花咲か爺さんがまいた灰は「撒く」?「蒔く」? 2020年11月4日
おはようございます。自称「きっかけをもらった女」神垣です。
日々発見です、ね・・・・
先日、メルマガで配信した
VOL.3659 「巻き直し」?< 間違いやすい言葉 >
について読者のかたからいただいた感想を紹介します。
<読者からの感想>---------------------------------------
(前半部分は略)
という訳で、僕も同じ勘違いをおかしていましたが、
「人間、適当に説明のつくことになら、
困ることがない限り、それ以上、追求する気に
なれないものなんだな…」
と思いました。
こうして、他の気になるニュースの解釈に追われていくうちに
身近な言葉の元の意味が忘れ去られ、いつの間にか、
言葉の意味が変わっていくのだな…と思いました。
<追記>
>「撒く」は、あちこちに散らす、という意味で
>水やビラを「撒く」ときに使う言葉。
>「蒔く」は、植物の種子を地に埋めること。
>改めて種を蒔くことから
>「蒔き直し」という言葉が生じたようです。
これも、漢字の変換で目にすることはあっても、
詳しい意味の使い分けは、考えたことがありませんでした。
説明を読んで、「撒く」という字が使われる対象は、
まいたらそれっきりで変化しない無生物。
「蒔く」という字が使われる対象は
まいたら芽が出る生きものたち…
という違いを指しているのかな…と思いました。
しかし、この定義で行くと、花咲か爺さんがまいた『灰』は、
「撒く」と「蒔く」どちらがふさわしい(適切な)のか…
灰は無生物なので「撒く」でいいのか?
花を咲かせる生物的なものとして
「蒔く」の方がふさわしいのか…?
ちょっと考え込んでしまいます。
恐らく、奇跡を起こすとはいえ灰は灰だから「撒く」
が適切なのだろうとは思います。
(読者 K.Nさん)
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K.Nさんの感想を読んで
花咲か爺さんがまいた灰の「まく」は
「撒く」? 「蒔く」?
どちらだろう、と考えるひとときは
楽しいものでした。
子どもの頃は考えもしなかったことだけれど
大人になって改めて気づくことって
まだまだありそうです。
(2020年11月4日 VOL.3663配信 メールマガジン あとがきより)
#メルマガあとがき
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