市役所や新聞社でも「やむ負えない」って間違っているのは「やむを得ない」のか?
あれれ、調べごとをしていたら、以下の記事を見つけてしまった。
いやいやいや。いくらネットでもマスコミだから校閲してるよね? と思いましたが、たまにはやってしまうのでしょう。
「やむ負えない」ではなく「やむを得ない」ですよね。
でもさすがに公的なページではこの手の間違いはないだろうなぁ、と思いつつ、性格の悪い私は検索しちゃいました。
あった……。
なんと東京都中央区のホームページに。性格悪いから紹介してしまおっと。
「やむ負えない」って表現は、まさか市民権えているのでしょうか。
あ、またあった……。
しかもこんどは見出しでも間違っている……。
惜しかったのが大田区のホームページ。
惜しい。「やむ得ない」と「を」が抜けているのです。
「やむを得ない」は「止む」を「得ない」、つまり「やめることができない」で「仕方なくやる」という意味です。
いやいやいや。
「やむを得ない」を「やむ負えない」と間違えるのは人間だから「やむを得ない」かもしれません。
しかし、「やむおえない」とわざと間違えて入力して変換すると、ATOKではちゃんと間違いだと指摘されました。なので、ATOK使っている人は間違えないかもしれません。
もしかすると、「やむを得ない」を「手に負えない」と混同しているのかもしれません。確かに似ています。
しかし、このような誤りは、「指摘せざるを得ない」なぁ。