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鈴原希実の夢はカワイイなんばーわん♡誕生会2023


私にとっての『完璧で究極なアイドル』

行ってきました。

11/1(水) 代々木の山野ホールで開催された、鈴原希実 21歳の誕生日イベント『鈴原希実の夢はカワイイなんばーわん♡誕生会2023』

生まれて初めて芸能人の誕生日イベントなるものに現地参加した。

実はこの記事の前にLiellaにハマった理由に関する記事を書いていたのだが、鉄は熱いうちに打てでこちらのレポを先に書くことにした。

他に投稿している人もいなかったようだし。

長くなるがお付き合いいただければ。


のんちゃん(鈴原希実)との出会い

イベントの内容の前に、軽く筆者と鈴原希実(以下:のんちゃん)との出会いについて軽く説明しよう。

と言っても多くの人がそうであるように、Liella!の活動を追う過程で彼女の存在を知った訳だが(今となっては、逆にのんちゃんからLiellaに入る人もいたりするのだろうか)。

前回の記事でも書いたように、のんちゃんを含む2期生の存在は筆者がLiellaに本格的にハマるきっかけとなった。

ファンの間でも賛否両論の中加入した4人の新メンバー。

彼女達の活動からにじみ出てくる独特の関係性と、強い絆に感激しすっかり夢中になってしまった。

今では11人のLiella!が大好きだ。

そんな2期生の中でも筆者が特に気になる存在がのんちゃんだった。

打算でやっているのだとしたら”あざとい”にも程があるだろと言いたくなるほどに言動の全てがコケティッシュでありながら、必要以上に自己評価が低く、常に自分がLiella!のメンバーでいいのかと悩み続け、それでもファンの期待に応えようと努力することをやめない"6人目のLiella!"。

ともすれば壊れてしまうのではないかと、応援しているこちらが不安になってしまう程に庇護欲が掻き立てられ、よもや令和にもなってこんなに『アイドル』という概念を体現した女の子がいるのかと畏怖にも似た感動を覚えた。

「これが”推し”か・・・(シャア・アズナブル)」

こうして鈴原希実に見事”修正”されてしまった筆者は「いい歳してアイドルなんて…」という虚栄心のサングラスを取り、Liella!Clubに入会し、Apollo Bay Cruiserに登録し、鈴原希実のわたしの人生、のんフィクション。に有料会員登録して、毎週金曜の夜は会社帰りに鈴原希実の明日はなんしちょっと?を聴く生活を始め、ダカールの連邦議会で演説するに至った。


イベント当日(会場まで)

さて、大変長らくお待たせいたしました。

いよいよイベント当日。

11/1は水曜日。
多くの人がそうであるように筆者も当日は仕事があった。

開場は『18:15』、開演は『19:00』。

ラブライブ スーパースター!の舞台でもある『結ヶ丘女子高等学校』は原宿・表参道・渋谷に隣接しているという設定だが、正にこの周辺に勤務している筆者は、有給を取るよりギリギリまで仕事をしてから代々木にある会場に向かう方がいいと考え、ワクワクした気持ちを抑えながら昼過ぎまで仕事をしていた。

16:00頃 退勤

JR山手線で渋谷から代々木に向かうが、途中の原宿で降車し、有志がこの日の為に掲載した『応援広告』をJR原宿駅に見に行った。

こういった文化があるのも知らなかった
すごいな…

丁度筆者が写真を撮ろうした時、スーツ姿の男性が同じく写真を撮ろうとしている所だった。

状況からしてどう考えても『すずはら家(のんちゃんファンの公称)』なのだから軽く話でも出来ればとも思ったのだが、筆者にそんなコミュニケーション能力がある訳もなく・・・。

「こういう時、気軽に話しかけられるような人間になりたい・・・。」

「でも迷惑か・・・。」

「いやでも・・・。」

未だにアイドル/声優ファンのSNSを見ているとその『コミュ力』に憧れる。

友達が欲しい。


推しの誕生日に暗くなっていても仕方ないので、気を取り直して会場へ向かう。
場所は前述した通り代々木にある『山野ホール』。
隣接する学校法人・山野学苑が運営する山野美容専門学校付属施設で収容人数は約800人。
そこそこの収容人数を備え、都心にありアクセスも容易の為、アイドルや声優のイベントも多く開催されている。

面白い形の建物だが肝心のホールは地下にある

到着後、取り急ぎ物販でグッズを購入。
買ったのは本イベント限定のアクリルスタンド。
所謂『アクスタ』というやつだ。

うわっ…、私の推し、可愛過ぎ…?

