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大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう! Vol7. 杉崎元哉/またたび(なかやまトレック代表)

こんにちは!
シゴト場カケルオンラインメンバーのすーです。


シゴト場カケルは、鳥取大山(だいせん)を拠点にした紹介制のシェアオフィス、さまざまなメンバーが集まる場です。今回は新しいインタビュー企画「大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう!」の第七弾です!


上の図のように、「小さな投資プロジェクト」に手を挙げて「カケルチャレンジャー」になると、様々なスキルを持ち、様々な活動をしているカケルメンバーに相談することもできるんです。


カケルメンバーへのインタビューでは「大山」に関わる質問を通して、改めて「大山」や「カケルメンバー」のことを少しだけ浮き彫りにできればいいな。


「なかやまトレック」という名前で、大山エリアで1回一組限定のアクティビティツアーを通年で主宰しているまたたびさん。春はG.W.から秋は10月くらいにかけてシャワークライミングなど、冬は雪上トレッキングなどができます。スノーシュー(かんじきみたいなもの)を履いてトレッキングしたり、そり滑りをしたり。一組限定のいいところは、お客様のご年齢などメンバー構成に合わせたツアー内容にできるところ!とのこと。
ほかにも燻製器を手作りして燻製して食べてみるというプログラムもあって、通年で体験できるようです。今回はそんなまたたびさんに、たっぷりお話を伺いました。




カケルメンバーインタビュー:またたび(杉崎元哉)

ー何がキッカケで鳥取大山に来たのですか?


すー:またたびさんはもうずっと前から鳥取大山に居る方だと思っていたんですが・・・。

またたび:実は僕は出身が神戸なんですが、小学五年生のころから鳥取県東部に通っていたんです。ハーモィカレッジのポニークラブっていう乗馬を教えたりする団体があって、その創設のころからでした。


高校生まで神戸から通っていて、鳥取環境大学に進んだのも実はハーモィカレッジに学生ボランティアで参加できるからってことでした。ボランティアをしながら将来を考える中で、自分は馬が好きなのか自然体験を通して子供と触れ合うのが好きなのか悩んで、卒業後は一旦馬に関わる仕事をしてみようと思って明石に就職しました。でも始めたら馬だけを仕事にするのは違うな・・・と思って。朝6時くらいから馬の世話をして9時からタイムカードとか、休日も技術力アップのために半日は練習ということもあり。本当に馬が好きで馬と向き合って生活するならいい環境だったのですが、それは自分には合わなかったので。ただ、仕事の中で子どもたちとサマーキャンプしたりするのはすごく楽しいな、と思ってました。


そんな時に、鳥取環境大学の後輩から、大山の森の国(フィールドアスレチック)での仕事に誘われてまずは大山じゃなくて米子に住み始めたんです。


2年くらい働いたところで、本来やってみたかったプレイパーク(子供が自己責任で自分で遊べる場所)の管理人みたいな仕事を、ハーモニィカレッジのころからの知り合いが紹介してくれて、その場所が中山で。そこから大山エリアに住むことになりました。今「おむすび屋ひとむすび」のおにぎり君が住んでいるところです。そこに住みながら、皆生でカヌーのインストラクターの資格をとって働いたり、大山観光局のガイド的な仕事もしました。


実はコロナ禍で観光の仕事が減っていったそのころに子供が生まれて半年くらい仕事をせずに積極的に子供と過ごす時間がありました。仕事についてもじっくり考えられるいい時間だったと思います。今までのガイドの経験から、たくさんの人数を相手にガイドするよりも、参加する人たちのグループにガイドが仲間に入れてもらって遊べるような一組限定のツアーをしたいと思って。それが今の「なかやまトレック」の仕事の始まり。今3年目くらいです。


ー鳥取大山はどんな場所だと思いますか?


