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大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう! Vol9. 寺井 真澄(やんちゃん)
こんにちは!
シゴト場カケルオンラインメンバーのすーです。
シゴト場カケルは、鳥取大山(だいせん)を拠点にした紹介制のシェアオフィス、さまざまなメンバーが集まる場です。今回は新しいインタビュー企画「大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう!」の第九弾です!
インタビューのきっかけ…
シゴト場カケルは、クラウドファンディングのサポートなどさまざまな挑戦を応援しています。そんな応援プロジェクトの一つとして、実施しているのが「小さな投資プロジェクト」です。やりたいことがある人に、資金を提供し、応援をする仕組みです。
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実は、資金だけでなく、相談したいことがあれば、カケルメンバーに相談することも可能だったりします。……となれば!!もう少しカケルメンバーを知ってもらえる機会を増やしたい…。そして、単純に何をしてるか改めて聞いてみたい.
そんな思いから始まったのが、カケルメンバーへのインタビュー企画です。「大山」に関わる質問を通して、改めて「大山」や「カケルメンバー」のことを少しだけ浮き彫りにできればいいな。
インタビュー企画第九弾では、鳥取大山移住一年目、そして鳥取県大山町地域おこし協力隊一年目、更に「やまねの塒(ねぐら)」として活動中のやんちゃんこと寺井真澄さん(以下やんちゃん)に「空き家」をキーワードにお話を伺いました。
カケルメンバーインタビュー:やんちゃん(寺井真澄)
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ー何がキッカケで大山と関わり始めたのですか。
やんちゃん:私は兵庫県明石市出身なんですが、夫が大山町出身で今國吉農園で仕事をしていて、住むなら大山町がいいねということで今年4月から入籍と同時にここで暮らし始めました。國吉さんは大学時代の私の先輩でもあり夫の友達でもあって、大山との関りの始まりのキーパーソンですね。そして私自身は仕事を決めていく中で大山町地域おこし協力隊の仕事をするようになりました。
ー鳥取大山はどんな場所だと思いますか?
やんちゃん:みなさん得意なこと好きなことが活かせるいい地域だなって思います。それぞれ持ち味があって、それを何かしら人が喜ぶカタチで表に出してる感じで。それがなかなか街(都会)の方ではやりづらいように思うので。
今、鳥取や大山で進めているプロジェクトはありますか?
やんちゃん:協力隊としてのミッションは空き家の利活用と、利活用する人を増やすということなんですけど、一年目はリサーチのような活動が多くて、ほかの地域の空き家の利活用の視察であるとか、町内の空き家調査のお手伝いをさせてもらったりしています。
「やまねの塒」の活動としては、空き家活用とか空き家問題を身近に感じてもらえるようにイベントに出店したり「やまねの塒の時の市」を開催したりしています。第一回の「やまねの塒の時の市」は9月になわほ(大山町名和地区の地域自主組織の拠点)で行いました。古本屋古道具、モーニングなどの出品・出店がありました。12月3日にも名和地区の空き家を会場にして開催します。ここはこれから宿にしていきたいという計画がある民家です。
すー:「やまねの塒」ってかわいい名前ですね。
やんちゃん:やまねってこんなちっちゃな動物なんですが…(実物大のやまねのぬいぐるみを見せてくれるやんちゃん)
すー:絵本で見たことあります!
やんちゃん:そうですそうです!そのやまねです!大学生から大学院までやまねの研究をしていて、やまねミュージアムっていうやまねの博物館に勤めていたこともあったりしてやまねが好き!っていうことと、やまねが普段決まった巣を作らないでキツツキの古巣とかネズミの古巣を使ったりするので。まさに空き家活用!ということで、このやまねをキャラクターにして活動しています。
実は「塒」という文字にもこだわりがあって。「塒(ねぐら)」とは、巣や寝床、住む家のことで、漢字を分解すると”土”+”時”となります。壁や土間を作る材料となってきた”土”は住居のことを指し、”時”の流れに伴い少しずつ変化してゆく家族の暮らしを守る場所、そんな意味で作られた文字なのではないかと、私は解釈しています。自然の中でやまねが古巣を活用するように、町の中の空き家もうまく活用に繋げていくことで、暮らしやすい町が続いていくように、という願いを「やまねの塒」に込めています。
すー:地域おこし協力隊のお仕事で空き家の利活用に取り組んでいかれる中で「やまねの塒」としての活動も行っておられるのですね。なにか目指しているようなことはありますか?
