デイトレ ・スキャルピングの立ち回り(1日の立ち回り方を時系列に沿って解説)
この記事では、1日の立ち回りについてまとめました。
どのような立ち回りでデイトレやスキャルピングをしているのかを、時系列で書きました。
以前はスイングトレードをメインにしていたのですが、現在はデイトレ・スキャルピングをメインにしています。
その理由は「安定して稼げるから」です。
スタンスとしては「なんでもやる」です。
期待値がプラスのことはなんでもやる。
期待値がプラスのことを繰り返しやれば、大引けの時点で利益を手にしている!
このような考えでやっています。
では、寄り付きから時系列に沿って解説していきます。
寄り付き
寄り付きで「前日の終値近辺で寄り付きそうな銘柄」を買うことはほとんどありません。
「ギャップアップした銘柄」は、好材料が出て「寄り付きからさらに上昇するはず」と思える場合は寄り付きで買うことがあります。
でも、リスクがやや大きいので、見送ることのほうが多いです。
寄り付きで買うのは「ギャップダウンした銘柄」です。
リバウンド狙いで入ります。
もちろん、ギャップダウンした銘柄ならなんでも買う、というわけではありません。
「板の状況(注文状況)」と「チャートの形」から、「寄り付いた後、株価が下がりにくい」と思えるような銘柄だけを狙います。
とくに、節目の辺りに買い注文が多く入っている銘柄は寄り付きから大きく下がる確率が低いので、しっかり狙っていきます。
基本的には寄り付きで買いますが、寄り付いてから少し下がったところで買うこともあります。
また、一括で買うこともあれば、分割で買うこともあります。
これらは「板の状況」によって決めています。
寄り付き直後
寄り付き直後は、「ギャップアップした銘柄」と「値上がり率ランキングにランクインした銘柄」を狙います。
「ギャップアップした銘柄」は先にも述べた通り、寄り付きでは買うことは少ないです。
基本的には寄り付いてから下がってきたところで買います。
リバウンド狙いか押し目買い。
「チャートの形」や「ギャップアップした理由」によって、リバウンド狙いにするか、押し目買いにするかを決めます。
どのくらい下がったところで買うかは、「板の状況」と「チャートの形」で決めます。
ギャップアップ後に下がらなかった場合は、始値よりも上で「波乗りトレード」。
「推進波⇒調整波」から再び推進波に戻る動きで乗ります。
押し目買いの形です。
「値上がり率ランキングにランクインした銘柄」は、飛び乗り、リバウンド狙い、押し目買いで入ります。
「好材料が出ている場合」や「日足ベースでの切り返しの場合」は、飛び乗りで入ります。
飛び乗りはリスクがやや大きいのですが、うまくいくと大きな値幅を獲れることがあります。
買った後に急落することも多いので、反射的なロスカットが必要です。
「好材料が出ていない場合」や「直近で大きく動いていない場合」はリバウンド狙いか押し目買いで入ります。
どのくらい下がったところで買うかは、「板の状況」と「チャートの形」で決めます。
手法の記事
リバウンド狙い手法 1分足編(デイトレ・スキャルピング)
寄り付き直後から前引けまで
常に、「騰落率ランキング」と「監視銘柄を登録している株価ボード」を見て、値動きの大きい銘柄を探します。
監視銘柄は主に以下の銘柄です。
①材料が出た銘柄
②直近で株価が大きく動いた銘柄
③トレーダーの注目度が高い銘柄
④過去にトレードした銘柄
トレードはリバウンド狙いをメインにします。
手堅く稼げるからです。
いいタイミングがあれば、押し目買い、飛び乗り、カラ売りでも入ります。
株価の状況によって、スタイルを使い分けています。
「5分足チャートのパッと見で株価状況を分析する方法」を使って、上昇傾向か、下落傾向か、レンジかを見極めます。
上昇傾向……リバウンド狙い、押し目買い、飛び乗り
下落傾向……リバウンド狙い、カラ売り
レンジ……リバウンド狙い
これはよく、寄り付き前にポストしています。
理想としては、「リバウンド狙いで手堅く稼ぎ、その利益分でリスクを取って、押し目買いか飛び乗りで大きく稼ぐ」といった立ち回りです。
もちろん、どのような状況でも大きな値幅を狙うわけではありません。
「大きな値幅が期待できる状況」であることが大前提です。
これについては、『デイトレで大きな値幅を狙える状況』の記事を参考にしてください。
後場よりから大引け直前まで
後場も、「騰落率ランキング」と「監視銘柄を登録している株価ボード」を見て、値動きの大きい銘柄を探します。
そして、リバウンド狙い、押し目買い、飛び乗り、カラ売りで利益を積み上げていきます。
前場に大きく上昇した銘柄が、後場になって大きく下落する、ということがよくあります。
この場合、リバウンド狙いかカラ売りで入ります。
リバウンド狙いの場合は、「1分足チャートの波形」と「板の状況」から、「一旦、下げ止まりそうなところ」を見極めて入ります。
カラ売りの場合は、「戻り売り」か「追随売り」のスタイルで入ります。
戻り売りは「移動平均線」や「節目」を手掛かりにします。
追随売りは「節目」や「切り上げライン」を手掛かりにします。
これについては、2023年12月刊行の『株トレード カラ売りのすごコツ80』に書いてあるので、カラ売りをされる方はこちらを参考にしてください(ちょい宣伝)。
直近で大きく上昇した銘柄は14時過ぎに暴落することがあります。
このような銘柄もリバウンド狙いかカラ売りで入ります。
リバウンド狙いの場合、基本的には細かく抜きます。
下降トレンドなので、小さな戻りで利食いする。
ただ、「オーバーシュートでの下落で入れた」という場合は大きなリバウンドを狙います。
数十秒、数分で大きな値幅を得られることがあります。
カラ売りの場合は節目を下抜けしたところで入ることが多いです。
節目の少し上まで戻った場合はロスカットします。
うまく暴落すれば、数分、数十分で大きな値幅を得られます。
大引け直前から大引けまで
以前は「オーバーナイト(1泊持ち越しのトレード)」にも力を入れていたので、大引けで新規のポジションを持ちました。
米国株価指数が「プラスマイナス0」だったとき、翌日、ギャップアップで始まるか、ギャップダウンで始まるか、を考えます。
米国株価指数が「プラスマイナス0」ということはないのですが、「だとしたら」ということです。
ギャップアップで始まりそうな銘柄を買い、ギャップダウンで始まりそうな銘柄を売る(カラ売り)。
「チャートの形」と「雰囲気」で見極めます。
今はオーバーナイトをほとんどしません。
ただ、デイトレで買って含み損が出ているポジションは、スイングトレードに切り替えるか、大引けで利食いするかを検討します。
翌日、ギャップアップで始まりそうなら、持ち越します。
以上です。
この立ち回り方が正解というわけではありません。
「私はこうしている」というだけです。
デイトレを約20年間、続けてきて、この立ち回り方になりました。