⬛DVDオーサリング DVDを綺麗に作る。ソフト連携編 その1
映像ファイルから綺麗なDVDを作成する方法。
今回使うのはTMPGEnc Video Mastering Works 7とAdobe Encore
この2つを使うシチュエーションとしては、出来るだけ綺麗な動画を使って、かっこいいDVDメニューを作りたい。このようなときに有効です。
注意 Adobe Encoreの開発は終了していてサポートもないし購入もできません。なのでEncoreを所有していない、なに?Encoreってという方は意味のない記事になります。
今回はEncoreを使える方限定の記事になります。
1.Encoreのエンコードはマジで汚い。
mp4をEncoreのタイムラインに乗せてDVDを作成した経験がある方はわかると思いますが、ブロックノイズのようなDVDになります。いかに汚いとはいえこれはあまりにも・・・・
編集ソフトのPremiereはわかるけど、Encoreはわかんないという方にありがちです。
2.AdobeのMediaencoderやPremiereのDVD書き出しはものすごく中途半端
中央値をテンプレートにしているせいか、そこそこの映像しかできません。
上記の2つのことから、Encoreを使うときはMpeg2の映像を使用しないととんでもないことになる。Adobeの変換機能でDVDに対する愛情はない。ということが分かります。Mpeg2だかDVDが憎いか嫌いなんでしょう。
さて、今更ですが、DVDのMpeg2を最高にきれいにエンコード、トランスコードするソフトはTMPGEnc Video Mastering Worksです。まじで。
ということで、TMPGEnc Video Mastering Worksで変換した映像データをEncoreで使おうとした場合どうなるかを説明します。
まず、DVDをきれいに作る大前提としては、ハイビジョン動画を綺麗にダウンコンバートする。映像のビットレートを可能な限り上げる。これに尽きます。
ということは、オーディオはおのずとAC3(ドルビーデジタル)になるのですが、マスタリングワークスとEncoreはこの相性がよくありません。オーディオが映像より少し長くなります。
解決方法。
1.画質は犠牲になりますが、LPCMオーディオでエンコードするとEncoreで音のずれが起きませんでした。
2.元ファイルを2つの方法で分けます。映像はマスタリングワークスでオーディオはPremiereかMediaencoderで作成したAC3を使用します。映像の音声を削って、新しく別音声を作る形です。これで長さは解決しました。
Encoreを使うDVDのシチュエーションはかなり限定的になっていますが、オリジナルのメニューをPhotoshopで作った場合、可能な限り、そのイメージをメニューに反映させようとすると、同メーカーのEncoreが一番親和性があるといえます。
メニュー部分はPhotoshop一番反映できるEncoreでオーサリング、ただ、PremiereやMediaencoderだと、画質が満足できない。という方には、マスタリングワークスとEncoreでDVD-VIDEO作成が最適です。
ただし、AC3は相性が良くないので、LPCMでの作業がおすすめです。どうしてもAC3がいい場合は2回に分けて、画像はマスタリングワークス、音声をPremiereかMediaencoderで作成し、Encoreで合体させるというのがいいようです。
今更感が満載ですが・・・・「Scenarist」以外ほぼすべてのオーサリング、ライティングソフト、エンコーダーを試し、行き着いた結果がこの記事になります。