離職率高し!「保険営業を辞めたい」「転職したい」と思ったときに③
「保険営業を辞めたい」と思う5つの理由
(1)生保の営業スタイルは個人の資質に大きく依存して属人的で大変
(2)スキルアップが望めない
(3)土日も顧客対応でプライベートがない
(4)親類縁者に営業しないといけない
(5)交通費やお礼、差し入れなどが「自腹」で大変
この5つの場面に出会った時、「辞めたい」と思う人が多いそうです。しかしながら実際は、これらに当てはまらないケースや、ネガティブな思い込みを抱えているケースも多々あります。
(1)生保の営業スタイルは個人の資質に大きく依存して属人的で大変
保険会社では、営業マニュアルはもちろん用意されています。
・テレアポ
・提案方法
・商品の金融知識
などは上司や教育担当が最低限指導してくれるでしょう。
しかしながら、営業の基本は個人の資質次第の属人的な営業スタイルです。要は、その人その人のパーソナリティやセンスが最も業績に強く影響します。
したがって保険営業のセンスがない人は「どんなに頑張っても売れずに実績が挙げられない」と思ってしまいがちです。
(2)スキルアップが望めない
毎日が同じ業務の繰り返しで、スキルアップも出来そうにないと感じている人も多いようです。
生命保険は差別化が難しく、わかりにくい印象のある商品なので、会社側はスキルアップというよりは、ノルマの達成を重視してしまいがちです。
例えば営業成績が悪くなり、営業先を増やしてカバーしようとして逆に担当企業が増えてどうしていいか分からなくなっても、上司からは何の改善策もなく、
「自分で考えろ」
としか言われないといったケースです。
このような場合に保険営業を辞めたいと強く感じ、今の状況から抜け出して、スキルアップが可能な環境を求めて辞めてしまうようです。
また、キャリアアップを目指していこうとするときに、他業界で活かせるスキルがつきにくいと考えている人も多いようです。(後で述べますが実は他業界で活かせるスキルは十分身に付けることが可能なのですが)
他業界でも活かせるスキルアップもできそうですが、保険営業で忙しい分、難しいと思ってしまいがちです。
(3)土日も顧客対応でプライベートがない
「できれば休みの土日にもう1回説明してくれませんか?」などとお客さんに言われると契約のためには、土日でも対応しないわけにはいきません。
結局、休日が仕事で潰れてプライベートの時間がなくなってしまいます。
そして、本人は辞めたいと思っていなくても、家族との時間が少なくなることで、家族から転職を促されるケースもあるようです。
そもそも、保険業界以外のお客様は、保険の話を平日じっくり聞く時間はあまりありません。
結果、土日での連絡対応が多くなってしまい、精神衛生上不安定になります。
当然、平日のモチベーションも下がったまま働くことになってしまうのです。
(4)親類縁者に営業しないといけない
新人でコネクションが無かったり、営業成績が芳しくなく、ノルマ達成ができない状況が続くと必ずといっていいほど、身内・友人・親戚などの親類縁者への営業をかけ契約を取るように上司に指示されます。
保険の商品には生命保険以外にも、
・個人年金
・学資保険
・一時払い終身型
など色々な商品が複数あります。
つまり、1人に対しもあの手この手で商品を幅広く売ることが可能なのです。実際、各保険全てご契約してくださるお客様もいます。
とはいえ、しつこく営業をかけた場合、相手からは当然良い顔はされません。友人知人の中には疎遠になり嫌われてしまいます。
その結果、
「友人知人からの信頼を失うか?それとも生保営業としてのノルマか?」
と、悩んでしまうことになってしまうのです。
(5)交通費やお礼、差し入れなどが「自腹」で大変
保険営業は、
・お客様のところに行くための交通費
・おつきあいの飲み会費
・お配りするノベルティやカレンダー
・年賀状
・バレンタインチョコ
などすべては自分のポケットマネーから出さないといけません。
中には社内で使っていたパソコンも自腹を切っていた場合もあったようです。
交通費やお礼、差し入れといった費用はそのひとつひとつが大きな金額ではなくても、積もり積もって相当な額を負担しているのではないでしょうか。
たとえ、辞めたいと思っていなかったにしても、金銭的に厳しければ辞めざるをえなくなります。
しかし、保険営業における自腹文化の改善は進んでいるところもあるようで、交通費や一部の交際費が経費扱いになる会社もあるようです。
入ってから慌てる前に、経費関連の確認は事前に細かくチェックしましょう。
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