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【CF実行者インタビュー#13】米子ジャズフェスティバルを通じて、地域そしてジャズ文化を盛り上げる

プロジェクト名:米子ジャズフェスティバル2024|無料開催でジャズの魅力を伝えたい


米子ジャズフェスティバルを運営する米子ジャズ実行委員会 委員長である足塚正治さん。今回は、8月11日12日、米子市文化ホールイベントホールにて開催された「米子ジャズフェスティバル2024」を、無料開催するためにクラウドファンディングに挑戦されました。初開催の2014年から数えると、記念ともなる10年目の開催!音楽を身近に感じてもらい、音楽を通じて街を元気にし、ジャズ文化の発展をさせたい。そんな想いの実現を目指して、クラウドファンディングに挑戦されました。

(クラウドファンディングプロジェクトページはこちら「米子ジャズフェスティバル2024 | 無料開催でジャズの魅力を伝えたい」)



音楽を身近に感じてもらい、ジャズの裾野を広げていきたい


ープロジェクトを始めたきっかけは何ですか?



米子ジャズフェスティバル開催のきっかけは、私が10代の頃にギターに目覚め、ジャズライブハウスに通い詰めてジャズの魅力に取り憑かれたことに始まります。その後、東京やアメリカのボストンで研鑽を積み、街やレストラン、カフェから自然に生演奏が聴こえ、人々が日常生活の中で音楽に触れ、感動している様子を体験しました。音楽が生活の一部として欠かせない存在であるその環境が、私にとって大きな衝撃でした。帰国後、その感動を地元・米子市でも再現したいという思いから「米子ジャズ実行委員会」を立ち上げました。

加えて、ジャズが「敷居が高い」「難しそう」といったイメージを持たれがちであることを変えたいという思いもありました。もっと多くの人にジャズを楽しんでもらいたいと考え、無料で音楽イベントを開催し、誰もが気軽にジャズに触れられる機会を提供することを目指しています。街中を歩いていると、ふと耳にする音楽が気軽に楽しめるようなイベントを作りたいというのが、このフェスティバルを始める大きなきっかけです。無料で音楽に触れる体験が、後に有料のライブへの参加やミュージシャンとのつながりを生むことを期待しています。


ークラウドファンディングをしようとおもったキッカケは?


これまで、協賛金のみで資金を賄い、街中や喫茶店の協力を得て、あまりコストがかからない場所で開催してきました。しかし、2023年にはコロナ明けのイベントとして規模を大きくし、2日間開催で米子市文化ホールも会場として使用したことで、ホール使用料などの経費が増え、今までも赤字でしたが、、、2023年度は結構な赤字となりました。2024年で10年目を迎え、さらにイベントを大きくしたいという思いと、出演希望者の増加もあり、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

クラウドファンディングというものがあることは元々知っていて、タイミングが色々重なって挑戦することにしました。知り合いの方に、今回サポートをお願いした地域キュレーターの方に繋いでいただき、シゴト場カケルでクラウドファンディングのサポートをお願いさせていただきました。


※「地域キュレーター」:クラウドファンディングプロジェクトの立案から達成(クラウドファンディング終了)まで、実行者と一緒になって走る、鳥取地域に根差した専属の担当者です。


背中を押してもらいながら進めた期間


ー実際に地域キュレーターやクリエイティブサポートを受けてみていかがでしたか?


クラウドファンディングの期間中、活動報告を極力増やすようにはしていましたが、何をどう書いていいのかは結構悩みながらやっていました。そんな風に困った時には、的確なアドバイスをいただけてすごく助かりました。ダメっていう風には言わず、背中をちゃんと後押ししてくれるようなアドバイスで、安心しましたね。

また、今回クリエイティブサポートとして、チラシの作成もお願いしましたが、僕自身の演奏活動の時に、こういうことやってますというように、宣伝に使わせていただきました。


多くの人が米子ジャズフェスティバルを大事に思ってくれている


ークラウドファンディングを振り返って気づいたことはありますか?


周りの人たちの温かみをすごく感じました。クラウドファンディングを始めた時は、無料イベントと言いながらも結果としてお金を集めることに対して、皆がどう感じるのか不安もありました。けれど、クラウドファンディングを通して、支援してくださった方がたくさんいて、皆この米子ジャズフェスティバルを大事に思ってくれるんだなっていうことがすごく分かりました。来たことがない人にも知ってもらえるきっかけになったこともプラスになったと思います。

僕個人が言って始めたイベントなんですけど、ちょっとずつ大きくなってきていて、今後も20周年、30周年とずっと長いことやっていきたいなと思いますね。でも、絶対やろうとは思ってないかもしれないです。地域が盛り上がったらその役目も終わるかもしれないし、音楽をきっかけに何かしらで米子が盛り上がってくれたら嬉しいですね。


ジャズを知らない方にも知ってもらい、楽しんでもらえる工夫を


現在のプロジェクト進捗を教えてください。


10周年のイベントは、1番最高に盛り上がったと思います。コロナで休んでたのもあって、イベント自体は7回目なんですけど、過去最高に集客もあっただろうし、盛り上がりを見せたなって思っています。

イベントを開催するにあたって、ここだからじゃないとできないことはやっぱり考えていました。いずれはジャズストリートみたいに、知らない人に聞いてもらうことも大事にしたいので、ホールの外でもイベントしたり食事ができるようにしました。また、地元の中学校の吹奏楽部に、ジャズ指導を行い、イベント当日に一緒に成果発表を行いました。



ー今後やっていきたいことはなんですか?


年間通してワークショップをもっとやっていきたいです。今は結構地元のミュージシャンでワークショップをやったりしているので、もっとライブというか、 県外のネームバリューのある人を呼んだりしてワークショップとかをできたらいいなと思っていますね。いつかはジャズストリートストリートも復活させたいなと思います。

ジャズの魅力は、ルールの中にもアドリブのように自由があることです。初めて会った人とも一緒に音楽をすることができます。ジャズに対してちょっと難しいイメージを持たれている方も多いと思いますが、ちょっとのルールを知ることで、簡単に参加できるんです。ワークショップを通じてそこを理解してもらえたらなと思います。


自分だけではなく、みんなが楽しめるイベントをやりたい


ー最後に今後クラファンに挑戦する人に向けてアドバイスがあればお願いします!


大変なこともありますけど、やる価値は色んな面であるんじゃないかなと思います。僕はなんかみんなが楽しめるようなイベントをしてしたかったので、自分1人のためじゃなくて、みんなが楽しめるようなイベントをしたい気持ちが強かったので、目的とクラウドファンディングの相性が良ければ、より挑戦するのにいいんじゃないかなと思いますね。


話し手:足塚正治さん
聞き手・書き手:芹川朋花(合同会社sunsunto)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。

■クラウドファンディングプラン
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オプションプラン:地域キュレーター伴走サポート+クリエイティブサポートプラン(チラシ)

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