見出し画像

休ませている田んぼの様子とレンゲの芽

こんにちは、ふくふく米の福ちゃんです。

今日は休ませている田んぼの様子をお伝えします。


春に咲いたレンゲの花が、今また芽を出し始めました。

春にレンゲの花が咲き、その種が自然に落ちて、そこから新しい芽が出てきたんです。このように季節が巡り、自然が自ら次の世代を育てていく様子を見ると、本当に感動します。

田んぼ一面にかわいいレンゲの芽が広がります

レンゲは土を豊かにしてくれる頼もしい植物です。土に栄養を与えながらも、田んぼ全体に美しい風景を作り出してくれるのが魅力ですね。来年の春、またレンゲの花が一面に咲くのを今から楽しみにしています。


自然のバランスを大切に


しかし、今の季節はまだヒエが生えてくる時期。ヒエは稲と同じように田んぼに生える草ですが、放っておくと田んぼ全体に広がり、稲の生育に影響を与えてしまいます。ヒエが種をつける前に、田んぼを軽く耕す「漉き込み」を行い、次の準備をする必要があります。この漉き込み作業によって、ヒエの繁殖を抑えつつ、田んぼ全体を整えていくのです。

細長く生えているのがヒエです

ただ、この漉き込みを行うと、せっかく芽を出してくれたレンゲも一緒に土に戻してしまうことになります。レンゲの芽が育ってくれることを喜びつつも、田んぼ全体のバランスを保つために、ここで一度その成長を止める必要があります。自然との共生を大切にする米作りでは、こういった小さな選択が積み重なっていくんです。


自然と共生する米作り


僕が大切にしているのは、自然と競争するのではなく、共に歩むこと。農薬や化学肥料、除草剤を使わずに、田んぼの自然な力を引き出しながら米を育てています。「はないろ ふくふく米」は、そんな自然と共に育てたお米です。自然の力を信じ、そのリズムに合わせて栽培することで、お米は毎年力強く育ってくれます。

今年も、レンゲや稲と一緒に季節の移ろいを感じながら、田んぼの手入れを進めています。共生しながら進めるこの米作りは、常に学びと発見の連続です。自然の豊かさと、それに寄り添いながらお米を作る喜びを、皆さんにも伝えていけたらと思っています。

もし、「はないろ ふくふく米」に興味を持ってくださった方がいれば、ぜひ応援してください!これからも、心を込めて田んぼと向き合い、自然と共にお米を育てていきます。


はないろふくふく米は今年で10周年を迎えました!

いいなと思ったら応援しよう!