいな、人と想いが共感をベースにつなぐことができたら理想だなとは思ってたんです。
ただ、実際にやってみると課題としては大きく分けると2つあって、1つは、昨日お話しした地域側の企業の課題ですね。
もう1つは、人材側の課題です。今日は人材側の課題についてお話をしていこうかなと思います。
取り組んでみて分かった複業人材の課題
今回、複業の仕組みを作るために、実際に複業人材チームっていうのを作ったときに、複業人材を募集したんですよね。で、そのとき思ったり感じたりしたことなんですけど、職務経歴書を見たときに特徴が見えたんです。
複業をしたいと思っている方はきっと多いんじゃないかなと思うんです。それは実際に、昨日の記事にもありましたが、データとしても見えていて。
特にコロナ禍になって、リモートで働けるようになった方も多いじゃないですか。そうすると、場所の制約がなくなるので、リモートでも仕事ができるのであれば、さまざまな地域の人たちと何か関わりができたらいいなと思う人も多いんじゃないかなと思うんです。
ただ、実際問題、募集をし、職務経歴書を見てみると「働きたいんだったら、もうちょっと書いてほしいな」と感じるものがありました。たとえば、わかりやすく言えば、経歴が5行ぐらいしか書いてないとかですね。「〇〇の会社の、〇〇部に所属していて、〇〇をしていた」とか。あと「役職はこうだった」とか、そのぐらいしか記入してない職務経歴書などもあって。
つまり、複業はしてみたい、あるいは、した方がいいと思っているけれど、「自分のキャリアをちゃんと言語表現できない」とか。本来、さまざまな経験をしてきていて強みもあるはずなのに、「自分のキャリアを棚下ろしできていない」とか。あと、人から見たら「これって、すごいキャリアじゃないですか?」みたいに、本当はかなりの経験があるのに、「いや、こんな経歴なんて」「社内でやっていただけですから」みたいに自分自身を見くびってしまうとか。どうやらそういう問題があるなというふうに思ったんですよね。
フリーランサーが「仕事を探しに来ているだけかも」
あと……これは話していいのかわからないんですけど、話しますけど(笑)
実際に、複業マッチングをしてみて、応募してくる方の状況を見たときに、フリーランスやひとり社長のような方が募集をしてくるケースも多くて。
そのときに「結局、仕事を探しに来ているだけだな」って思ったんです。
ほら、クラウドソーシングのサービスってたくさんあるじゃないですか。要は仕事の案件に対して、それをやりたい方、あるいは、そういったスキルがある方とマッチングするサービスですね。そのサービス自体はとても素敵なサービスで、クラウドソーシングのサービスがあるからこそ、フリーランスの方々が、自分の才能を発揮することができるようになったんだと思います。
一方で地域複業も「結局、仕事を探しに来ているだけかもしれない」と思ったときに、クラウドソーシングのサービスと同類だと思われているのならば「あれ、これ、ちょっと違うかも?」って思ったりもしたんですよね。
なぜならば、冒頭の方で申し上げたように、ボクが理想として描いていたのは、地域の企業に対して、「思いに共感するから、いままでの経験をぜひ活かしたいんです」っていうような、いま、企業で働いている方々とか、次のセカンドキャリア、サードキャリアのために、「いまから少しずつパラレルキャリアを築いていきたいんです」みたいな方々をなんとなくイメージしていたのもあります。
なので、単に、仕事を探しに来ている「案件」って捉えられちゃうと、理想として描いていた形とは「ちょっと違うのかも」って。そういった課題感を抱いたんです。
そこで、いま、複業をしたい人たちの状況がどういう状況なのかっていうのを、データを調べてみたんです。その結果「いまのやり方は、なんか違うかもしれないな」ってこと気がついたんです。
それから、いままで少しずつ、方向性をシフトしてきた経緯があるので、明日は、いま複業人の現状について、データをもとにお話をしていこうかなと思っています。
今日のお話はここまでにしたいと思います。今日もご機嫌にお過ごしください。