#7 ベルンシュタインから考える①『巧みさとは何か?』
早速ですが、
運動神経って何でしょうか?
実は、なかなかパッと答えられる人は少ないですよね。
この記事を読まれている方も幼少期に、運動が上手だった!体育は得意だった!、という方がおられると思います。
いわゆる「運動神経」が良いというヤツですね。
子どもの頃の運動が出来る/出来ないは、かなり大きなポイントです!
その出来不出来によって、周囲への発言力や自尊心にも大きく影響します。
そして、異性から注目を浴びるってことにも大いに関係するでしょう!笑
では、「運動神経」とは一体何を指すのでしょうか。
巧みさとは?
「運動の自由度」と言えば、必ず名前が挙がるベルンシュタインの著書から探っていきたいと思います。
なお、ベルンシュタイン著の『デクステリティ 巧みさとその発達』は、初学者の方でも比較的読みやすい内容になっています。
ちなみに、この著書の中では、「運動神経」という言葉は出てきません。「運動の巧みさ」という表現で記されています。
ベルンシュタインは「運動の巧みさ」を以下のように特徴付けています。
何となく、分かるような分からないような…
具体例を出すと、クリスチアーノ・ロナウドの投球シーンを見ると分かりやすいかも知れません。
クリスチアーノ・ロナウドについては説明不要でしょうが、現在のサッカー界を代表する選手です(世界年間最優秀賞のバロンドールを5回も受賞)。本当に超一流のサッカー選手です!ちなみに、年俸は39億円(2021年)!!!
サッカーで有名なロナウド選手ですが、その投球シーンをご覧になった方は少ないのではないでしょうか。
野球をやっている方からすれば、決して上手くはないですよね。百歩譲っても、早い球速は出なさそうです。
これはベルンシュタインのいう「運動の巧みさ」には当てはまらないと言えます。
トップクラスの選手も、必ずしも運動が巧みではないと言うことです。
「運動の巧みさ」の特性
概念は分かってきたので、もう少し細かく見ていきましょう!
その特性は3つあります。
特に、「誰もが手にいれることが出来る」という項目には惹かれますよね!
そして、力強さや持久力などと言ったシンプルな基礎運動能力ではなく、それらを組み合わせ、状況に応じ変化させる能力が非常に重要だと言う事が分かると思います!
では、どうやって手に入れる事が出来るのでしょうか。
ゴールデンエージと言われるタイミングがあるのかやその方法などが気になりますよね。
これから、少しずつ探って理解を深めていきたいと思います!
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