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娘の卒業より気になったこと 2016年3月2日

   自称「気が気でなかった女」神垣です。

 昨日は

 高校の卒業式でした・・・


 前夜から雪がちらつき
 きものでの出席は早々に断念
 (例によってぎりぎりまで仕事やらメルマガ配信に追われ、
  事前にきものに袖を通す時間もなく……)。

 わたしは娘たちが幼いころから
 学校行事でビデオ撮影したことがないのですが

 今回ばかりは
 仕事用のデジイチを持参。

 動画モードで撮影したのは
 長女の卒業証書授与のシーンではなく
 来賓あいさつ。

 夫がPTAを代表してあいさつをすることになっていて
 その姿を動画で撮影することだけに全集中していました。

 ひと月前から、自ら原稿を書き、わたしが添削した後
 声を出して毎日のように30分近く練習していた夫。

 家族の前で何度かリハーサルをし
 ここ1週間は
 じゃばら折りの祝辞用台紙に印字したものを
 寝室にこもって自主練。

 夫の涙ぐましい練習の成果が発揮される瞬間を
 きっちりビデオに収めておきたかったのです。

 卒業式では
 冒頭、やや噛みかけましたが
 ゆっくりと、声変わり未経験のハイトーンボイスで

 時折、卒業生に視線を向けながら
 祝辞を述べ終えた夫の姿を目にしたときの安堵感と言ったら……

 正直な話
 娘の卒業より夫の祝辞のことが気になって
 夜も眠れませんでした(夢かもしれないけど……)。


 長女に関しては
 友達や先生に恵まれ
 「楽しい! うれしい! 大好き!」な状態で
 3年間を過ごし、笑顔で卒業してくれて
 万々歳。

 わたし自身は
 早々に夢破れ、友達もたいしてできず
 暗く虚ろな高校時代を送ったので、

 そうではない
 楽しい3年間を過ごすことができた娘に、
 もはや言うことはありません。

 一粒万倍日だった昨日、
 娘の未来に万倍となる縁が広がることを
 願うばかりです。

 卒業式の後は、午後から取材、
 夕方から大和言葉講座と、怒涛の一日で
 欠かさず毎週買っている週刊現代を
 買い忘れましたとさ……。

(VOL.2591 2016年3月2日配信 メールマガジン あとがきより)


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