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志合会 ...日中の若手社会人が集う会

志合会とは?

皆さんは「志同道合」という中国の成語を知っていますか?「志す事が同じで同じ道を進む」という意味だそうです。志合会はそんな成語を体現するような、日中の若手社会人によって作られた団体です。

この団体は、2018年10月に設立されたとても若い団体です。中国人と日本人の若手社会人が、自身のキャリアをより深く、より面白くするために、勉強会やフィールドワークを通じて、世の中に対する見聞を深めています。

活動内容は、実は決まっていません。というのも、志合会はメンバー一人一人が好きな企画を持ち込む場所だからです。社会人ともなればキャリアも興味もバラバラ。そんな中で、メンバーが自由にプロジェクトを立ち上げ、他のメンバーを巻き込みながら試行錯誤する「プラットフォーム」なのです。

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日本はどこへ行くのか... 「24時間戦えますか」から30年

...さて、真面目な団体紹介は上記リンクに譲るとして、なぜこんな団体が出来たのか、少し書いてみることにします。

実はこの前、メンバーで香港と深センにスタディツアーに行ってきました。詳細は他の記事に譲ることにしますが、そんな中、日本の昔のCMが大きな笑いを生みました。皆さんは「リゲイン」という1990年頃のCMの歌、知ってますか?

「黄色と黒は勇気のしるし/24時間戦えますか/リゲイン、リゲイン/僕らのリゲイン/アタッシュケースに勇気のしるし/はるか世界で戦えますか/ビジネスマン ビジネスマン/ジャパニーズ ビジネスマン

ジャパニーズ ビジネスマン!ですか...。「この頃の日本人は自分に自信があったんだね」とメンバーがボソッと呟いていましたが、今の若い日本人は同じようなことを思う気がします。とても「ジャパニーズ ビジネスマン!」と叫ぶテンションではない気が。

この前、日本は平成から令和に移り変わりました。平成の30年、どのように評価できるのでしょうか?この前、日経の一面には、日本企業の時価総額世界ランキングがこの30年でことごとく下がった記事が出ましたね。日本をGDP世界2位まで押し上げた日本の企業システムも通用しなくなったということでしょう。

終身雇用がなくなった今、若い世代はどうすれば良い?

特に最近崩壊が進むのが、日本の雇用制度。もともと終身雇用・年功序列・新卒一括採用という黄金3本柱に支えられ、日本は戦後を走ってきました。しかし人口減少が進むと共に、日本も労働生産性の向上を余儀なくされています。終身雇用や新卒一括採用は近い将来なくなるでしょう

しかし、困っているのは今の若い世代。「会社に終身雇用は期待できないかもしれない、しかし親の世代は有名な大きい会社に入っておけば安泰という、しかし電機メーカーを筆頭に日本の企業はボロボロになっている... グローバル人材とか気安くいうけど、どうすればいいんだろうか?」

だからこそ志合会に意義が生まれる

昔は「大企業での終身雇用=安定、勝ち組」という印象がありました。私は実は今は逆なのではないかと思います。組織にぶら下がらないこと、個人でも働けること、いつでも転職できること、それこそが最大のリスクヘッジなのです。

ある意味今は面白い時代です。大企業に入り、その後淡々と40年会社に勤め上げることが普通とされた時代とは違い、今では社会人になった後もいろんなことに挑戦しやすくなっています。転職はもちろん、起業のハードルも下がっています。今こそ若者にとって面白くなってきた時代なのではないでしょうか?

さて、話を志合会に戻しましょう。今の時代は一つの会社に入って終わり、一生安泰、の時代ではないのです。社会人になった後も自分のキャリアを真剣に考え、視野を広く持ちつつ、自分のプレゼンスを常に考えることが大事なのではないでしょうか。だからこそ、志合会のような、若手社会人にとって自分のやりたいことが自由に試せる場所があることは本当に大事なのではないか、と思っています。

志合会はまだまだ成長途上の団体です。今後この団体がどこに向かうのか、発起人である私自身も楽しみに見守っています。

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