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倒伏したふくふく米。今期の収穫は減少しそうだけど前を向こう!

台風10号が通り過ぎました。

非常に強い台風という事前情報。
本業の印刷会社も臨時休業となり、テレワークをしながら通り過ぎるのを待っていました。

ちょうど今週末に稲刈りをする予定だったので、田んぼは一面の黄金色。

田んぼへの影響が心配でした。
特に今年はすでに倒伏している箇所があり、コツコツ手作業で倒れた稲を起こしていたため、これ以上ひどくならないことを祈っていました。

倒伏していた田んぼが収穫不能に

台風が通り過ぎて様子を見たところ、先だってのゲリラ豪雨で倒伏していた箇所が収穫不能な状況になったようです。

まだどのくらいかわかりませんが、だいたい全体の収穫量からすると、収穫不能になったかは5%から10%くらいになる見込みです。

収穫不能になった状況

倒伏したところを少しずつ手作業で立てていましたが、あまりにも広範囲だったため人手が足らず、連日の猛暑で作業も進まない。
そこにまた大雨。
残念ながら倒れた稲の品質が下がってしまったようです。

この田んぼは昨年休ませたから栄養が多く、成長がいい。だから倒れなかったところはとても実入りの良い状況です。

苦渋の決断

このまま収穫すると、品質の良くない米がコンバインに入ってしまう。
我々の想いの詰まったふくふく米の品質を下げるのはとても許容できるものではありません。

精一杯育ててきたのでとても悲しいですが、倒伏した箇所の稲は先に刈り取って焼却し、土に還すことにしました。

それでも前を向いて次に活かす

奇しくもこの田んぼは、農薬を使わずに育て始めて3年目に全滅したことがある田んぼです。
あの時は田植えの時に、苗と苗の間を開けて植えたら栄養が行き渡っていいんじゃないかと思った。そうしたら、逆に苗のアレロパシー効果がなくなり、コナギが隆盛になってしまった。結果は立派なコナギ畑になってしまい、トラクターで収穫することもできなくなった。

でも、だからこそ、今の植え方が発見できました。

自然は時に理不尽ですが、間違いない法則がある。

それは、

やったらやっただけ返してくれる

ということ。

色んなことがおきますが、それらは全てが教えであり、そこから何を学んで次に活かすかが大切なんだと思っています。

さあ!台風が通り過ぎて、田んぼはびちゃびちゃ。
倒伏したところの手当てをして、稲刈りの準備です。

台風に耐えたふくふく米

兼業農家なので、仕事休まなくちゃなりません。
本業の調整や、子どもの行事ごとと、やることはたくさん。

でも、やったらやっただけの精神で今できることに精一杯取り組んでいこうと思います。

10年目の収穫を迎えるふくふく米を応援してくださいね。

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