短歌

いつの日か
キラキラ光る
蝶になる
モリモリ食べて
元気に育て！

最初は黒くて小ちゃいのに
どんどん大きくなって
いつの間にか青くなる
そして、日に日に大きくなる
成長が早い

キレイなアゲハチョウになることが
約束されているこの青虫
なんだか、ちょっと羨ましい

人間に生まれた私を
青虫は、羨ましいと思うのか?
考えもしないのでしょうね

お腹が空いたら葉っぱを食べて
満足したら眠って
そして、大きくなったら蛹になって
当たり前のように蝶になる

毎日ごはんを食べて
仕事をして、家事をして
夜になったら眠る私
いくつになっても蝶になれない
当たり前だけど人間のまま
成長しているのはお腹周りだけ？

蝶のようにキレイに羽ばたく人もいる
鷹のようにカッコよく飛べる人もいる
孔雀のように皆の目を引く人もいる
だけど、皆んな人間

何かになりたいと思うから
苦しいのかな？
誰かと比べてしまうから
切ないのかな？

自分は自分っと認めて
受け入れてしまえばいい
当たり前のように私として生きる
モリモリ食べて、よく眠ろう！