負けトレードを分析すれば、デイトレ・スキャルピングが上手くなる!
この記事では「負けトレードの分析方法」を紹介します。
継続して稼げるトレーダーになるためには、負けトレードの分析がとても大切です
負けトレードをしっかりと分析し、同じようなトレードをしないようにする。
「負けを減らす」ということです。
負けを減らせば、勝ちトレードのほうが多くなり、結果として、トータルで利益が出やすくなります。
負けトレードの分析方法は人によって異なると思います。
この記事では私なりの分析方法を紹介します。
負けトレードの分析方法
分析の流れは以下の通りです。
①なぜ、その銘柄を選んだのかを考える
②なぜ、そのタイミングで買った(売った)のかを考える
③どのような株価状況だったのかを調べる
④日中足チャートで「買ったタイミング」と「売ったタイミング」をチェックする
⑤日足チャートで「買ったタイミング」と「売ったタイミング」をチェックする
⑥売買を完結させるまでの心理状態を考える(思い出す)
①なぜ、その銘柄を選んだのかを考える
まずは、「なぜ、その銘柄を選んだのか」について考えましょう。
たとえば、
「決算が良かったから」
「値上がり率ランキングにランクインされたから」
「〇〇さんがXで推奨していたから」
など。
銘柄を選んだ理由が何かしらあるはずです。
「なんとなく目に留まったから」でもいいでしょう。
②なぜ、そのタイミングで買った(売った)のかを考える
次は、「なぜ、そのタイミングで買ったのか(カラ売りの場合は売ったのか)」について考えましょう。
「そのタイミングで買った理由」です。
たとえば、
「ギャップアップしたので、なんとなく飛びついてしまった」
「大きく下がってきたので、もうそろそろ上がるだろうと思って買ってしまった」
など。
③どのような株価状況だったのかを調べる
次は、どのような株価状況だったのかを調べます。
たとえば、
「前日はストップ高で、当日は大きくギャップアップした」
「当日は寄り天で下降トレンドになっていた」
など。
④日中足チャートで「買ったタイミング」と「売ったタイミング」をチェックする
次は、「買ったタイミング」と「売ったタイミング」を日中足チャートでチェックしましょう。
5分足チャートを使っている人は5分足チャートで、1分足チャートを使っている人は1分足チャートでチェックします。
「買ったタイミング」と「売ったタイミング」に印をつけてみると、とんでもないところで売買していることがあります。
たとえば、「長い上ヒゲの先端近く(高値近く)で買っていた」「レンジを下抜けして下降トレンドが始まったところで買っていた」など。
⑥売買を完結させるまでの心理状態を考える(思い出す)
最後に、銘柄選びから売買を完結させるまでの心理状態を考えます。
よく思い出してみましょう。
負けにつながった理由が見えてくるかもしれません。
たとえば、
「急騰している株価を見て、焦ってしまった」
「株価が下がって含み損が出たけど、もう少し様子を見ようと思っているうちに含み損がどんどん拡大してしまい、売るに売れなくなってしまった」
など。
ボリンジャーバンドを使って分析してみる
「④」と「⑤」では、ボリンジャーバンドを使ってみてもいいでしょう。
不利な状況でトレードしたことに気付くかもしれません。
たとえば
「日足チャートで+2σから大きく上に離れている状況で買っている」
「バンドウォークしながら下降している状況で買っている」
など。
負けトレードの分析データを集めると「自分の負けパターン」が見えてくる
1、2回分の負けトレードを分析しても、見えてくるものは少ないと思います。
しかし、20回分、30回分……とデータの数を増やしていくと、多くのものが見えてきます。
とくに、「自分の負けパターン」がはっきりと見えてきます。
たとえば、
「ギャップアップしたのを見ると、つい飛びついてしまい、急落に巻き込まれて大損した」
「含み損が出たとき、(すぐにロスカットしないで)様子を見てしまい、ロスカットが遅れて大損した」
など。
負けトレードの分析データを今後のトレードに活かす
負けトレードを分析しただけでは、デイトレードやスキャルピングで儲けられるようにはなりません。
負けトレードの分析データを、今後のトレードに活かすことが大切です。
負けトレードの分析データをもとに、「自分のトレードルール」「トレードスタイル」「エントリーパターン」「手法」などを変えていきましょう。
良い方向に変えていくわけです。
たとえば、
「ギャップアップしたのを見ると、つい飛びついてしまう」
というのが負けパターンであれば、しばらくの間は、ギャップアップしても飛びつかないようにします。
「含み損が出たとき、(すぐにロスカットしないで)様子を見てしまい、ロスカットが遅れる」
というのが負けパターンであれば、様子を見ないで、すぐにロスカットします。
一つ一つ着実に、自分のトレードを良くしていきましょう。
初めからトレードが上手な人はいません。
誰しも初めは下手です。
少しずつ上手になっていくわけです。