はい、また、揚げ足取りの時間がやって参りました。
なぜ、このような性格の悪いことをしているかというと、自分が間違ってしまうためです。
ですから、人様のまちがいを指摘することで、何よりも自分に「活を入れている」のでございます。
で、早速「lifehacker」さんのある日のコラムのタイトル。
気持ちは分かります。しかし「喝」とは単に大きな声を出すことであって、活力を入れることではありません。
しかし、座禅中の禅僧に迷いが生じたとみられたときに大きな声を掛ける「喝」は、映像的には「気合いを入れる」に近いので、つい、「喝を入れ」たくなるのでしょう。
「喝」の使い方は、「一喝する」や「カツを喰らわす」が正しく、入れる場合は「活を入れる」です。
といっても、やはり「喝」の字面は、タイトルに使いたくなるようで、
などと他にも出てきますね。
で、毎日新聞の校閲センターさんのコラム『毎日言葉』では、「喝を入れる」という誤用が浸透したのはどうやらこの人の影響ではないか? と控えめに書いてました。
その人とは、張本勲氏です。
と言いますか、これ、音声を文字化したTBSさんやサンスポさんの誤用では? とも思ってしまいました。
で、『毎日ことば』では以下のように解説されています。
さて、暑さ負けしている自分にも「活を入れる」とします。