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カケルサポーターインタビュー:VOL.10 パワーさん

こんにちは!
シゴト場カケルオンラインメンバーのすーです。
最近「子供の推し量る力」ということについてよく考えます。この力ってどうしたら適度に身につくのだろう。いわれたと通りするものでもなく、自ら推し量って行動するという部分が自然に身につく環境ってどんな環境なんだろうなと。いわゆる想像力、生きる力。見えないことを想像するには、それができるだけの体験も必要だろうなあ。


そんな風に幼い頃や若い頃の体験や経験のことをつらつらと考えていたところ、今回週末住人Inc.代表松浦生さんにお話をお聞きする機会をいただきました。

今回お届けするのは、カケルサポーターの方へのインタビュー記事第10弾です!!


インタビューのきっかけ. . .


カケルサポーターの皆さんへのインタビューは


カケルサポーターになったきっかけを知りたいな」

「小さな投資プロジェクトについてどんなことを思っていらっしゃるのかな?」

カケルサポーターの皆さんの声を聞いてみたい!
そして、今後カケルチャレンジャーとして自分の「やってみたい」と思った人や、カケルサポーターに興味がある方にも、サポーターの皆さんの声が届いてほしい!そんな思いから始めることになりました。
小さな投資PJは、カケルサポーターのサポートがあり成り立っています。
いつも本当にありがとうございます。




今回お話を伺った松浦生さん(以下大山ネーム:パワーさん)は鳥取県用瀬町でZ世代コミュニティや交流滞在拠点である週末住人Inc.を運営、ご自身の事業で若い方たちのサポートに取り組んでおられます。そしてカケルメンバーとしても小さな投資PJの活動を支えてくださっています。




すー:パワーさんの今の活動はどんな感じですか?



パワーさん今は、夏に向けて大学生のチャレンジの機運を高める仕掛けを作っています。より具体的には、ひとつは鳥取環境大学の一年生が入学して早い段階で、地域に出て活動したり色んな大人に出会ったりするのって楽しいんだ、というようなことを実感してもらうようなイベントを打ったりとか、そういった学生を連れ出すようなプログラムを実施しています。もう一つは、県外の大学生などに向けて、sunsuntoと同じように夏休みにワーホリで来てもらうことに向けてプログラムを設計したり参加募集をしたりといった準備をしています。


週末住人Inc.拠点にて


すー:そんな風に、こんなことがあるよって機会を作ってくださって見えるようにしてもらったら最初の一歩が出やすいですよね。きっと一握りの方たちは自分で探して動いていくのだと思うのですが、制度があってそれを知るというキッカケがあって踏み出すことができる方たちもたくさんいるのだろうと思うのです。その点がこの小さな投資プロジェクトと共通していて・・・もしかしたらパワーさんがカケルサポーターとして小さな投資プロジェクトに継続寄付をしてくださるようになったのも、この辺りに理由があるのでは?


―小さな投資PJでカケルサポーターになってくださった理由は何ですか?


パワーさん:そうですね・・・。ほんとに一握りの人は何にもないところから環境自体を作り出すっていうのができて、そういう人は自分で旗を立ててやっていく人だと思います。そういう人も大事な存在なんですが、どっちかっていうと、それについて行く感じで自分の役割を見出して、一番最初に旗を立てた人を盛り立てつつ、周辺を形作っていく人、そういう存在がけっこう大事だなと思っています。


そういう人は、本来色んなことをやれる幅は広いけれど、ベースとなるちょっとした軍資金、まさに小さな投資プロジェクトのような、とか人脈だとか・・・そういった環境や資源が用意されている状態があると、もっともっと「小さな“やりたい!”という思い」を実際に形にしやすいのかなと思います。


シゴト場カケル周辺では小さな投資プロジェクトを軸として色んな活動が起こっていて、「小さな“やりたい!”という思い」を実現している人たちがいるからそういうやりたいっていう思いを実現しやすい状態があるんだと思います。だから小さなチャレンジをしたい人に求められる場になっていると思うし、ぼく自身もそういうゆるい仲間が増えたらいいなという思いで継続支援をしています。


すー:ありがとうございます!ほんと、チャレンジすることで仲間ができそうです。


パワーさん一人では何もできないと思うので、周りを巻き込んだりして何かをやるということが仲間づくりになってるんじゃないかなと思います。



―小さな投資プロジェクトにはリターンが無いのですが、それについては何か思われますか?



パワーさん:それは全く気にしていなくて、少額だからっていうよりもむしろ一旦は間接的にかもしれないけれど、応援することで仲間が増える所もあるので、それがリターンかな。


すー:繋がることができますもんね。記事にしてお名前が出たりするとこんな人が周りにいるんだなってチャレンジする人にもほかの人にも分かるし。



パワーさんシゴト場カケルのnoteとかでチャレンジしている人の様子なんかが伝わってくるので嬉しいです。それもリターンの一つだなって思っています。



すー:ありがとうございます!これはやっぱり定期的にチャレンジャーにもお話を聞きにいくの続けなきゃですね。先日はとっとりワーホリで来ていたメンバーと座談会をしてその様子をゆんゆんがアップしてみたりしてくれていましたけど、小さな投資プロジェクトを使わなかったとしてもシゴト場カケル周辺の動きをお伝えしていくことは大切ですね。



―いま応援している人・場所・事柄などあれば教えていただけますか?



