ライター本を書いた経緯
このnoteでは、自分のための日本語の復習として、文章ネタや言葉ネタを取り上げていますが、今回は先日上梓した拙著『副業×定年準備×生きがいづくり 人生を変える! 50歳からのライター入門』を著した経緯について綴ります。
私は2013年に勤務先のリストラに遭い、所属していた部門がなくなったため失業することになりました。
それで再就職しようと試みたのですが、おそらく業界不況や人材としてのスキル不足、53歳という年齢などの理由からか、応募先のどの会社からも不採用の通知すらもらえず再就職を断念。
そこで会社員時代の終盤から副業として始めていたライターの道を選びました。というかそれしかできることが思いつきませんでした。
コネもなく、ライターとしての教育も受けたこともない私でしたが、挫折することなく(というか食べていくためにやらざるを得ず)2022年の今もライターをしています。
ありがたいことにWebマガジンやオウンドメディアのお仕事をいただけるようになり、やがてブックライティングの仕事もいただけるようになりました。
と、あるときスポットのライティングセミナーで講師同士としてご一緒したライターさんとお互いに自己紹介をしているときに、次の様なことを言われました。
「Webライターからブックライターって、活動範囲が広いですね。しかのWebから始めて印刷媒体に進まれたのは珍しい」
と、驚かれ、ライターとしてのキャリアについて質問攻めに遭いました。
なるほど、私のライターとしてのキャリアは自分が思っていたよりも興味深いモノらししい。
それからこの度の著書を出すまでにはさらに何年も経るのですが、その間、ずーっと気になっていたことがあります。
――私の他にも、リストラされたり倒産したりして職を失い困っている中高年や、現在の仕事が辛くて別の可能性を探している中高年、あるいはライターに限らずフリーランスになったはいいが、行き詰まってしまった中高年が増えているのではないか?
そして、もしかしたら私が辿ってきた苦労は、誰かの役に立つのではないだろうか、と思い続けていました。
やがて新型コロナウイルスの感染流行が始まります。
コロナ不況が始まると、私もイベントの取材や対面取材の仕事がぱったりなくなりました。
――やばい、仕事が激減している!
慌てました。手が空いているじゃないか、と。
そのとき、思うのです。
――あれ? なんだこの時間は。今こそ自分の本を書くときじゃないか!
そうして書き上げたのが『副業×定年準備×生きがいづくり 人生を変える! 50歳からのライター入門』でした。
原稿ができあがると企画書も作成し、ブックライティングのお仕事でお世話になった編集者さんに持ち込みます。
ありがたいことに編集会議で取り上げていただき、出版が決定しました。
その後、出版社さんのアドバイスを受けつつ原稿をより読みやすい構成に書き直すなどはしましたが、当初のコンセプトの基本は変えないままに、より実践的な要素を加えて本書ができあがりました。
この間、やや書きすぎてやや脂肪質だった私の原稿を、編集者さんが手間を掛けて筋肉質の本に仕上げて下さいました。
と、長くなりましたが、このようにしてできあがった本書は、中高年だけでなく、ライターやフリーランスを目指している若い人たちにも必ずなにかしらのヒントになる本に仕上がっていると自負しております。
ありがたいことに、TwitterでもDMで嬉しい評価をたくさんいただきました。
残念ながら、なぜかTwitterは突然凍結されてしまいましたが、今後もnoteで情報発信を続けたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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