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読み比べる日本 2018年2月9日

 自称「良いと思う女」神垣です。

 日本の歴史と英語が

 これ1冊で学べる・・・!?


 『英語対訳で学ぶ日本』が面白い!――反響続々

 というネット記事を読み、即座に購入した本があります。

 「英語対訳で学ぶ日本  歴史と文化の111項目」
 
「英語がスラスラ読める! 日本史通にもなれる!」
 と表紙にあるのですが、この謳い文句にひきつけられるのは
 50代のわたしだけではないようで

 リビングに置いていたら
 SNS中毒の大学生長女も手にとって読んでいました。

 「この本、ええと思わん?」と夫に見せたら
 「それじゃったら、これと同じじゃろ」と
 彼が本棚から取り出したのが、この本でした。

 「日本 ―その心と姿―」
 
 左ページに日本の歴史や文化を紹介する日本文、
 右ページにその英語対訳
 という構成は2冊とも同じですが

 「英語対訳で学ぶ日本」よりサイズも文字もひと回り小さく、
 付録に各種データや年表があり、情報量が多いのが
 「日本」です。

 こちらの初版は1982年。
 夫が持っていたのは2010年の第9版でしたが
 2016年発行の第10版では「東日本大震災」が加わり、
 政治・経済・社会・科学技術、統計数値など、すべて一新している模様。

 試しに
 「着物」がどのように紹介されているか
 2冊を比べてみたところ、

 「英語対訳で学ぶ日本」の日本文406文字に対し
 「日本」は倍以上の950文字で、
 着物の起源から、洋服との違い、日本で現在どのように着用されているか
 詳細に説明されていました。

 入門編として「英語対訳で学ぶ日本」から入り
 「日本」にステップアップするもよし 
 より詳細な情報を得るために「日本」から入るもよし。

 一粒で二度おいしい感じのする2冊です。

麗澤大学「学び伝えよう日本」プロジェクト 著、中山 理 監修 「英語対訳で学ぶ日本  歴史と文化の111項目」


日鉄住金総研 著「日本 ― その心と姿 ―」

読み比べるのもまた楽し。
(2018年2月9日 VOL.3028配信 【仕事のメール心得帖】あとがきより)



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