パワーさん:例えば年齢層でいうと・・僕今27歳なんですけど、同じくらいの20代半ばから後半くらいの人たちのチャレンジは純粋に応援したいと思っています。30代半ばくらいの人たちは一番元気でいろんなところで色んな活動をしているけど、それを追いかける世代のことが気になっています。


すー:活動が気になりますよね。例えばどんな人たちがいますか?


パワーさん:例えば本間さん(たみー)夫婦(大山町に素敵な宿泊施設「余舎」を作るところである)とか、智頭町の同年代の子たちで林業やってる子たちとかすごく面白いなと思っています。
林業ってもともと暮らしと紐づいた産業だったけれどそれがだいぶ離れてきてしまっていて、それをもう一度暮らしに近づけて循環型の林業にしようという試みをしている人たちで。上の世代の師匠がいてそれについて行く形で入っていっている20代の人たちが何人かいてすごく楽しそうです。林業だけじゃなくて周辺でそれに関連して自分がやりたいこともやって小さな生業にして繋がりあいながら自然体でやっていて、行くたびに楽しそうだなあって思ってます。


すー:20代後半ってちょうどそれまでに始めた活動が表に見えてくるタイミングなのかもしれませんね。


パワーさん:そうだと思うんですよね。20代初めの頃ってまず社会に出て色々経験し始めて、僕自身もそうだったんですけどやり方みたいのを学んでいく期間で。世に見えてくる感じのチャレンジは20代後半くらいになってからなのかなっていうニュアンスで。それがこれからもっと増えていくといいなって。



―今後小さな投資プロジェクトがこんな風になってくれたらいいなとおもうことはありますか?



パワーさん:チャレンジをするときに、例えば県の補助金使いますっていう時には、公金を使うので当たり前ではありますけど、どんな意味があるのかとかどんな効果とか成果とかがあるのかっていうのを求められるじゃないですか。でも小さな投資プロジェクトを使う意味って、チャレンジに意味や効果が無くても良くて、純粋に自分の興味をカタチにするっていうことがスタートでそこに意味があるんだと思うんです。でいいんですよね?


すー:いいんです!チャレンジのハードルを下げるのが目的なので!その通りです!


パワーさん:ですよね。そこが魅力だなと思っていて。結局世の中って色んな人の興味の追及の結果で成り立っているところがあるんじゃないかなって思っていて、別に世の中の為ってことを過度に求められすぎなくても色んな人たちが多種多様に自分がやりたいことをやっていくことの集合体で社会が面白くなっていったら一番素敵な世界観だなって思うので。


すー:うーん!素敵!!


パワーさん:世の中に求められていることとか一旦置いておいて、自分が本当に何に興味があるのか、何ができるのか、何をやってみたいのかっていうことを、やってみないと分からないと思うので、その最初のステップに小さな投資プロジェクトを使っていただけたら一番いいなと思います。


その先に広げていくときには自分がやりたいことと社会に求められていることの整合性を取らなきゃいけないときがあると思うんですけど、まずは自分が心からやりたいことを見つけて、持ち続けてくれたらいいなと思います。


―最後にカケルチャレンジャーにメッセージをお願いします!


パワーさん:ほんとにさっき言っちゃったことなんですけど、自分自身が面白いと思うこととかやってみたいと思うこととかを自分の本音の範囲で見つけて形にするチャレンジっていうのを是非してみてほしいです!


パワーさんの活動がわかるSNSはコチラのlit.link。

話し手:松浦生(週末住人Inc.代表)
聞き手・書き手:鈴木雅子
※文中の記述はインタビュー当時の内容です




10人目のカケルサポーターのインタビューはパワーさんにお話をお聞きしました♪



「色んな人たちが多種多様に自分がやりたいことをやっていくことの集合体で社会が面白くなっていったら一番素敵な世界観だな」その言葉には本当に静かなパワーがあって、また世界的なことに目を向けた時にも同じように言えることなのではと強く思いました。必要の追求ではなく興味の追求という世界観は平和に通ずるなあ、と。冒頭の考え事の中で「推し量る力」と述べましたが、それも興味の追求をしたら自然にはぐくまれるのに違いない!と希望が湧いてきました。パワーさん、ありがとう!!



小さな投資PJでは、「カケルチャレンジャーで何かやってみたい!」「鳥取や大山でチャレンジする人をサポートしたい!」と言う方を募集しています!皆さんにお会いできるのを楽しみにしています

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