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コロナに負けない「新しい保険営業スタイル」②

LGBTの方の相談に乗る

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大坪:現在は乗合代理店にいらっしゃるということですが、ビジネスのスタイルというか、それ以前に、三浦さんのマーケットは少し特殊ですよね。

三浦:はい。最近マスコミでもよく取り上げられている「LGBT」……

セクシャルマイノリティの方々、そのなかでも「T」の〝トランスジェンダー〟(性同一障害)の方々の保険の相談を受けているというのがライフワークになっています。

大坪:トランスジェンダーの方々とご縁ができたのには、どんなきっかけがあったんですか?

三浦:3年くらい前にたまたま偶然紹介された方がトランスジェンダーの方だった、ということです。「保険に入れなくて困っている」ということで……。

大坪:え? トランスジェンダーの方は保険に入るのが難しいんですか?

三浦:ネット上でそのような話がよく出ているんです。これをひもといていくといくつか理由があって……。

いわゆる性適合手術……昔はよく性転換手術といわれたものが「治療を目的としたもの」にならないので、手術給付金が下りない。

で、下りない=保険に入れない、という風潮が蔓延してしまったんです。

大坪:なるほど。でもそれは違うということはプロからすればわかりますよね。で、そういった方の問題を解決してあげた、と。

その後はどうなったんですか?

三浦:引受基準緩和型の保険で入れる会社もあったので、そうしたご提案をしたところ、「周りにも困っている人がいるので相談に乗ってもらえませんか」と。

「インターネットでの集客のためのページはつくりますから」と言っていただけたんです。

で、「僕でよければ」という軽い気持ちで始めたわけです。

大坪:当初は「月に2、3件くらいの相談があるかな」なんて思っていたそうですが……。

三浦:初月は30件ありましたね。

大坪:毎日誰かに会ったとして、1カ月でこなせるか?という量じゃないですか! すごいビジネススタイルですね。

三浦:とはいえ、その30件はなかなか面談にまではつながらなかったですね。やはりインターネットでそういった集客をしている、というスタイルは怪しい、と。

「詐欺じゃないか?」
「警察に言いますよ」

なんて言われたこともありましたね。まあ「お好きにどうぞ」って感じでしたけど (笑)

「紹介依頼はしない」というスタイル

大坪:そうした試行錯誤の状況を経て、今はどうですか?

三浦:そうですね。

現状は月に15~20件の新規の相談がコンスタントに入っていますね。

大坪:コロナ禍においてもその数字! それはすごいですね。保険営業の基本的なスタイルでいえば、お客様からご契約を頂戴して、紹介をいただいて、それで回していく……というのがスタンダードなスタイルだと思うんですけど、三浦さんは?

三浦:紹介依頼は、しないですね。ネットとSNSのみです。

Twitterで勝手にリツイートを繰り返してもらっているので、そちらのスタイルのほうが集客としては早いですし。

大坪:うーん、Twitterで勝手に拡がっていくというのが、新しい。コロナうんぬんというより、SNS時代の今に合ったスタイルですよね。

では、三浦さんはこうした相談をどのように商談化していくのか? 

次回は三浦さんのオンラインを使った商談スタイルについて、さらに詳しくお話をうかがっていきましょう

「コロナに負けない「新しい保険営業スタイル」③」に続く↓

インタビューは動画でもご覧になれます。「【保険営業】石垣島にいながら全国とリモート商談!緊急事態に負けない営業スタイルとは【(先覚者インタビュー前編)】」↓

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