またたび:何にもないけど何でもあるんじゃないかな、と思います。海と山が近くて、砂浜のある海水浴場まで車で5分、スキー場まで車で20分くらいです。山陰の海はサーフィンのメインの季節は冬場なんだけど、その頃はサーフボード積んだ車とスキーやスノーボード積んだ車が道路ですれ違ったりします。例えば冬はスノーボードした後海行ってサーフィンもできるとか、そんなところ全国を探しても珍しいですよね。だからできない遊びがない。ただし遊び方を知ってれば・・・そこで遊びのガイドが要るんです。


すー:それがまたたびさんのお仕事なんですね。


ー今、鳥取や大山で進めているプロジェクトはありますか?プロジェクトに関わりたい人は募集してますか。


またたび:シャワークライミングも一人で見きれるかっていうとそうでもないので、子供のサポートとか、荷物を持って同行してくれたりとか、そういったお手伝いをアルバイトでしてもらえたら僕も仕事の幅が広がりそうです。

すー:またたびさんのところでお手伝いをさせていただくと、ガイドとしてのスキルが磨けそうですね。


またたび:そうですね。例えば同行しながらツアーガイドとしての経験を積んで、お任せできるくらいになったら更にツアーを企画運営するスキルを身に着けて実際の仕事に結びつけることもできると思います。ガイドもツアーの企画運営もできないとガイドの仕事だけで食べていくのは難しいというとことでガイド自体の人数が減ってきてしまっています。皆生のカヌーやSUPの体験や、大山観光局でもガイドは足りない状況です。元々自然遊びが好きな人にとってはとても楽しい仕事だと思うのでぜひチャレンジしてみてほしいですね。


すー:そんなまたたびさん、今後の展開は何か新しいことを考えておられますか?

またたび:準備が整い次第電動自転車を使ったサイクルツアーも取り入れようと思っています。それから旅行業の資格を取ったら例えば2泊くらいでがっつりアクティビティを満喫できるプランができるなと思っています。


ー最後に…!この相談ならお任せください!ってことを教えてください。


またたび:人繋ぎですかね。場所もですけど、「大山周辺でこんなことしてみたい!」って人がいたら、一緒にやってくれそうな人とかそれができる場所とか、紹介できると思います。例えば大山で子どもと泳げる海水浴場もだし、食べたいものとかでも。住みたい人がいたら家を探してくれそうな人も繋ぎます。


すー:またたびさん、ドラえもんみたいですね!


話し手:杉崎元哉(またたび)
聞き手・書き手:鈴木雅子(シゴト場カケルオンラインメンバー)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です


子ども・自然遊び・ときにDIY。またたびさんの「好き」を集めたお仕事スタイル。好きなことを仕事にするってよく聞く言葉だけれど、またたびさんこそが!と思いました。そして鳥取大山はそのスタイルにぴったりの場所ですね。


(オマケ)
どなたからも、どこでも「またたび」として通っているという感じのまたたびさん。その由来をお聞きしてみました。ハーモィカレッジに学生ボランティアで参加していた時に「全員にニックネームを付ける」ことになっていて、それが「またたび」だったんだそうです。ニックネームを付けるのには理由がちゃんとあって、ひとつには「参加する子供たちとの間に壁が無いようにするため。「さん」を付けて呼ぶことで壁ができてしまいがちだから。もう一つは学生ボランティアの中で先輩後輩の関係がはっきりしすぎないようにするため。敬称なしで親しみやすいニックネームをってことで決まっていくのだそうです。今では隣に住んでいる方にも「またたび」と呼ばれていて、家族も「またちゃん」とか・・・。そういえば私も今日初めてまたたびさんが杉崎さんだって知ったのだったな・・・。


引き続き、小さな投資PJでは、「カケルチャレンジャーとして何かやってみたい!(挑戦メンバー)」「鳥取や大山でチャレンジする人をサポートしたい!(寄付メンバー)」という方を募集しています!ぜひ興味あれば、下記ご覧ください、あなたにお会いできるのを楽しみにしています!
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