グッズは事前通販でも販売しており、これ以外にのんちゃん本人がデザインした『キーホルダー』と本イベント用にデザインされた『Tシャツ』は事前に購入していたが、この期に及んでまだ自分をクワトロ・バジーナだと言い張るグラサン野郎な筆者はアクスタだけは手が出なかった。

アイドル文化に慣れていない筆者は、アニメキャラならともかく、リアルな人間の写真が印刷された立体物を部屋に飾ることに抵抗があったのだ。

だが人間とは難儀な生き物で「限定です」とか「もう手に入りません」などと言われるとつい欲しくなってしまう。

「もう、手遅れか・・・。」

しかし、神はいた。

イベントの数日前に会場物販を実施することが発表された。

この報せを聞いた筆者は全てに感謝した。
「神様」
「仏様」
「先祖代々の皆々様」
「Apollo Bay様」
「中学時代、一緒に『シスの復讐』を観に行ってくれた同級生の矢島君」
「ありがとうございます」
「おかげさまで生きております」
と。

こうして手に入れたアクスタは自宅の仕事用デスクに飾り、今もこれを書いている筆者を眩しい笑顔で見守ってくれている。

私が死んだら一緒に焼いてください。
それだけが私ののぞみです。


イベント当日(会場内へ)

18:15 入場開始

入口付近には全国(国外からも)から集ったすずはら家で密集していた。
のんちゃんに向けたメッセージを書き込むスペースもあり、集めたメッセージボードはイベント中本人にサプライズで送られていた。

受付で電子チケットと身分証明書を提示し入場。

階段で地下3階まで降りるとロビーがあり、そこにはやはり有志がこの日の為に用意したフラワースタンド(通称:『フラスタ』)が。

微力ながら筆者が協賛させていただいたフラスタ
改めて主催者の企画力と求心力に脱帽する

実はSNS上で募集していた協賛に微力ながら参加させていただいた。
こういった経験もLiella!にハマらなければ一生縁が無かっただろう。

今となっては当たり前となったこのフラスタという文化だが、個人で出す場合もあるが、ピンキリとは言え安くても数万円は掛かる為、基本的には協力者を募って合同で出すのが普通らしい。

写真を載せきれないので泣く泣く割愛するが、これ以外にも多種多様なフラスタが所狭しと並んでいた。

住む場所やコミュニティは違えど、鈴原希実・21歳の誕生日を祝うという共通の願いの為に集った花々を眺めながら、彼女がこんなにも大勢の人達に愛されているのだと勝手に感動していた。

会場内で指定の座席に着くがここでひとつ自慢させて欲しい。

実は筆者の席は上手側の最前列だった。

時折、配信用のカメラが割り込んで来るぐらいで遮るものは何もない。
これまで以上、今後もあるかわからない程にのんちゃんを近くに感じることが出来る位置だ。

のんちゃんはよく『ファンサの鬼』と呼ばれる。

ライブ中でも観客席に向かって惜しみなく、きめ細やかなファンサ(アイドルが手を振ったり、ファンの挙動にリアクションしたり、指ハートを送ったりするアレ)をすることがファンの間でも有名だ。

かく言う筆者も4thライブの千葉公演でトロッコに乗ったのんちゃんからファンサを受け、あまりの衝撃で無意識に「キャ~~~~~!!!!」と叫んでしまったことがある。

あんな声が出たのは生まれて初めてだ。
周囲に居た人はそれまで普通に応援していた奴が急にトムブラウンみたいな声で叫んだのでかなり怖かったと思う。
(この場を借りてお詫びします。本当にすいません)

そんな人間がこんな距離でのんちゃんを観たら一体どうなってしまうのか?

推しの誕生日が自分の命日になるかもしれないとソワソワしつつ着席。

この時点で開演の19:00までは2~30分。
やることも無いのでボケっと客入れの音楽(イベント開始まで会場で流れている音楽)を聴いていた。

「けいおん」「まどかマギカ」「AKB48」といった懐かしい選曲に混じり「推しの子」といった最新のアニソンまで、ジャンルに偏りはあるものの年代は結構幅広かった印象。

ああいった曲は出演者が選ぶのだろうか。


イベントスタート

19:00 イベントスタート

いよいよイベントが始まる。

暗転と共に音楽が流れ、遂に本日の主役の登場だ。

ピンクを基調としたアイドル然とした衣装に身を包み、今日でめでたく21歳になる鈴原希実が眼前に現れた。

湧き上がる歓声とピンクのサイリウムが会場を包む。
(何度でも言ってやるが筆者は最前列だったので客席は殆ど見てない。あくまで雰囲気からの予想だ)

軽い挨拶の後、イベント開始の合図と言わんばかりにYOASOBIの『アイドル』が流れそれに合わせて踊るのんちゃん。

一瞬「まさか歌ってくれるのか?」と思ってしまったがそうではなかった。
残念。

着席してトークと事前に募集した質問に答えるコーナーに。
(ここからは記憶を辿りに書いていくので事実と多少異なるかもしれないことを予めご了承いただきたい)