やんちゃん:目指すところっていうか、こうなったらいいなって思っているのは、大山町にも空き家はいっぱいあるんですけど、活用に至るまでってなると、片付けをしなくちゃいけないとか相続関係がややこしいとか、そういうハードルがいろいろあることが分かってきて。蚤の市のようなことで普段から色んな世代の人たちが自分の家を片付けたりご高齢の方のおうちに眠っている古きよきものの価値を再認識してもらうきっかけになったらいいな、と。片づけることで活用できる空き家を増やすという感じです。
すー:空き家の利活用は県外から移住したい方のニーズが多いですか?
やんちゃん:それが意外に県内の方の需要もあって。家族が増えたりUターンしたりとか、そんなときに探されています。家族のUターンに備えてきちんと管理されているおうちもあります。
自分たちが移住してくるときはすごい苦戦して…。空き家はあるけど住める空き家が見つからないっていうのと、あと空き家の存在が表面化していなかったり。でも人づてに聞くとあったりして。都会だとインターネットで家賃とか部屋割りとかも自由に検索できるけど、大山町で空き家を探そうと思うと不動産屋さんにはほとんどないですし、空き家バンクで探そうと思うと探す人が登録(身分を明かす)しないと詳細は見れないのでちょっと調べにくいんです。まず登録するというのは、空き家の持ち主としてはフィルターの役割があって安心な点でよいシステムだと思うのですが。
今住まわせてもらっているおうちも元々住まわれていた方がお引越しのタイミングで、ちょうど空き家になりそうというところでまーしーさんに繋いでもらって、たまたまタイミングも良かったんです。やっぱり人伝いですね。なのでそこをもう少し気軽に探せるように何かできないかな、というところです。
すー:となると大山町での空き家探しの現状や体験もやんちゃんにお聞きしたらバッチリですね。
ー最後に…!この相談ならお任せください!ってことを教えてください。
やんちゃん:なかなかこれっていうのは無いんですけど、最近、地元の人たちと繋がりたいなと思って珈琲を淹れたり地元の梅の梅シロップを作ってジュースにしたり、地元の野菜を使ったマフィンを作って、そこにやまねの要素も取り入れつつ地元の小さいお祭りなどに出店してみたりしています。やっぱり顔を知ってもらっておくことで、「あ、あの時の。」ってなって情報が聞けたり声をかけてもらいやすくなったりすると思うので。
すー:やんちゃんが今移住してこんなことやってみてますっていう体験なら任せて!ですね。今始めて間もないからこそ聞けるお話がありそうだし。やってみようかなって勇気が湧きそうです。
やんちゃん:そうですね。等身大の今のことなら任せて!です!
すー:等身大こそ貴重です!これからの活動も楽しみですね。
話し手:寺井真澄(やまねの塒主宰・大山町地域おこし協力隊)
聞き手・書き手:鈴木雅子(シゴト場カケルオンラインメンバー)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です
以上、九人目のカケルメンバーインタビューはやんちゃんでした。
やんちゃんの優しい笑顔に癒されながらのインタビュー。なんでも「やんちゃん」というニックネームは中学校時代の塾の先生の命名だとか。ヤン・ヨーステンという歴史上の人物と旧姓を合わせたものだったそうです。長く愛されるニックネーム、一度お話したらまた声をかけたくなっちゃうお人柄。やんちゃんならおうちの相談もしやすそうだな。
引き続き、小さな投資PJでは、「カケルチャレンジャーとして何かやってみたい!(挑戦メンバー)」「鳥取や大山でチャレンジする人をサポートしたい!(寄付メンバー)」という方を募集しています!ぜひ興味あれば、下記ご覧ください、あなたにお会いできるのを楽しみにしています!
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