20240928
個人的に似ていると思う誤謬がある。ぼーっとしながら地下鉄でエレベーターに乗ると、改札にいるのに改札階のボタンを押して、エレベーターが動かないことに違和感を覚えるまでエレベーター内に突っ立っていることがよくある。気づいたら慌てて「ホーム」ボタンを押して、動き出すエレベーターのなかで動くはずのない箱の中にいる間抜けな自分の姿を思う。
少し考えたらわかるのだけれど、なぜか改札とホームの区別が曖昧なのだ。それこそ、エレベーターとエスカレーターがこんがらがるのと近い。
これに似ていると思うのが、回転寿司店に行ったときに最初に受付をするときに選択する「カウンター」と「テーブル」というやつ。この区別がぱっと判断できない。複数人で店に行ったときに誤ってカウンターを選択してしまったこともあるし、逆に一人で行ったのにテーブル席を選んでしまったこともある。たぶん、カウンターにも「テーブル」感があるのが誤謬の原因だと思う。実際、「カウンター」か「ボックス」で選択する場合はまったく迷わないのだ。そういう意味では、「改札」と「ホーム」では改札にも「ホーム」感があるような気がする。
この二つの勘違いが近いところにある、という発見は僕としてはすごく大きなことだったのだけれど、そのときに一緒にいた人に話したら、曖昧な同意と「だからなに?」という表情をいただいた(気がする)ので、ここに供養する。
今日は一日中、色々と場所変えながらずっと読書をしていた。悪い感覚ではないのだけれど、インプットをたくさんした日はかすかに胸が苦しくなる。たぶんどこかが少し溺れているのだ。だから、こういう形でなるべくどうでもよくガス抜きをする。簡単に部屋の片付けをして、アイスを食べて、早めに寝ようと思う。明日は少し早い。