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人生を活きる

まだそんなに昔ではないのですが、ある有名人歌手のマネージャーをされていた方から、「どんな人でも活躍できる仕事はある!もし仕事が出来ないと感じるスタッフが居たら、それは経営者の責任だ!」と言い切られたことが有りました。

その時は、自分がもっと人を活かす事を考えねば!と、出来もしないのに経営者気取りで意気込んだ記憶もあります。あれから数年、未だに経営者としての自信は相変わらず薄いですが、最近解ったことが有ります。

それは仕事を一から十まで指示してしまう事が人の個性を封じ込んでしまい、一人一人が考える機会と失敗成功、そして成長するチャンスを奪ってしまうという事です。うーんなるほど!今文章に起こして改めてその通りだなと唸ってしまいました。

要するに頼り無い社長の方がスタッフは成長する!ということかと(笑)こんなこと書くとスタッフに怒られそうですが大真面目です。みんなが持っている力を出し切って、農園の仕事に、やりがいと生きがいを感じて欲しいです。それが活きるという事なんじゃないかと。

今農園の生産部門には、仕組み部、種まき部、子育て部、お届け部というの部署があり
スタッフそれぞれが考えて動ける仕組みを作っています。みんな本当に良く動いてくれていて感謝しています。まだまだ僕が関わらないと間に合わない部分があり、逆にそれがみんなが動きにくい場面を作ってしまっている事を考えると、ゆくゆくはスタッフ自らが協力して全てを動かせる様になるんだなぁと確信しています。

じゃあ、社長は何をするんだい!と突っ込まれそうですが、やりたい事がいっぱいあるので困っているくらいでその中の一つが育種です。パンジービオラの育種って言っても良くわからないですよね。種を種苗会社から買わずに自分のところで花粉つけを行い種を取りながらまだ見たことも無い花の種類を探していくことを育種と言います。次回は、そんな農園のオリジナルビオラをご紹介したいと思います。

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