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【CF実行者インタビュー#14】過去・いま・未来の子供達のために「水はけの悪いグラウンド」を整備したい

プロジェクト名:米子市加茂中学校の「水はけの悪いグラウンド」を整備したい!


今年で創立50周年を記念する、鳥取県米子市にある「米子市立加茂中学校」。加茂中学校の13期卒業生の白石さんは、3人のお子さんも皆、加茂中出身。今回は代表の白石さんを中心に、米子市立加茂中学校創立50周年記念事業実行委員会の皆さんで、これからの未来を担う子供達のために「水はけの悪いグラウンド」を、とにかく「今」なんとかしたい!と立ち上がりチャレンジしたクラウドファンディング。根掘り葉掘りお聞きしてきました!



クラウドファンディングプロジェクトページはこちら↓



「水はけの悪いグラウンド」を、とにかく「今」なんとかしたい!

ープロジェクトを始めたきっかけは何ですか?


我が加茂中学校のグラウンドの水はけの悪さには、在校生や卒業生みんなが長年悩まされてきました。たった1〜2時間降っただけの雨でも、1日2日は水びたしで。当然、体育の授業や部活なんて出来ませんでした。体育祭の前日に大雨が降った日には、早朝から生徒・先生・保護者総出でスポンジで水を吸い、奇跡的に開催出来たという年もありました。


加茂中学校創立50周年を翌年に控えた2022年、当時のPTA会長が米子市内で荒れたグラウンドを整備する取り組みを紹介した新聞記事を見つけてきて。
「鳥取県内にこういった事業をされている会社があるんだ!」という発見をきっかけに、チャレンジすることを決めたんですよ。



ークラウドファンディングをしようと思ったきっかけは?


グラウンドの根本的な整備をしようとなると、莫大な費用が必要。市の中学校だから、行政に現状を伝えて来ましたが、予算の関係などでなかなか動くには難しい現状が続いていて。そんな中で今回のグラウンド整備をしていただいた企業の取り組みを知り、工事内容や費用を知った上で、クラウドファンディングっていうやり方もあるんだと、当時のPTA会長が持ち出したのがきっかけでしたね。


その年は色々な状況の変化から1度挫折しかけたんですよ。そこで、元々僕が昔から知り合いだった地域キュレーターであるまーしーが、クラウドファンディングのサポートをしているということで紹介し、もう一度クラウドファンディングスタートに踏み出しました。

※「地域キュレーター」:クラウドファンディングプロジェクトの立案から達成(クラウドファンディング終了)まで、実行者と一緒になって走る、鳥取地域に根差した専属の担当者です。


ー地域キュレーターのサポートを実際に受けてみていかがでしたか?


まず、保護者の皆さんや実行委員会の皆さんの中には「そもそもクラウドファンディングとは?」という方もいたので、地域キュレーターに中学校に来てもらって、クラウドファンディングのセミナーをしてもらいました。


そこで、皆さんの中で腹に落ちたといますか、チームとなって取り組もうという意識が固まりましたね。元々、PTAのメンバーの目標への意識が高かったのもありますが、より一層まとまったように感じました。

ークリエイティブサポートはいかがでしたか。川ちゃんが作成した動画の反響はありましたか。

動画の反響はすごかったです。それこそSNSでシェアしやすかったというのもありますね。YouTubeでは1,000回人以上、1,500人近い方に見ていただきました。誰が見ていたかまでは全然調べてないし、分からないのだけど、僕の周りの反響は、言葉として届いてましたね。


懐かしさと思い出にも残った動画制作


ー他に動画制作で印象に残ったことはありますか?


動画制作の準備もすごい短かったけど、川ちゃんとかすげぇ頑張ってくれて。そんな今回の動画は超身近で全部作りあげたんです。当時在校生だった恥ずかしがる娘を引っ張り出して、友達も一緒に出演するならいいよ、ということで。
動画中のナレーションも、最初は教頭先生での収録でしたが、
せっかく撮るなら在校生のリアルさが必要だろう!と。急遽中学生に収録してもらうことに。
結果的に、良い動画になりましたね。後付けの成功理由です。


第二段の動画も、歴代のバラバラの世代の卒業生が出演してくれて、想定外の嬉しさと言いますか。ちっちゃい頃から知っている子がこうして参加してくれて、わたし達からしても、娘たちからしても、記録に残せたというか。
クラウドファンディングに必要な「社会性」という部分を見つけられたと感じました。


みんなが共感している何かへの可能性を見出してくれたという意味でも、動画制作を通して、かなり勇気づけられましたよ。



卒業生も、在校生も、保護者も、母校に対する「思い」が達成に繋がった


ークラウドファンディングを振り返って気づいたことはありますか?


創立50周年ということで、今回の活動を通して改めて、地域に学校があることの素晴らしさに気付きましたね。今の時代、少子化でどんどん統合されていって、地域から学校が無くなってしまうなんてこともいっぱいあると思うんですけど、こうしてこの先の未来の子供達が使っていくためのグラウンドを整備するということは、歴史を繋いでいくということ。その思いが、今回の達成に繋がったんじゃないかな、と感じました。


在校生・卒業生だけではなく、歴代の卒業生の保護者まで、みんなで達成していく。広がってから達成までのスピード感がすごかったですね。


ー現在のプロジェクト進捗を教えてください。


今年の5月末で、無事に全ての工事が終了しました。第一目標であった水はけの悪いグラウンドを整備したい!に続いて、ネクストゴールとして決めた『水はけの悪いテニスコートを整備したい!」という第二目標も達成し、こちらの整備も完了しました。

before
after


現在は、リターンとして加茂中に設置させていただく記念プレートを作成中です。


地域に生きる大人として、子供達の未来を創る大人であり続けたい

ー今後やっていきたいことはなんですか?


加茂中学校は、自分の子供たちも、もうみんな卒業したんだけれど、これからもこの場所に生きる大人として、子供達の未来を作っていきたいと思っています。個人的には、現在はコミュニティースクールのメンバーとして参加していたり、小学校に絵本の読み聞かせボランティアに行ったりしています。

何歳になっても、やりたいことだらけ。諦めないでチャレンジして欲しい


ー最後に今後クラファンに挑戦する人に向けてアドバイスがあればお願いします!


お金がないからやらない、やれないと諦めないで欲しい。未来のことは作ってみないとわからない。まずはまーしーに相談してみてください!(笑)


話し手:加茂中PTA50周年事業部代表 白石博昭さん
聞き手・書き手:﨏畑 遥
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。


■クラウドファンディングプラン
シンプルプラン(手数料14%)
オプションプラン:地域キュレーター伴走サポート+クリエイティブサポートプラン(チラシ・動画)
キュレーター担当:佐々木正志 / 動画制作担当:川本直樹

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