誕生日と言えばバースデーケーキということでケーキ登場。

誰ともなく自然と会場全体でハッピーバースデイの歌を合唱する中、ロウソクの火を吹き消そうとするのんちゃん。
しかし、一息で消しきれず「もう一回!」と、最早誰が最初に始めたのかわからない百年戦争みたいなお約束の件も忘れない。

松本人志「『アイドル』やなぁ~」

そして質問コーナー。

印象的だったのは「今後の目標は?」的な趣旨の質問に「頑張って友達を作る!」と表明していたこと。
曰く、この1年で「仲間」は出来たが「友達」はあまり増えなかったとのこと。

仲間。

名前こそ出さないものの、それが誰を指すのかは会場の全員がわかっていた。

以降のコーナーは、
『可愛いセリフを言う』
『可愛いポーズをとる』
『可愛く寝る』(ん?)
『可愛いわたあめを食べる』(は?)
『オリジナルのギャルゲーをプレイする』(ちょっと何言ってるかわかんない)
といった非常にバラエティに富んだものだった。


可愛いセリフを言う・可愛いポーズをとる

これに関しては「可愛かった」以外に言う事が特にない。


可愛いわたあめを食べる

内容は、
「原色のわたあめを食べる」
以上。

これは後述するドッキリで唐突に寝かせる為の隠れ蓑的なコーナーで、本人も完全に戸惑っていたのだが、意味不明過ぎて思いの外盛り上がった。

イメージ

今回のイベント全体に言えることだが、短い時間の中とにかく色々な企画が用意されて非常に満足度が高い内容になっている。

「観客は全員ファンだから何やっても盛り上がるだろ」
といったような手抜きを一切感じなかった。

誕生日イベントなので本人の意向もかなり入っているとは思うのだが、如何にしてファンを喜ばせようかと考えたのかが伝わってくる。


可愛く寝る

実はこれはスタッフが用意したドッキリ企画。
のんちゃんが目を閉じて観客が声を掛け続けている間に、スタッフが前述したメッセージボードを設置しておくというもの。

この時、中々本人が気づかず、堪らなくなったファンが「後ろ!後ろ!」と叫んで気付かせる、宛らドリフを思わせるような件もあってそのライブ感にひとりで感動していた。

書き込まれたメッセージを読み上げながら若干感極まるのんちゃん。
(恐らく去年ののんちゃんだったらここで泣いてた)


オリジナルのギャルゲーをプレイする

本イベントの目玉その1。

のんちゃんの趣味であるゲームを取り入れたコーナーなのだが、
本来こういった企画は、
・制限時間内に『スーパーマリオ』の特定のステージをクリアする
・会場のファンと『テトリス』で対戦する
・『カイの冒険』の98階を8時間掛けてクリアする
etc,
など、既存のゲームを使用することが多い。

しかし我らが鈴原希実は凡百の芸能人とは違った。

そこで我々すずはら家が目にしたものは・・・、


鈴原希実「”鈴原四銃士”を連れて来たよ!」

すずはら家「鈴原四銃士?」

大学の同級生『鈴原希実』
「ふんふん!」

神社の巫女『鈴原出雲』
「うっす、よろしく」

帰国子女『鈴原・アリアンヌ・ノゾミ』
「がんばります、よろしく」

見えないものが視える『透数払呪像観(すずはらのぞみ)』
「よっす、どうも」

すずはら家「実質三銃士じゃない?!」


なんとそれは実写ののんちゃんを取り入れたヨーロッパ企画が作りそうなオリジナルのギャルゲーだった。

ゲームの内容は4人の鈴原希実から一人を選び、途中に現れる選択肢を観客の意見も取り入れつつ選択していき、鈴原希実とのハッピーエンドを目指すというシンプルなもの。

▼ユーザーレビュー
・実質ひとりしか選べないクソゲー
・主人公の言動がキモ過ぎて感情移入できない
・観覧車で爆弾解体するステージがほぼ運ゲー
・UIがクソ
・地獄にシラタキ
・バッドエンドが辛過ぎてで立ち直れない
・のぞみが可愛すぎる

などなど、ゲームのクオリティはお世辞にも褒められたものではないが、まだβ版らしいので今後に期待。

自他共に認めるゲーム好きというのは周知だったので、ゲームに関連した企画は想定していたがこれ程とは。

普通にゲーム実況でもすればファンはそれなりに楽しんだだろうが、そこはファンサの鬼・のんちゃん、ファンを楽しませることに妥協やお為ごかしは一切無い。


お待ちかねのライブパート

そして最後は多くのすずはら家が待ち望んでいた歌とダンスのライブパート。

なのだが、ここで筆者は大きく反省することになる。

ライブパートがあることを想定しておらず、ペンライトを持参しなかったのだ。
最前列にも関わらず立ち上がって手拍子で応援という「お前はさだまさしのライブにでも来たのか」とでも言われそうな、訳の分からないスタンスのファンとなってしまった。

これについては「誕生日イベントなら十中八九歌唱パートがある」という常識が無かった為に起こったミスだと許して欲しい。

次回以降は必ず持参すると誓った。

そしてセットリストは以下。

  1. 「わたしの一番かわいいところ」 FRUITS ZIPPER

  2. 「モア!ジャンプ!モア!」 花里みのり&桐谷遥&桃井愛莉&日野森雫&初音ミク

  3. 「オトモダチフィルム」 オーイシマサヨシ

筆者は最近のアニソンやアイドルにも疎い為、原曲は1曲も知らなかった。

しかし2曲目の「モア!ジャンプ!モア!」、この曲の歌詞にはこんな一節がある。

「その手 掴んだら はなさないから」

これはLiella!の4thライブツアー東京公演のMCでのんちゃんが高らかに宣言したあの言葉と同じだ。

この曲に影響されたのか、その後にこの曲と出会ったのかはわからないが、これらの選曲は恐らく彼女にとっての決意表明であり、自分を推してくれているファンに対するメッセージでもある。

当然、会場は大盛況。

Liella!の担当メンバーである『桜小路きな子』のイメージカラーが『メイズイエロー』である為、Liella!のライブでは黄色いライトを振られることが多いのんちゃんだが、彼女自身はピンクが大好きということで本ライブパートでは会場がピンクに染まった。

毎回思うのだが、セットリストもわからないのになんの曲が来てもコールで対応出来る人達は一体どんな訓練を受けてきたのだ。

自分もいつかああいう風になれるのだろうか。


いよいよ終演

ライブパートも終わり、いよいよ終演。

参加したすずはら家に感謝の言葉を告げ、遂に感極まって涙を見せるのんちゃん。

Liellaファンはご存じの通り、彼女は結構泣く。

ライブのMCでも、生放送でも。
オーディション中も、オーディションの帰り道でも。

しかもその涙は主に「自分の不甲斐なさ」に対して流れることが多い印象。

「え、ここで?」というタイミングで泣いたりするので、本当に見ているこっちが不安になることもあった。

筆者としては彼女のこういう所が目が離せなくてつい気になってしまうのだが、プロ意識に欠けると受け入れられない人がいるのも理解できる。

そんな彼女の涙に変化が現れたのはやはり「掴んだ手をはなさない」宣言から。

彼女なりに自信がついたのか、最愛の仲間・大熊和奏の涙に感化されたのか。
理由はわからないが何かしら心境の変化があったようで、少なくとも「自分の不甲斐なさ」を気に病んで涙を流すことは無くなった気がする。

この時に見せたのも最後までイベントをやり切った達成感と、自分を応援してくれるファンの声援に感激して見せた涙だった。

同じ涙でも、これまで流してきた涙とは違う。

彼女は少しづつだが着実に殻を破り、かつて死にたいぐらいに憧れたアイドルに近付いている。

そんなことを想い、流した涙も気にせず、世界の果てまで届きそうな惜しみないファンサを送り続ける彼女を観ながら筆者も思わず泣きそうになってしまった。

翌日も仕事だったので公演終了後は感動に浸る間もなく即帰宅。

帰宅後、SNSに投稿される感想を肴に酒盛りをしていたが、人によっては参加者同士で打ち上げしたりしてる人もいて大変羨まし限りだった。

いつか自分にもこんな仲間が出来るのだろうか。

気付けば泥のように寝落ちしていた。


おわり

改めて、会場と配信で参加されたすずはら家の皆様、のんちゃんの21歳の誕生日を一緒にお祝い出来て大変光栄でした。
今後もLiellaのライブ等でお会いする機会があるかと思いますが、「あの気持ち悪いライブレポのやつか」と気軽に声を掛けていただければ喜びます。

自分にとって初のフラスタ協賛を主催していただいた『じもさん』、イラストを描いていただいた『ふやんきーさん』、その他協賛者の皆さん、ご尽力いただきありがとうございます。

そして鈴原希実さん、21歳の誕生日おめでとうございます。

お祝いするこちらも楽しくなってしまう素敵なイベントでした。
のんちゃんの21歳が素敵な一年となりますように。

これを書いている間にLiella! 5thツアーの当落発表があり、自分は運よく応募していた東京公演に2日間共現地参加が決定した。

年末には『異次元フェス』、来年3月には『ユニット甲子園』、いつになるかわからないが『アニメ 3期』と、今後もLiellaとのんちゃんは大忙しだ。

自分もそんな彼女達の為にも、という建前で自分が楽しむ為に死なない程度には全力で応援していきたい。

読んでくれてありがとうございます。

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